「PSYCHO-PASS2」
第九話の感想です。

あっと気付けば、
もう最終回がすぐそこ・・・。
やっぱり感想書くの追い付かなかった。
まあ、いいか。

あー。
あと、これを書いた後に十話を視聴したので、
もう解消された疑問もあるんですが、
直すのも面倒だし、そのままアップします。


※ネタバレします。

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☆第九話「全能者のパラドクス」の感想です。

シビュラの真実を知る霜月。
霜月を使って朱を黒く染めようとする東金。
鹿矛囲の思考を推測する朱。
シビュラを裁こうとする鹿矛囲。
大詰めの雰囲気が漂ってきた九話。


なんですが・・・。

よく・・・わからなくなってきた・・・。

誰か解説して・・・。


ええと。

鹿矛囲の目的は「シビュラを裁くこと」が
第一・・・ですよね?
自分の人生を変え、同級生や多くの人々の
命を奪った「地獄の季節」。
それを生み出したシビュラに復讐し、裁く。

そのために、
公安局員たちを裁き、
「地獄の季節」の責任の一端を担う
国交省の役人たちを裁き、
今は同じ境遇の仲間たちとシビュラの元へ
向かっている。

・・・という、こと、ですよね?


何故、鹿矛囲はドミネーターに拘るんでしょう?
シビュラに復讐するだけならば、
ドミネーターを使用しなくても出来ます。
破壊するなり、正体を暴露するなり、
正体を知らなくても「地獄の季節」の諸々を
世間に知らしめるなり、
幾らでもやりようはあります。
むしろ、シビュラの目を使わない方が
復讐らしいようにも思えます。
なのに、鹿矛囲は酒々井を拉致、数々の実験という
面倒な手間と時間をかけてまで
ドミネーターに拘っている。
何故・・・。

朱の思考トレースから窺えるのは、
鹿矛囲はシビュラの完全性の否定を
目論んでいる、ということ。
これがドミネーターに拘る理由でしょうか。

シビュラは完全なる「神」。
判断に間違いはない。
だから「地獄の季節」も間違いではない。
シビュラは間違いを犯していない。

そう思っているシビュラに、
「お前は完全な存在ではない」と突きつける。
お前の判断は間違っている。
「地獄の季節」も間違っている。
支配者にふさわしくない。
その事実を突きつけることこそが
復讐になると思っている。
だから、ドミネーターに拘るんでしょうか。

シビュラの「正しい判断」によって
公安局員たちを裁く。
国交省の役人たちを裁く。
もしかしたらシビュラ自身を裁く。
その判断は本当に正しいのかと問いかける。
そのためのドミネーターなんでしょうか。

でも・・・。
別にシビュラって完全じゃないですよね。
そしてシビュラ自身もそれを知っている。
知っているから人間にドミネーターを握らせている。
免罪体質者を取り込もうとしている。
朱を理想として注視している(二期ではよくわからん)。

鹿矛囲の復讐は復讐になるのでしょうか。
その問いかけは、シビュラに、朱に、
響く問いかけとなるのでしょうか。
裁きは裁きになるんでしょうか。

そういったところがどこかしっくりこなくて、
なんだかもやもやした気分になるのかも
しれません。


また、シビュラ自身も。
シビュラって別に絶対悪ではないですよね。
悪である部分は数多くあるけれども、
他方では人々の秩序と繁栄を守ってもいる。
だからこそ一期の最後で朱は
シビュラが継続する今を選んだ。

なのに、二期では、
どうもこのシステム、恣意的過ぎて
今すぐ止めた方がいいんじゃ・・・。
としか思えないような行動や判断が幾つも・・・。

特に東金を使って朱を処理?処分?しようと
しているのは、どうにも思惑が読めません。
もう朱はいらないの?
黒く染める実験してみたいってこと??


うーん・・・。
何だか頭が混乱しちゃって
よく分からなくなってきました。

別に二期が嫌いというわけではないです。
毎回、楽しみにしています。
霜月ちゃんかわいいし、
鹿矛囲ちゃんもかわいいし、
東金さんは変態鬼畜面白いし、
ミステリーっぽい展開も好きです。
ただ・・・分からなくてもやもやします。

だから、
誰か私にも分かるように
簡単に簡潔に丁寧に親切に教えてよ!
他力本願我儘上等よ!


そんな感じです。
疑問ばかりでごめんなさい。
嫌いではないんだけど・・・。



あ、最初の霜月ちゃんの拍手と
鹿矛囲ちゃんのリボンヒラヒラの正装が
とても気に入りました。
あ、あと、怒りに我を忘れた朱を
ギノさんが止めるのがね・・・!もうね・・・!!
興奮しました。
こういうの待ってたよ、ギノさん!!
興奮しました。