「SHIROBAKO」第一話~第三話の感想です。


※ネタバレ・・・するかなぁ?

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☆第一話「明日に向かって、えくそだすっ!」~
 第三話「総集編はもういやだ」の感想です。


武蔵野アニメーションの新人制作進行・宮森あおい。
この作品では、彼女を中心にアニメ制作の裏側が
描かれる。



アニメは好きだけど、
それが出来上がる過程は知らない。
興味はある。
だから、ちょっと観てみよう!

・・・。

大変、申し訳ございませんでした。
そのような軽い気持ちで視聴して良い作品では
ありませんでした。
正座をして真剣に拝見させて頂くべきものでした。
深く反省しております。


アニメ制作(制作なのか製作なのか分かりません)の
日々修羅場、日々戦場のような目まぐるしい毎日が、
予想していたよりもリアルに描かれた、この作品。
もちろん、色々と嘘は入っているでしょうが、
しかし、それでもアニメを一本作るということの
大変さ厳しさ正気の失われた辛さが、
毎回ひしひしと伝わってきます。

アニメをただぼーっと観ているだけでは分からない、
その裏の沢山の苦労。
数えきれない人達が、
数えきれないほどの労力を注ぎ、心血を注ぎ、
文字通り肉体と精神をすり減らし、
時には正気と明日を見失い万策尽きながらも
魂を燃やして作り上げる。

何と尊い姿か・・・!

これを観ていると、
どんなアニメでも拝んで視聴したくなります。
と同時に、いつもてきとーに眺めながら、
てきとーに「これ笑えるぷぎゃ」とか言ってる
自分の姿勢を猛烈に反省させられます。

本当に申し訳ございません。
心よりお詫び申し上げます。

が。

アニメ視聴姿勢を改める気はございません。
好き勝手に言えるのが
気楽な視聴者の特権だと思っております。
ただ、愛だけは持たねばならないと
肝に銘じておりますので、
ご容赦下さいますよう、お願い申し上げます。

要するに、
これからも好き勝手に観て、好き勝手に書くよ、
ごめーんね☆でございます。
本当にすみません・・・。


いやしかし。
この作品、面白いですね!
アニメを作る作業に興味ない方には
どうか分かりませんが、少なくとも私のような
アニメ好きだから裏側にもちょっと興味あるという
ような人にはとても面白いんじゃないでしょうか。 

普段はよく分からないことを
可愛いキャラクターとテンポのよい場面の連続で、
分かりやすく(?)おもしろく、心に迫るほど辛く、
しかし最後は温かい清涼感をもって教えてくれる。

興味ある情報の他に、
時々、一視聴者でも知っているような
あれやこれやのネタや事件が混ぜ込まれていて、
にやりとさせられる。

仕事に忙殺されて正気を失いそうなキャラクターに
いつのまにか心配や同情や共感を抱いている。

とても面白いです。


始まる前は観るか観ないか迷った作品でしたが、
三話まで観て、観ていてよかったと思いました。
最後まで辛く楽しく反省しつつ、そして開き直りつつ、
真剣に拝見させて頂きたいと思います。




アニメ制作者の皆さま、
いつも本当にありがとうございます。