「監視官 常守朱 4」
書いてしばらく放置してたけど、
折角書いたし。
※ネタバレします。
◎「監視官 常守朱 4」
本筋から少し逸れる外伝的内容だった12話を飛ばし、
TV版13話~15話までの内容が
この4巻には収録されています。
朱の決死のメモリースクープ辺りから、
ノナタワー突入直前辺りまでです。
いつも通りに、この4巻でもちょくちょく補完するような
台詞や場面が入っていて楽しめました。
病室の狡噛と縢のやり取りとか。
槙島とグソンの電話でのやり取りとか。
あと、電子マネーの時代に
何故現金輸送車が走っていたのかとか。
あ、あと狡噛さんのジャケット新調とかね。
朱ちゃんに無愛想な優しさ見せつけやがって・・・。
このやろう、このやろう、にやにや、みたいなね。
それと・・・あとは・・・
グロシーンが更に痛い!痛いよ!
となっていて大変でした。
別にアニメや漫画でのグロシーンは
そんなに痛いとは思わない方なんですけどね。
でも、
この巻ではさあ、
薬局のハサミがさあ!
後頭部までしっかり突き抜けてるのがさあ!
・・・アニメでもそうだったっけ?
覚えてないや。
でもそうであってもよく見えなかったと思うんだよね。
もしくは一瞬だったとかさ。
あんまり印象に残ってないんだよね。
でもさ、漫画だとさ、
好きなだけ眺められるからね!
痛い痛い痛い!!
けど、それを無くせとは全く微塵も思わない!
だって刺されば痛いじゃん!
それって大事じゃん!
槙島さんだって痛みを認識出来ない人間は
嫌いだよ、きっと!
何の話か分からなくなってきたよ!
あー・・・そう。
とにかく、この巻でも槙島さんは美しかった。
そして狂っていた。
素晴らしい。
素晴らしい。
もうそれだけで毎回満足です。
そういう話だった・・・ような気がする。
でも・・・。
槙島さんってすごく狂っているけれども、
ある意味すごく正気でもあると思ってます。
「人が人らしく生きるために
家畜のような惰眠から目を覚ましてやるために」
「シビュラに惑わされた人々は
目の前の危機を正しく評価出来なくなった・・・」
「当たり前のことが当たり前に行われる世界」
この辺りの台詞は、シビュラの世界において
誰よりも正気だからこそ出てくるものだと思ってます。
人間が自身の意思を手放して、
思考をシステム任せにする世界。
一部では思考を手放し過ぎて
廃人になるような人間すら存在する世界。
目の前で誰かが襲われていても、
その痛みを、事の重大さを認識出来ない世界。
もしかしたらこれから先、その傾向が更に進み、
いつか全ての人間が緩やかに精神から
死に至るかもしれない。
もしくは何か別の深刻な事態が起こるかもしれない。
そんな危機を誰も察知しない出来ない世界。
そんな中では槙島さんは誰よりも正気だったのではと、
そう思います。
彼本人の意思や意図はどうあれ、もしかしたら彼は
あの世界の救世主になり得た人材だったのではないかと、
今でも私は真剣に信じています。
ですが、彼本人は完全に悪魔であったとも思います。
誰よりも正気であったと同時に誰よりも狂気だったとも
思います。
だって別に真剣に改革しようとか革命しようとか
思ってたわけじゃないだろうし。
いや、真剣だけど、真剣な遊び半分っていうか。
ものすごーく自分勝手だと思う。
結局は自分の興味や好みのためだけに
社会をぶっ壊してやるぜ!と行動に出た人な気がする・・・。
なんて酷い・・・。迷惑千万・・・。
しかし、そんな槙島さんが私はとても好きだ。
結局はいつもそこに至る。
終わり。
・・・終わりじゃないや。
この巻には巻末に縢中心の外伝も収録されていました。
これは小説版にあった外伝・・・なのかな・・・ですよね?
