「終わりのセラフ」
第一話~第二話の感想です。

伝勇伝はどうなって・・・あ、なんでもないです。
というか、
原作があーなってこーなってから読んでませんが、
今どんなことになってるんですかね。


※ネタバレします。


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☆第一話「血脈のセカイ」の感想です。

ある日、突然、人類の世界は終わった。
14歳以上の人間を死に至らしめる謎のウイルスが
蔓延し、大人が死に絶え、社会が崩壊したのだ。

・・・どんなウイルスだ。
どうも人工的に作られたものらしいけど・・・。
そんなウイルスを世界にばら撒いちゃうなんて
実験してた人達、うっかりさん☆
とか言ってる場合じゃない。


世界滅亡後。
生き残った子供たちは保護された。
吸血鬼によって。
子供たちは吸血鬼の糧となることでのみ
生きることを許されたのだ。

吸血鬼・・・。
突然、出たな。
どこから湧いて出たんだ。
そして吸血鬼にはウイルスが効かないのか・・・。


吸血鬼の国で血を奪われつつ、
貧しい暮らしを許されている子供たち。
百夜優一郎と百夜ミカエラ、そして数人の孤児たちも
そんな暮らしを強いられてる一人だった。
しかし。
彼らはただ家畜のように生きる生活を甘受するほど、
プライドを捨てたわけではなかった。
彼らはある日、行動を起こした。
元の世界への逃亡という行動を・・・!

子供たちがただ食糧としてのみ
生かされているという描写。
虐げられた家畜同然の生活。
魂まで売り渡して豊かになるのか、
それとも反抗して死に至るのか。
葛藤と怒りと忍従。
それから逃亡。

この辺りの子供たちの生活の様子や
葛藤は観ていて面白かったです。
一緒になって不安になったり、
納得したり、出来なかったり。
ハラハラしました。

が。
ハラハラはしたんですが、
逃亡に関してはハラハラしませんでした。

だって。

フェリド「今夜も僕の館に来るのかい?」
     (ミカエラの頬を撫でつつ)

ああ、お稚児趣味ってやつですね。
分かりましたよ。
登場して30秒ほどで完全に了解しましたよ。
こいつ、変態だ!

そのフェリドの館から
銃と地図を入手したというミカエラ。
これで逃亡しようと誘うミカエラ。

・・・悪い事は言わないから止めた方が。
だって、あいつ変態だし。

先のことを全く考えず、
とにかく脱出という行動に出る子供たち。
流石に子供。
仕方ないけれど子供。

・・・悪いことは言わないから止めた方が。
だって、あいつ変態だし。

そして・・・
あと少しで

フェリド「あっは~ん♡待ってたよ♡」

ですよねー。
知ってた。
だって、こいつ変態だし。

フェリド「希望が突然消え去る時の人間の顔。
     だからこの遊びは止められないんだよねえ」

だよねー。
わざとですよねー。
知ってた。
こいつ、変態だし!!

・・・という。
変態が変態であるがゆえに
逃亡の失敗は完全にお約束で知ってました。
分かってました。
だって変態だしな!
そして、多分、あいつ死んでないよ。
だって変態だしな!!

まあ、そんなわけで。
惨い結末になってしまったわけですが。
一人生き残ってしまった優一郎が、
これからどうなるのか気になります。


どうでもいいけれど。
最初にフェリドに失血死させられた女の子が
7歳前後と仮定して、体重を23kgと仮定します。
そして、体重1kgつき80mlの血が流れていると
すると、全血液量は1840ml。約1.8ℓ。
人間は体内の全血液の1/2を失うと死に至ると
考えると、1.8ℓの半分は0.9ℓ。
1ℓ弱。
ほぼ1ℓをあの一瞬で飲んだフェリド様。
一気。一気。
すごいですな。
貴族だから接待慣れとかしてるのかな。



☆第二話「破滅後のニンゲン」の感想です。

あの悲劇から四年・・・
百夜優一郎は・・・
高校生活をエンジョイしていた!!

何故だっ!!

いや、まあ、エンジョイはしてないみたいですけど。

しかし、唐突に高校生の日常(?)が始まって
びっくりしました。

軍で違反行動をしたために学校へ送られたんですね。
って、どんな軍だ!
グレン中佐がお茶目なんですかね。
「友達作ったら軍に戻してあげる」って、どんなだよw

というか。
二話で全体的に驚いたことなんですが。
今、結構余裕があるんですね、人間側。
綺麗な都市もそれなりに出来ているし、
学生が「帰りにアイス食べよー」と言っているし、
缶ジュースやパンがあれだけある。
結構・・・余裕あるじゃないですか。
吸血鬼とかもういいんじゃないかなー・・・

とか思ったら、
突然の爆発。
吸血鬼の暴走。
前言撤回。
やっぱり駄目っぽかったです。

そんなわけで。
どさくさに紛れて友達が出来た優一郎は、
友達も一緒に念願の吸血鬼殲滅部隊に
入ることが出来ましたとさ。
めでたしめでたし。



・・・何故、高校だったのだろう??