「PSYCHO-PASS 新編集版」
第四話の感想です。


※ネタバレします。


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☆第四話の感想です。

槙島「表現することを侮るようなやり方は、
   やがて社会に致命的な停滞をもたらす」

四話放送中止になっちゃいましたよ。
哀しいね、槙島先生。

・・・と、つい言いたくなっちゃって。
表現することを侮るとは違うかもしれないけれど、
なんかこう・・・つい!言いたくなって!


で、今回は、
槙島のいつも通りの面倒くさいモノローグと、
一係(狡噛謹慎中、朱見張中)の話し合い(音声のみ)が
新規に追加されてました。

んー・・・。
特にこれといった感想はありませんでした。

あ、チンパンジーってこれかと思いました。
何でチンパンジーw
それくらいです。


むしろこの話では新規部分よりも
今まで何度も観た部分の方が印象が強かったです。

というか。
諸々あった回がこの回だというのが皮肉だな~と、
観ていてしみじみ噛みしめてしまったというか・・・。

璃華子様はともかく、その父親の王陵牢一がね。
「人間は(略)内に秘めた残虐性を正しく自覚することで
それを律する良識と理性、善意を培うことができる」
そういって啓蒙のための芸術活動に勤しみ、
シビュラ登場以降は人生の意義を喪失し、
ついには安らぎの中で生きる屍になってしまった、
そんな牢一パパの話がよりにもよって・・・。
なんというか・・・皮肉だなって・・・。
成仏して下さい・・・。

まーその娘の璃華子様は・・・あれですけどね。
璃華子様、嫌いじゃないけど。
嫌いじゃないし好きだけど、犯罪係数高いよねw

しかし、そうは言っても璃華子さんも
きらきらでぴちぴちの18歳の乙女。
そんな小娘に槙島さんは多くを求め過ぎだと思います。
大体、人間に対してハードルが高過ぎなんですよ。
槙島さんの求める理想は設定がおかしいんですよ。
応えられる人なんて滅多にいませんよ。

それこそ狡噛さんくらいですよ。
狡噛さんくらいで・・・
狡噛さんもねえ・・・

この回は、狡噛が槙島の実在の証拠を手に入れ、
槙島が狡噛を知り目をつける重要な回でもあったと
思いますが・・・。

狡噛が朱に標本事件や佐々山について
自室で語る場面。
いまいち何を考えているのか分からない狡噛が、
佐々山や自分について内に抱えている感情を
覗かせるあの場面、結構好きです。

佐々山の死を悔やむ気持ち。
止められなかった自分を憎む気持ち。
他人に対する情と正義感を持ち合わせた熱い人柄。
勝手に標本事件について調べ、
今は監視中の朱にも気を遣う細やかさ。
良い人だな~と思え、あの場面が好きです。

です・・・が・・・。
朱に気を遣って、佐々山の死に憤りを感じて、
普通の、むしろ正義感のやや強い、出来る刑事・・・
と思わせておいて、
一番に憎むべき、しかも未解決で行方不明の
実行犯・藤間幸三郎をするっと通り抜けるように
槙島に憎悪を一点集中させているのが・・・。

いや、そこは藤間を必死になって追うところじゃ?
藤間を血が滲むほど憎むところじゃ?
という場面で、するーっと藤間をすりぬけて
槙島ー!槙島どこだー!!

・・・狡噛さんってやっぱちょっと頭がおかし・・・
いやなんでも。


時々、
狡噛さんと槙島さんは二人だけで勝手にやればいいのに
と思います。

周りが迷惑なんだよ!