「黒執事 Book of Circus」
全十話、視聴終了後の感想です。
日本語がぼろぼろな気がしますが、
もう余裕がないのでアップしてしまいます。
最近、余裕ない・・・。
※ネタバレします。
◎「黒執事 Book of Circus」
☆全話視聴後感想
移動サーカス団「ノアの方舟サーカス」。
このサーカス団が移動した地域では、
子供の行方不明事件が相次ぐ。
女王の命を受けたシエルとセバスチャンは
事件の調査に乗り出すが・・・。
・・・という、サーカス編の始まりでした。
子供に夢と希望を与えるサーカスの裏で、
子供が密かに消えていく恐ろしい事件が頻発。
やっほう!
なんて好みの展開なんだ!
そうわくわくして観ていたら、
次第にサーカス団員達の裏の顔が分かり、
いいよー好きだよー。
と、更にわくわくして観ていたら、
突然、変態さんがテンションマックスで登場!
黒幕がこんなただの変態ですか!
え、えー・・・。
でも変態も好きだしいいか!
と思っていたら、
更にマッドな人がドン!
しかもテンションがすごく軽い。
お前は深夜のテレビで何か売りつけようとしている人か!
おおう・・・。
なんというどうしようもない黒幕たち。
どうしようもない事件の構図。
どうしようもない結末。
もう何もかもどうしようもなくて下らない。
しかし、そのどうしようもない下らなさが
どうしようもなく下らないゆえに
やるせない悲劇となって心に突き刺さる。
そんな物語でした。
本当に、何もかもがどうしようもない物語でした。
起こっている事件は悲惨。
なのに、真相に近づけば近づくほど、
黒幕の人間性が分かれば分かるほど、
何もかもがどうしようもなく下らなく感じる。
そして、その下らない事態の中で、
サーカス団員達が葛藤すればするほど、
シエルが非情になろうとすればするほど、
醜悪で滑稽で哀れな思いが胸に満ちる。
まるで全てがピエロのように見える。
終盤は、ずっと苦々しく陰鬱な思いに苛まれ、
同時に登場人物たち、特にサーカス団員達に
悲劇と憐憫を感じずにはいられませんでした。
貧乏で不自由で何もないドブ鼠のような境遇から
奇跡的に抜け出せた。
そう思ったら、そこはまた新たな地獄の始まりだった。
自分たちが生きるために他人を殺す。
良心は痛むし、もうこんなことはしたくないと思っている。
それでもやらなければならない。
自分たちが生きるために。
そうして仮初めの幸福を享受していたら、
女王の番犬に見つかり、また狂った主人にも見放され、
惨たらしく殺された。
何の救いもないような人生。
自分たちのために他人の命を差し出していたから
同情もさほどできませんが、
しかし、それでもその滑稽なほどの悲劇は
胸に迫るものがありました。
また、彼らを冷酷に追い込んでいったシエルにも。
サーカス団員達に憐憫の情が強くなるほど
シエルに対してより強く感じるのは恐怖と醜悪さ。
が、その裏には何があるか知っていると・・・。
冷酷さや醜悪ささえ痛々しく悲しくなり、
悲痛な思いを抱かずにはいられませんでした。
最後の丘の場面。
全てがどうしようもなく下らなくて辛くて、
何もかもがやるせなく、いっそ清々しい。
どこにも救いなんてないのに
それが逆に爽やかにすら感じる。
そんな不思議な感動を覚えました。
全体的に人間の醜さと滑稽さを感じる、
陰鬱で面白い物語だったと思います。
今までの「黒執事」のアニメの中では
一番好きかもしれません。
それにしても。
坊ちゃんは過去も現在も未来も苦しそうで
観ていて辛いです。
ずっと側に付き従っているのは悪魔だし、
仕えている女王もとんだ悪魔に見えるし、
どこを向いても救いがなさそう・・・。
けど、
そこが!その痛々しさが!
可愛くって堪らないんだ!
