「バディ・コンプレックス」第七話の感想です。


※ネタバレします。


◎「バディ・コンプレックス」
バディ・コンプレックス 2 (限定版) [Blu-ray]/バンダイビジュアル
¥7,350
Amazon.co.jp


☆第七話「バディ」の感想です。

ハワイへ向かうシグナス。
それを追跡するゾギリア親衛師団の艦・ゲイボルグ。
そして、新たにゾギリア国防軍の新型艦ヴァジュラが
追跡に加わった。



あー・・・。
なんか・・・
むずかしい話はよくわかんないんですけど、
要するにディオがフロムとカップリング出来なくなったのは、
青葉とカップリングしたせいだったと。

やっぱり青葉のせいじゃないか!!

ディオの精神と、また兵士としての能力までも
無自覚にゴリゴリ削る青葉さん。
うーん・・・やるわー・・・。
「ディオを蝕む青葉には期待している」と前に書いた
気がするけれど、今回のこれはちょっと引いたわー・・・。
そこまでやるかと思ったわー・・・。

まあでも、これは青葉の意思でどうこう出来るもの
ではなさそうなので、青葉を責めるのは間違って
いるかもしれません。
青葉がルクシオンに乗らざるを得なかったのは
シグナス側の要請も理由にあったわけだし。
が、それにしてもディオが不憫でならない。


エルヴィラによるカップリングシステムの説明。
カップリングシステムには基準波形というものがあり、
カップラーはその波形に近づけるよう、
自分の脳波を調整する訓練を受けている。
しかし、ここに渡瀬青葉という基準派形と
全く同じ脳波を持つ奇跡の存在が現れた。
青葉を介せば多少脳波にずれがあろうとも
カップリング可能。

・・・で?
で?
何で青葉とカップリングすると脳波が乱れるの?

えー、その辺りはまだよく分かりませんが、
通常は脳波が基準とずれてしまうと
カップリング不可能になるはず。
ところが、脳波が乱れても基準派形と同一波形を
持つ青葉とならカップリング可能になる。

つまり、ディオは青葉とならカップリング可能。
青葉以外とはカップリング不可能。
しかし青葉とだけならカップリング可能。
青葉が相手の時のみカップリング可能。
世界中で青葉とだけならカップリング可能。
ディオ「青葉となら・・・できてる」

何がデキてるんですかね・・・。

とか、突っ込んでやらねーぞおらー!
意地でもやらないぞー!
突っ込み待ちされてると思うと
反発したくなるぞおらー。
だからしないぞー。
うおー!
精神統一して乗り切るんだ、私!
心頭滅却、心頭滅却、ひなひなひなー!

えー。
それはともかく。
厳しい訓練を乗り越えてきたと思われる
ディオの脳波を数回で60%までずらし、
フロムまでもをたった一回で80%まで乱れさせる、
青葉さんの破壊大魔王っぷりが凄いなと思いました。
一回で基準から20%もずれるって怖すぎ。
厳しい訓練が一瞬で水の泡。
そりゃ青葉と出会ってディオの運命も変わりますよ。
未来でディオが待ってるなんて当たり前ですよ。
青葉がいなきゃディオは本当にお役御免じゃん!
もうディオが不憫でならない!

というか。
青葉って一体何者なんでしょうね。
基準派形と100%マッチってことは、
青葉自身の脳波が基準派形かもとは思いますが、
あれを生み出したのはエルヴィラ達ですよね・・・。
まだ青葉が未来に来る前ですよね・・・。
今シグナスにいる青葉が未来に来る前に、
その時代にいた青葉の脳波を使ったとしたら、
エルヴィラ達が青葉のことを知らないわけはないし・・・。
そもそも今の未来の時代に渡瀬青葉は
もう一人存在しているの?
同じ時に青葉が二人とすると・・・?
えーと・・・??
駄目だ。
複雑なことは考えられない。


一方その頃。
シグナスを追うゾギリアですが、
彼らは彼らで内部に問題を抱えていました。
互いに覇権を狙って対立する国防軍と親衛軍。
国防軍は新鋭艦ヴァジュラでシグナスの位置を
突き止めますが、マルガレタによってその成果を
親衛軍に横取りされてしまいます。
アルフリードめ、指銜えて見てやがれ、はっはーと
意気揚々と出撃した親衛軍のドルジエフ閣下。
今回こそは新型機を鹵獲してやると
準備万端で出かけていきますが・・・

カップリング機のチート性能により敗北。

あれは・・・可哀相だわ。
あれは・・・卑怯だわ。
カップリング機、卑怯なり!
まあでも戦争に卑怯も何もないからね。

そんなわけで。
国防軍を出し抜いてやったと思ったら撃墜され、
挙句、爆散した瞬間アルフリードにニヤリされちゃった
ドルジエフ閣下。
成仏してくれ。
貴方が悪かったんじゃない。
カップリング機がナイスカップリングでパワー全開なのが
悪かったんだ。
成仏してくれ。
あとあのニヤリしたアルフリードが腹黒そうで
とてもよかった。ドルジエフ爆散がどうでもよくなった。
まあとにかく成仏してくれ。


で。
今回もゾギリアが撤退して終わりかなーと思ったら。
最後に何だかとんでもない行動をとった人が一人。

ヒナさん。

撤退命令が出ているのに一人で敵に突っ込む!
なぜー!
何故って嫌疑を晴らして名誉挽回のためだけど、
それは無茶ってもんでしょー!

「ゾギリアの敵!」
「やめるんだ、ヒナ!」
そのやり取りも聞き飽きたからもうやめて!
大体、あんたたち通信通じてないんでしょ?
会話風を装っても通じてないんでしょ!?

そして、無暗に突っ込んで嵐に突っ込んで
落ちていくヒナ機と青葉機。
無人島で二人っきり展開とか聞きましたよ。
確かにお約束みたいですね。
幾つか思い出しましたよ。
無人島で二人きりでエロいヒナさん・・・。
わ、悪くないわね!




えー。
そしてここからが本題。
今回のビゾンさんは・・・今回も良い人だったね。
疑いをかけられて焦るヒナの気持ちを理解し、
優しく宥める。
ヒナが命令無視したときも真っ先に
助けに行こうとする。
ああ、良い人だ。
ちょっと愛が重くてヒナのことしか考えてない気も
するけど、とても良い人だ。
こんな良い人があんな無残なことになるなんて・・・。
胸が痛む・・・。
そして胸が痛むほどにわくわくする・・・!

是非、彼には何も落ち度がないまま、
とても良い人のまま、ただただ不運で狂ってほしいと、
そう願ってやみません。

こちらの胸を底まで抉るくらいのを頼む・・・!
頼むよ、ビゾンさん!