「ノラガミ」全十二話、視聴終了後の感想です。
※ネタバレします。
◎「ノラガミ」
☆全話視聴後感想
社を持たず、賽銭五円で
人の願いを何でも叶えて回る野良の神・夜ト。
夜トの武器として働くべく、
名を与えられた死者の魂・雪音。
そして、夜トと関わったために
半妖という存在になってしまった女子中学生のひより。
この三人が、此岸の者や彼岸の者と関わり、
様々なトラブルに対応する話・・・というよりは、
トラブルを巻き起こす話だった気がします。
最初は、夜トが人間の願いを叶える話、
トラブル解決、お悩み解決、
そのうえでばんばん妖退治していくよ~、
という物語かな~と思っていたら、違いました。
どちらかといえば、
夜トと雪音がトラブル生み出し、お悩み抱え、
そのうえでひよりも巻き込んで
神たちに解決してもらったりするよ~、
という物語でした(笑)
まあ、雪音の話が長かったための印象だと
思いますが。
思っていたよりも夜トや雪音の心情に
焦点の当てられた物語だったと思います。
しかし、
それがつまらなかったかというと・・・
おもしろかったよ!!
特に雪音の黒歴史編が好きでした。
五話から九話まで(だったかな)たっぷり使って
描かれた、あれやこれやの雪音の黒歴史!
捻くれる十代の精神。
嫉妬と怒りに燃えた少年の魂。
そして暴走へ。
校舎の窓ガラスを壊してまわり、
盗んだスケボーで走り出し、
時には誰かを傷つけて、
手汗神と人間からの卒業!
ひゃっふー!
・・・みたいなね。
雪音君の若さゆえの暴走。
見てる方が痛々しさに耐えられなくなる数々の過ちが、
もう本当に勘弁してよと思いつつも最高でした!
あまりこういう風にメインのキャラクターの
目を背けたくなる面を描く作品ってないと思うんですよね。
しかも懇切丁寧にねっとりと。
でも、人間誰しもそういう一面はあるものだし、
それをいかに乗り越えるかというのが見所。
なので、雪音の嫌悪を感じる下り坂と、
それを夜トとひより、またその他の人々(?)の力を
借りて乗り越えるカタルシスを存分に堪能させて
頂きました。
最後はちょっとあっさりだったかなと思ったけど、
でも雪音は若いから。
若いからしなやかな精神だったんだよ・・・。
大人はもう無理よ・・・。
とにかく。
雪音の黒歴史編、とても楽しかったです。
もちろん、それ以外の話も面白かったです。
小さなトラブル、大きなトラブル、
様々な出来事がありましたが、
キャラクターが全員魅力的で
毎度毎度楽しませてもらいました。
キャラクターがねえ、本当に魅力的で・・・。
夜ト、雪音、女神様なひよりは当然のこと、
脇役のキャラ達までそれぞれに個性的で素敵でした。
飄々として老獪な天神様や、
夜トを仇敵と狙う主に仕えつつ
夜トに何か恩があるらしい兆麻。
ふわふわしてるようで凄むと怖い小福。
小福を「カミサン」と呼んで大事にしている
顔は怖いけど面倒見のいい大黒。
夜トの待遇に耐えられずに喧嘩別れしたけれど、
かつての主の危機に命を懸けてくれる真喩。
皆好きでした。
あとね。
なんといっても野良。
野良が良かったな~。
誰か一人を主と定めない野良の神器。
夜トに何故か執着し、
最後までねちねちと嫌がらせをしてくる野良。
雪音の精神を少しずつ狂わせてみたり、
ひよりの記憶を奪ってみたり、
夜トに甘い言葉をかけてみたり、
もうまさに絡み付いてくる悪女という様が
堪りませんでした。
そしてあの釘宮さんの悪い声が!
可愛いのに冷え切った、
Sっ気ばりばりのあの声が!
何度「罵ってください!」と思ったことか!
・・・どうでもいいですね。はい。
えー。
まあ、そんなわけで。
「ノラガミ」、そこまで派手ではないけれど、
キャラクターや物語が丁寧に描かれていて
私は好きな作品でした。
綺麗に終わったのもまたよかったです。
良かったです、が、
二期があるといいのになあと思います!
あ。
あと、はた迷惑なだけだったラボウさんは、
せめて五円を置いていけーーー!
夜トなんてなあ、夜トなんてなあ、
社の影も形もないんだぞー!!
