「PSYCHO-PASS 新編集版」
第九話の感想です。
9月も後半になり
最終回を迎える作品が出てきたので、
これからそれらの感想もゆっくり書いていきたいと
思っています。
・・・思っては、います。
※ネタバレします。
◎「PSYCHO-PASS 新編集版」
☆第九話の感想です。
あれ?
アバンに新規のシーンがない・・・。
と思ったら、途中で急に知らないシーンが来たりして。
ちょっとびっくり。
あれは二係の青柳監視官と神月執行官・・・ですかね?
小説の方は読んでいないのでよく分からないのですが、
どうも他の方の感想などを見てみると
この二人は恋人同士のようで・・・。
それでも執行官が逃亡したら監視官は
冷静に無情に撃たなければならないんですよね・・・。
で、この新規追加シーン。
あとの狡噛と宜野座、朱のシーンにもかかっている
気がします。
逃亡を胸に秘めた狡噛と撃つのを躊躇う宜野座。
パラライザーを撃って止める朱。
逃亡する執行官とそれを撃つ監視官の図。
首輪付きの猟犬と飼い主の関係性。
シビュラの絶対性。
この辺りは色々と読み取れるものがある場面のような
気がします。
が、そんなことより青柳さんと神月さんの
禁忌(かどうかは知らないけど)で悲恋のあれこれに
とても興味があります!
一体何がどうなってなんなの?
どうして神月は逃げたりしたの?
悲恋、美味しそうですー!(最低)
もう一つの新規シーンは、
ついに幻覚の槙島さんとお喋りし始める狡噛さん!
の図でした。
あはははははははは!!
・・・駄目。
笑ったら、駄目。
いや、今までも姿を完全に再現したり、
声や言葉を鮮明に思い浮かべたりはしてました。
でも、どこかで幻覚と現実の境界は引けている。
妄想は妄想としている。
そんな風に見えました。
が。
今回の新規では一線越えちゃった感が・・・。
普通に妄想とお話ししてるw
しかも物凄く挑発されてるw
自分で作り出した妄想に思いっきり挑発されて
ぶちキレて人生踏み外す決心をする狡噛さん28歳。
あははははははははは!!
・・・駄目。笑っちゃ駄目。
ごめんなさい狡噛さん。
でも、そんな貴方が私は好きです。
しかし、この場面。
ちょっと気にかかる部分もありました。
妄想の槙島に「殺しておけばよかったんだ」と言われ、
「誰をだ」と問い返す狡噛。
彼は何故「誰を」なんて聞き返したんでしょう?
これまでに槙島本人にも直接「殺してやる」と言っているし、
朱にも迷わず「殺せ」と言ったし、
今更「誰を」なんて疑問を挟む余地はないと思うのですが。
そもそも。
何故、狡噛はそこまで槙島の殺害に拘るんでしょう。
槙島一人に執着するんでしょう。
槙島が狡噛に興味を持つのは分かります。
シビュラを、人生を捨てるほどの激しい殺意。
ある意味、究極の意思の塊のような狡噛に、
槙島が強い興味を持つのは当然だと思います。
しかし、逆は・・・。
狡噛が槙島にそこまで執着する理由が分かりません。
きっかけは復讐だったかもしれません。
刑事としての正義感もあったかもしれません。
でも、復讐であるなら槙島に対面した時、
佐々山の名前すら持ち出さないのは不自然に感じるし、
正義感ならば逮捕という選択でもよしとするのでは
ないでしょうか。
シビュラという法を捨ててまで自らの手で殺そうとする。
それはもう朱の言うように「殺人犯」でしょう。
何故そこまで狡噛は槙島に執着するのか。
いつもここが見えなくて、狡噛に対しては
「よく分からない人」という印象しか持てないのですが・・・。
狡噛自身は征陸に何故と問われた時、
「自分を許せなくなる」からと答えていました。
それがどこまで本心だか分かりませんし、
その意地だというような答えもいまいちしっくりこないの
ですが、やはりこれは狡噛自身の内面に関係する問題
なのでしょうか。
以前、他の方々の感想で何度かお見かけした考察に、
「狡噛は槙島に自身を投影している」というものが
あります。
それを見た時「ああ!」と腑に落ちる感覚がありました。
OPでいつも狡噛が自分と戦っていること。
狡噛が語る槙島像がどこか実物と異なっていること。
それもこれも狡噛が槙島に自分を見ているのなら
納得がいきます。
狡噛は自分自身を追いかけて殺しに行った・・・。
うーん・・・。
しかし、そうだとしても
まだ何となく全ては腑に落ち切らない気分が・・・。
そこまで狡噛は破滅的な人間だったでしょうか。
槙島は命を失うことに一切躊躇がないほど破滅的ですが、
狡噛がそれほどだったとは思えません。