なんかこう・・・じんわり来ました。
縢の人生と内面を思うと・・・。
子供時代も執行官時代もほぼ幽閉生活で、
そんな環境の中だったから、インドアで出来る、
それなりに手間のかかる、時間の潰せる、
そして実益もある料理を趣味にしたのかなとか思うと・・・。
色々と監視官にも思う所があるだろうに、
今ではもうすっかり馴染んでる風だなあ。
でも、日々複雑な思いを飲み込んでるんだろうなあ
とか思うと・・・。
最後の皆でケーキを食べている場面なんかもう・・・。
じんわりと何かがこみ上げる・・・。
温かい場面なのに切ない・・・。
もっと縢や、その他の執行官や監視官や、
一係の何気ない日常なんかも見てみたい。
そう思ったエピソードでした。
書いてしばらく放置してたけど、
折角書いたし。
※ネタバレします。
◎「監視官 常守朱 4」
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- ¥473
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本筋から少し逸れる外伝的内容だった12話を飛ばし、
TV版13話~15話までの内容が
この4巻には収録されています。
朱の決死のメモリースクープ辺りから、
ノナタワー突入直前辺りまでです。
いつも通りに、この4巻でもちょくちょく補完するような
台詞や場面が入っていて楽しめました。
病室の狡噛と縢のやり取りとか。
槙島とグソンの電話でのやり取りとか。
あと、電子マネーの時代に
何故現金輸送車が走っていたのかとか。
あ、あと狡噛さんのジャケット新調とかね。
朱ちゃんに無愛想な優しさ見せつけやがって・・・。
このやろう、このやろう、にやにや、みたいなね。
それと・・・あとは・・・
グロシーンが更に痛い!痛いよ!
となっていて大変でした。
別にアニメや漫画でのグロシーンは
そんなに痛いとは思わない方なんですけどね。
でも、
この巻ではさあ、
薬局のハサミがさあ!
後頭部までしっかり突き抜けてるのがさあ!
・・・アニメでもそうだったっけ?
覚えてないや。
でもそうであってもよく見えなかったと思うんだよね。
もしくは一瞬だったとかさ。
あんまり印象に残ってないんだよね。
でもさ、漫画だとさ、
好きなだけ眺められるからね!
痛い痛い痛い!!
けど、それを無くせとは全く微塵も思わない!
だって刺されば痛いじゃん!
それって大事じゃん!
槙島さんだって痛みを認識出来ない人間は
嫌いだよ、きっと!
何の話か分からなくなってきたよ!
あー・・・そう。
とにかく、この巻でも槙島さんは美しかった。
そして狂っていた。
素晴らしい。
素晴らしい。
もうそれだけで毎回満足です。
そういう話だった・・・ような気がする。
でも・・・。
槙島さんってすごく狂っているけれども、
ある意味すごく正気でもあると思ってます。
「人が人らしく生きるために
家畜のような惰眠から目を覚ましてやるために」
「シビュラに惑わされた人々は
目の前の危機を正しく評価出来なくなった・・・」
「当たり前のことが当たり前に行われる世界」
この辺りの台詞は、シビュラの世界において
誰よりも正気だからこそ出てくるものだと思ってます。
人間が自身の意思を手放して、
思考をシステム任せにする世界。
一部では思考を手放し過ぎて
廃人になるような人間すら存在する世界。
目の前で誰かが襲われていても、
その痛みを、事の重大さを認識出来ない世界。
もしかしたらこれから先、その傾向が更に進み、
いつか全ての人間が緩やかに精神から
死に至るかもしれない。
もしくは何か別の深刻な事態が起こるかもしれない。
そんな危機を誰も察知しない出来ない世界。
そんな中では槙島さんは誰よりも正気だったのではと、
そう思います。
彼本人の意思や意図はどうあれ、もしかしたら彼は
あの世界の救世主になり得た人材だったのではないかと、
今でも私は真剣に信じています。
ですが、彼本人は完全に悪魔であったとも思います。
誰よりも正気であったと同時に誰よりも狂気だったとも
思います。
だって別に真剣に改革しようとか革命しようとか
思ってたわけじゃないだろうし。
いや、真剣だけど、真剣な遊び半分っていうか。
ものすごーく自分勝手だと思う。
結局は自分の興味や好みのためだけに
社会をぶっ壊してやるぜ!と行動に出た人な気がする・・・。
なんて酷い・・・。迷惑千万・・・。
しかし、そんな槙島さんが私はとても好きだ。
結局はいつもそこに至る。
終わり。
・・・終わりじゃないや。
この巻には巻末に縢中心の外伝も収録されていました。
これは小説版にあった外伝・・・なのかな・・・ですよね?
なんかこう・・・じんわり来ました。
縢の人生と内面を思うと・・・。
子供時代も執行官時代もほぼ幽閉生活で、
そんな環境の中だったから、インドアで出来る、
それなりに手間のかかる、時間の潰せる、
そして実益もある料理を趣味にしたのかなとか思うと・・・。
色々と監視官にも思う所があるだろうに、
今ではもうすっかり馴染んでる風だなあ。
でも、日々複雑な思いを飲み込んでるんだろうなあ
とか思うと・・・。
最後の皆でケーキを食べている場面なんかもう・・・。
じんわりと何かがこみ上げる・・・。
温かい場面なのに切ない・・・。
もっと縢や、その他の執行官や監視官や、
一係の何気ない日常なんかも見てみたい。
そう思ったエピソードでした。