最低DEATH☆
知ってる☆
今回もとてもメンタル切羽詰ってそうで
可愛くて堪りませんでした。
原作、読んでみようかな~。
どうしようか・・・。
全十話、視聴終了後の感想です。
日本語がぼろぼろな気がしますが、
もう余裕がないのでアップしてしまいます。
最近、余裕ない・・・。
※ネタバレします。
◎「黒執事 Book of Circus」
- 【Amazon.co.jp限定】黒執事 Book of Circus I(完全生産限定版)(ク.../小野大輔,坂本真綾
- ¥6,156
- Amazon.co.jp
☆全話視聴後感想
移動サーカス団「ノアの方舟サーカス」。
このサーカス団が移動した地域では、
子供の行方不明事件が相次ぐ。
女王の命を受けたシエルとセバスチャンは
事件の調査に乗り出すが・・・。
・・・という、サーカス編の始まりでした。
子供に夢と希望を与えるサーカスの裏で、
子供が密かに消えていく恐ろしい事件が頻発。
やっほう!
なんて好みの展開なんだ!
そうわくわくして観ていたら、
次第にサーカス団員達の裏の顔が分かり、
いいよー好きだよー。
と、更にわくわくして観ていたら、
突然、変態さんがテンションマックスで登場!
黒幕がこんなただの変態ですか!
え、えー・・・。
でも変態も好きだしいいか!
と思っていたら、
更にマッドな人がドン!
しかもテンションがすごく軽い。
お前は深夜のテレビで何か売りつけようとしている人か!
おおう・・・。
なんというどうしようもない黒幕たち。
どうしようもない事件の構図。
どうしようもない結末。
もう何もかもどうしようもなくて下らない。
しかし、そのどうしようもない下らなさが
どうしようもなく下らないゆえに
やるせない悲劇となって心に突き刺さる。
そんな物語でした。
本当に、何もかもがどうしようもない物語でした。
起こっている事件は悲惨。
なのに、真相に近づけば近づくほど、
黒幕の人間性が分かれば分かるほど、
何もかもがどうしようもなく下らなく感じる。
そして、その下らない事態の中で、
サーカス団員達が葛藤すればするほど、
シエルが非情になろうとすればするほど、
醜悪で滑稽で哀れな思いが胸に満ちる。
まるで全てがピエロのように見える。
終盤は、ずっと苦々しく陰鬱な思いに苛まれ、
同時に登場人物たち、特にサーカス団員達に
悲劇と憐憫を感じずにはいられませんでした。
貧乏で不自由で何もないドブ鼠のような境遇から
奇跡的に抜け出せた。
そう思ったら、そこはまた新たな地獄の始まりだった。
自分たちが生きるために他人を殺す。
良心は痛むし、もうこんなことはしたくないと思っている。
それでもやらなければならない。
自分たちが生きるために。
そうして仮初めの幸福を享受していたら、
女王の番犬に見つかり、また狂った主人にも見放され、
惨たらしく殺された。
何の救いもないような人生。
自分たちのために他人の命を差し出していたから
同情もさほどできませんが、
しかし、それでもその滑稽なほどの悲劇は
胸に迫るものがありました。
また、彼らを冷酷に追い込んでいったシエルにも。
サーカス団員達に憐憫の情が強くなるほど
シエルに対してより強く感じるのは恐怖と醜悪さ。
が、その裏には何があるか知っていると・・・。
冷酷さや醜悪ささえ痛々しく悲しくなり、
悲痛な思いを抱かずにはいられませんでした。
最後の丘の場面。
全てがどうしようもなく下らなくて辛くて、
何もかもがやるせなく、いっそ清々しい。
どこにも救いなんてないのに
それが逆に爽やかにすら感じる。
そんな不思議な感動を覚えました。
全体的に人間の醜さと滑稽さを感じる、
陰鬱で面白い物語だったと思います。
今までの「黒執事」のアニメの中では
一番好きかもしれません。
それにしても。
坊ちゃんは過去も現在も未来も苦しそうで
観ていて辛いです。
ずっと側に付き従っているのは悪魔だし、
仕えている女王もとんだ悪魔に見えるし、
どこを向いても救いがなさそう・・・。
けど、
そこが!その痛々しさが!
可愛くって堪らないんだ!
最低DEATH☆
知ってる☆
今回もとてもメンタル切羽詰ってそうで
可愛くて堪りませんでした。
原作、読んでみようかな~。
どうしようか・・・。