彼はちゃんと情を持った人間です。
仲間の大切さも命の重みも知っているし、
自分のしていることが道に外れた狂気だと
ちゃんと理解もしている・・・。
うーん・・・・・・。
終盤の狡噛の姿を見ていると
ますますその人間性がよく分からなくなってきます。
その行動の源には何があるんだと凄く混乱します。
もしかすると理由なんてないのかもしれないと
思ったりもします。
理由なんてない。
殺さなければならないから殺す。
何らかの理由があって、目的があっての殺意ではなく、
殺意のための殺意。
純度100%の殺意。
そんな姿に見えたりもします。
また、それでいいんじゃないかと思います。
殺すために殺す。
狡噛と槙島に似つかわしい気がして、
それでいいんじゃないかって・・・
というより、それでお願いします。
なんか素敵だから。
完全に個人的な好みw
まあ、ともかく。
今でも狡噛さんについてはよく分かりませんが、
だからこそ色々とぐちゃぐちゃ考えるのが楽しいです。
槙島さんについてもそうです。
他のことについてもそうです。
要するに私はこの作品が好きです。
そういうことです。
ところで。
何か色々真面目に考えたりもしてみましたが、
といっても何か凄いことが考えられるわけでもなくて
特にどうってことないことしか考えられませんが、
それはそれとして、
狡噛さんはマゾだって聞いたんで
もしこうなってたらどうするんだってことを妄想したり・・・。
狡噛「あれは常守の選択だ。
監視官としての信念の強さ・・・」
槙島「主人に忠実な、いい犬だ」
「でも、首輪に鎖付きで、
どこまで僕についてこられるかな?」
狡噛「っ・・・!(ぎりぎり)」
「いや、待てよ」
槙島「?」
狡噛「首輪・・・鎖付き・・・犬・・・。
主人・・・常守・・・朱・・・いや朱様・・・。
・・・・・・それはそれで・・・」
槙島「君には失望の前にドン引きだよ、狡噛」
みたいなさ・・・。
私は狡噛さんをなんだと思っているのか。
いや、でも私は好きなキャラを貶したい傾向を持つので、
狡噛さんのことがかなり好きなのかもしれません。
好きとか嫌いの前によく分からないなーと思っているけど、
やっぱり好きなのかもしれません。
なんにしても、
ごめんね、狡噛さん!
第九話の感想です。
9月も後半になり
最終回を迎える作品が出てきたので、
これからそれらの感想もゆっくり書いていきたいと
思っています。
・・・思っては、います。
※ネタバレします。
◎「PSYCHO-PASS 新編集版」
- PSYCHO-PASS -サイコパス- クリアファイルA 【狡噛慎也】 天野明・虚淵玄/movic
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☆第九話の感想です。
あれ?
アバンに新規のシーンがない・・・。
と思ったら、途中で急に知らないシーンが来たりして。
ちょっとびっくり。
あれは二係の青柳監視官と神月執行官・・・ですかね?
小説の方は読んでいないのでよく分からないのですが、
どうも他の方の感想などを見てみると
この二人は恋人同士のようで・・・。
それでも執行官が逃亡したら監視官は
冷静に無情に撃たなければならないんですよね・・・。
で、この新規追加シーン。
あとの狡噛と宜野座、朱のシーンにもかかっている
気がします。
逃亡を胸に秘めた狡噛と撃つのを躊躇う宜野座。
パラライザーを撃って止める朱。
逃亡する執行官とそれを撃つ監視官の図。
首輪付きの猟犬と飼い主の関係性。
シビュラの絶対性。
この辺りは色々と読み取れるものがある場面のような
気がします。
が、そんなことより青柳さんと神月さんの
禁忌(かどうかは知らないけど)で悲恋のあれこれに
とても興味があります!
一体何がどうなってなんなの?
どうして神月は逃げたりしたの?
悲恋、美味しそうですー!(最低)
もう一つの新規シーンは、
ついに幻覚の槙島さんとお喋りし始める狡噛さん!
の図でした。
あはははははははは!!
・・・駄目。
笑ったら、駄目。
いや、今までも姿を完全に再現したり、
声や言葉を鮮明に思い浮かべたりはしてました。
でも、どこかで幻覚と現実の境界は引けている。
妄想は妄想としている。
そんな風に見えました。
が。
今回の新規では一線越えちゃった感が・・・。
普通に妄想とお話ししてるw
しかも物凄く挑発されてるw
自分で作り出した妄想に思いっきり挑発されて
ぶちキレて人生踏み外す決心をする狡噛さん28歳。
あははははははははは!!
