今の所、継続して感想を書くつもりはないんですが、
とりあえず初回の印象を少し。

完全に個人的な解釈で突っ走るよ!


※ネタバレします?

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☆第一話の感想というか印象を少し。

視聴前に多くの酷評を目にしていたせいか、
元々、原作通りなど期待していなかったせいか、
予想よりも良い印象をもった一話でした。

初回だけの印象ならば、
私はこのデスノート、アリです。


しかし、不満がないというわけではなく。
「これはちょっと」と思う部分も多々ありました。

特に脇役。
松田とワタリのキャラ改変が
なんとなく受け付けませんでした。

松田はおバカな若者だけれど、
おバカだからこそ人情味があって、
誰にでも親近感や情を抱いてしまうところが
良いなと思っていたので、
今回の単に軽そうな松田はちょっと・・・。
金がどうとかいう松田はちょっと・・・。
でも、今回の松田はこれからそういう長所が
分かってくるのかもしれません。

しかし、ワタリは・・・。
いちいちLを小馬鹿にするワタリはちょっと・・・。
何故、ああいう風にしたのでしょう。
後々、意味が分かってくれば
受け入れられるかもしれませんが、
今の所はちょっと・・・です。

あ。
あと、最後にニアが会話してた?人形?って・・・
もしかして・・・もしかしてだけど・・・メロさん??
受け付けないとかそういう次元じゃないよ、
メロー!!
爆笑しちゃってごめんね、メロー!!
しかし不憫な・・・。


逆に、月とLのキャラ改変は面白いと思いました。

私の知っている「月」と「L」ではないので、
別人のような感覚で観ていますが、
これはこれで面白いです。

原作だと、
月は独善的で自分の異常性に気付かない人間。
Lもわりと独善的で、しかし世間の常識に照らして
自分の異常性を多少は知っている人間。
そういうイメージがありました。

しかし所詮は他人をどこかで見下す知的エリート二人、
根本は似た者同士の命を賭けたゲーム。
そういう風に見えました。


でも、このドラマだと、
月は自分の異常を自覚する普通の人間で、
Lは自分の独善を疑わない傲慢な人間・・・
そういう風に見えます。

原作にあった月の「新世界の神になるは正義!」
という傲岸不遜な魅力が見られないのは残念ですが、
ドラマの月には普通の人間が堕ちていく過程、という
別の見所がありそうで、これはこれでわくわくします。

自分が正義ではないのは知っているけれども、
世の中を良くしようという思いは変えられない。
出来るなら平凡に平穏に生活したかったけれど、
もう戻れないし、進むしかない。

そういう月は、「月」ではない気がするけれども、
これはこれで興味があります。

勿論、原作の自分が絶対正義と信じて疑わない
頭が良くておバカな月も大好きですが。


で。
一方のLは。
原作であった愛嬌が綺麗に捨て去られ、
すっかり変人で嫌味なナルシスト様に・・・(笑)
変人で嫌味だけど愛嬌がある、ではなく、
変人で嫌味でナルシストって・・・
ただ単に嫌な奴じゃないですか!(笑)

これ、役者がどうとかいう問題じゃなくて、
そういう風に故意に描いている・・・ということ・・・
だと私は思いましたが、どうなんでしょう。

うーん・・・。
しかし、Lは、月と比較すれば当然とてもマシですが、
根本的な性格(負けず嫌いな子供なだけ)は
月と似た者同士だと個人的には思っていたので、
この傲岸不遜なLはこれはこれでアリです。

元々、Lのことを正義とは思っていなかったので、
この「嫌味さマシマシ」なLも受け入れやすかったの
かもしれませんし、興味があります。

こっちのLは自分の異常性、幼稚性に
気付いていなさそうだし、
これからその鼻っ柱が圧し折られることが
あるのかと思うと・・・わくわくします。
L様、派手に行こうぜ!!



原作ではどちらかというと、

突出した異常な月 対 一般人寄りの立場にいるL

だった構図が、ドラマでは、

一般人の感覚を持つ月 対 唯我独尊なL

になっているように見え、
これはこれで興味があります。


総合して、私はこの初回楽しみましたし、
次回も楽しみにしています。


このまま新解釈で面白いものが観れればいいな~。
駄目になったらなったで・・・
それはそれで・・・まあ・・・ふふ。