・・・と思いました。
終わり。
※ネタバレします。
◎「ノラガミ」
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☆全話視聴後感想
社を持たず、賽銭五円で
人の願いを何でも叶えて回る野良の神・夜ト。
夜トの武器として働くべく、
名を与えられた死者の魂・雪音。
そして、夜トと関わったために
半妖という存在になってしまった女子中学生のひより。
この三人が、此岸の者や彼岸の者と関わり、
様々なトラブルに対応する話・・・というよりは、
トラブルを巻き起こす話だった気がします。
最初は、夜トが人間の願いを叶える話、
トラブル解決、お悩み解決、
そのうえでばんばん妖退治していくよ~、
という物語かな~と思っていたら、違いました。
どちらかといえば、
夜トと雪音がトラブル生み出し、お悩み抱え、
そのうえでひよりも巻き込んで
神たちに解決してもらったりするよ~、
という物語でした(笑)
まあ、雪音の話が長かったための印象だと
思いますが。
思っていたよりも夜トや雪音の心情に
焦点の当てられた物語だったと思います。
しかし、
それがつまらなかったかというと・・・
おもしろかったよ!!
特に雪音の黒歴史編が好きでした。
五話から九話まで(だったかな)たっぷり使って
描かれた、あれやこれやの雪音の黒歴史!
捻くれる十代の精神。
嫉妬と怒りに燃えた少年の魂。
そして暴走へ。
校舎の窓ガラスを壊してまわり、
盗んだスケボーで走り出し、
時には誰かを傷つけて、
手汗神と人間からの卒業!
ひゃっふー!
・・・みたいなね。
雪音君の若さゆえの暴走。
見てる方が痛々しさに耐えられなくなる数々の過ちが、
もう本当に勘弁してよと思いつつも最高でした!
あまりこういう風にメインのキャラクターの
目を背けたくなる面を描く作品ってないと思うんですよね。
しかも懇切丁寧にねっとりと。
でも、人間誰しもそういう一面はあるものだし、
それをいかに乗り越えるかというのが見所。
なので、雪音の嫌悪を感じる下り坂と、
それを夜トとひより、またその他の人々(?)の力を
借りて乗り越えるカタルシスを存分に堪能させて
頂きました。
最後はちょっとあっさりだったかなと思ったけど、
でも雪音は若いから。
若いからしなやかな精神だったんだよ・・・。
大人はもう無理よ・・・。
とにかく。
雪音の黒歴史編、とても楽しかったです。
もちろん、それ以外の話も面白かったです。
小さなトラブル、大きなトラブル、
様々な出来事がありましたが、
キャラクターが全員魅力的で
毎度毎度楽しませてもらいました。
キャラクターがねえ、本当に魅力的で・・・。
夜ト、雪音、女神様なひよりは当然のこと、
脇役のキャラ達までそれぞれに個性的で素敵でした。
飄々として老獪な天神様や、
夜トを仇敵と狙う主に仕えつつ
夜トに何か恩があるらしい兆麻。
ふわふわしてるようで凄むと怖い小福。
小福を「カミサン」と呼んで大事にしている
顔は怖いけど面倒見のいい大黒。
夜トの待遇に耐えられずに喧嘩別れしたけれど、
かつての主の危機に命を懸けてくれる真喩。
皆好きでした。
あとね。
なんといっても野良。
野良が良かったな~。
誰か一人を主と定めない野良の神器。
夜トに何故か執着し、
最後までねちねちと嫌がらせをしてくる野良。
雪音の精神を少しずつ狂わせてみたり、
ひよりの記憶を奪ってみたり、
夜トに甘い言葉をかけてみたり、
もうまさに絡み付いてくる悪女という様が
堪りませんでした。
そしてあの釘宮さんの悪い声が!
可愛いのに冷え切った、
Sっ気ばりばりのあの声が!
何度「罵ってください!」と思ったことか!
・・・どうでもいいですね。はい。
えー。
まあ、そんなわけで。
「ノラガミ」、そこまで派手ではないけれど、
キャラクターや物語が丁寧に描かれていて
私は好きな作品でした。
綺麗に終わったのもまたよかったです。
良かったです、が、
二期があるといいのになあと思います!
あ。
あと、はた迷惑なだけだったラボウさんは、
せめて五円を置いていけーーー!
夜トなんてなあ、夜トなんてなあ、
社の影も形もないんだぞー!!
・・・と思いました。
終わり。