・・・駄目。笑っちゃ駄目。
ごめんなさい狡噛さん。
でも、そんな貴方が私は好きです。
しかし、この場面。
ちょっと気にかかる部分もありました。
妄想の槙島に「殺しておけばよかったんだ」と言われ、
「誰をだ」と問い返す狡噛。
彼は何故「誰を」なんて聞き返したんでしょう?
これまでに槙島本人にも直接「殺してやる」と言っているし、
朱にも迷わず「殺せ」と言ったし、
今更「誰を」なんて疑問を挟む余地はないと思うのですが。
そもそも。
何故、狡噛はそこまで槙島の殺害に拘るんでしょう。
槙島一人に執着するんでしょう。
槙島が狡噛に興味を持つのは分かります。
シビュラを、人生を捨てるほどの激しい殺意。
ある意味、究極の意思の塊のような狡噛に、
槙島が強い興味を持つのは当然だと思います。
しかし、逆は・・・。
狡噛が槙島にそこまで執着する理由が分かりません。
きっかけは復讐だったかもしれません。
刑事としての正義感もあったかもしれません。
でも、復讐であるなら槙島に対面した時、
佐々山の名前すら持ち出さないのは不自然に感じるし、
正義感ならば逮捕という選択でもよしとするのでは
ないでしょうか。
シビュラという法を捨ててまで自らの手で殺そうとする。
それはもう朱の言うように「殺人犯」でしょう。
何故そこまで狡噛は槙島に執着するのか。
いつもここが見えなくて、狡噛に対しては
「よく分からない人」という印象しか持てないのですが・・・。
狡噛自身は征陸に何故と問われた時、
「自分を許せなくなる」からと答えていました。
それがどこまで本心だか分かりませんし、
その意地だというような答えもいまいちしっくりこないの
ですが、やはりこれは狡噛自身の内面に関係する問題
なのでしょうか。
以前、他の方々の感想で何度かお見かけした考察に、
「狡噛は槙島に自身を投影している」というものが
あります。
それを見た時「ああ!」と腑に落ちる感覚がありました。
OPでいつも狡噛が自分と戦っていること。
狡噛が語る槙島像がどこか実物と異なっていること。
それもこれも狡噛が槙島に自分を見ているのなら
納得がいきます。
狡噛は自分自身を追いかけて殺しに行った・・・。
うーん・・・。
しかし、そうだとしても
まだ何となく全ては腑に落ち切らない気分が・・・。
そこまで狡噛は破滅的な人間だったでしょうか。
槙島は命を失うことに一切躊躇がないほど破滅的ですが、
狡噛がそれほどだったとは思えません。
彼はちゃんと情を持った人間です。
仲間の大切さも命の重みも知っているし、
自分のしていることが道に外れた狂気だと
ちゃんと理解もしている・・・。
うーん・・・・・・。
終盤の狡噛の姿を見ていると
ますますその人間性がよく分からなくなってきます。
その行動の源には何があるんだと凄く混乱します。
もしかすると理由なんてないのかもしれないと
思ったりもします。
理由なんてない。
殺さなければならないから殺す。
何らかの理由があって、目的があっての殺意ではなく、
殺意のための殺意。
純度100%の殺意。
そんな姿に見えたりもします。
また、それでいいんじゃないかと思います。
殺すために殺す。
狡噛と槙島に似つかわしい気がして、
それでいいんじゃないかって・・・
というより、それでお願いします。
なんか素敵だから。
完全に個人的な好みw
まあ、ともかく。
今でも狡噛さんについてはよく分かりませんが、
だからこそ色々とぐちゃぐちゃ考えるのが楽しいです。
槙島さんについてもそうです。
他のことについてもそうです。
要するに私はこの作品が好きです。
そういうことです。
ところで。
何か色々真面目に考えたりもしてみましたが、
といっても何か凄いことが考えられるわけでもなくて
特にどうってことないことしか考えられませんが、
それはそれとして、
狡噛さんはマゾだって聞いたんで
もしこうなってたらどうするんだってことを妄想したり・・・。
狡噛「あれは常守の選択だ。
監視官としての信念の強さ・・・」
槙島「主人に忠実な、いい犬だ」
「でも、首輪に鎖付きで、
どこまで僕についてこられるかな?」
狡噛「っ・・・!(ぎりぎり)」
「いや、待てよ」
槙島「?」
狡噛「首輪・・・鎖付き・・・犬・・・。
主人・・・常守・・・朱・・・いや朱様・・・。
・・・・・・それはそれで・・・」
槙島「君には失望の前にドン引きだよ、狡噛」
みたいなさ・・・。
私は狡噛さんをなんだと思っているのか。
いや、でも私は好きなキャラを貶したい傾向を持つので、
狡噛さんのことがかなり好きなのかもしれません。
好きとか嫌いの前によく分からないなーと思っているけど、
やっぱり好きなのかもしれません。
なんにしても、
ごめんね、狡噛さん!