「京騒戯画」第零話~第一話の感想です。



※ネタバレします。



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☆第零話「予習篇」の感想っていうか・・・。


京都?鏡都?境都?狂都?


うさぎ?母?兄弟?


わからない。

全っっっ然、わからない!!



でも、こういう不思議世界、

アイデアバンバンぶち込んだ映像、

大好きです。

なので、これからに期待します。


この0話は「プロモーションビデオ」?らしいので、

多分、理解出来なくても大丈夫だろうし。

多分。

・・・多分。



それにしても「有頂天家族」もそうだったし、

やっぱり京都って異界なんだ。そうなんだ。

普通に妖怪とか住んでるし、

普通に非日常なことが起こるんだ。

そうだ。やっぱりそうなんだ。


そして、私の京都に対する偏見は加速する・・・。




☆第一話「ある一家の事情とその背景」の感想です。


あー。

あーあー。

なるほど、なるほどー。

・・・と、いちいち膝を打ちたくなる一話でした。


いや、零話で全然意味不明のところから、

この一話で色々と説明があって、

繋がっていく感覚が面白くて。

つまり。

あの妖怪やら不思議装置やらがわんさかある

あのキョウトは、「鏡都」と書いて、元は絵なんですね。



鎌倉時代(かしら?)に都から離れ、

高山寺に暮らしていた明恵上人。

彼は自分の描いた絵を具現化する力を持っていた。


で、ある時、彼の描いた「古都」という名の黒兎が、

明恵に恋心を抱き、菩薩の力を借りて人間と化し、

彼と夫婦になった。

彼ら夫婦は三人の子を生す。

長男・鞍馬。次女・八瀬。三男・薬師丸。

長女と次男はどこだ?

まさか元は絵で存在したけど破られ・・・

いや、深く考えるのはよそう。


それはともかく。

元々が絵の兎と夫婦になるという異常さゆえか、

何かしらが都の神社に問題視されたため、

夫婦と子供達は家族一丸となって

明恵の描いた絵の「鏡都」に移り住む。


しばらくは幸福な生活が続いたが、

古都の姿・力は菩薩の借りもの。

色々と・・・えーと・・・なんか問題があったらしく、

古都と明恵は夫婦で失踪。


鏡都には三人の子供達だけが残された。

彼らは永遠に変わらない世界で、

ただ三人のみ変わる者として生活することを

強いられたのだった。

ただひたすら親の帰りを待ちながら。


そして。

ある日いきなり零話でハンマー振り回してた

「古都」が落ちてくる。と。

今は「明恵」の名を継いだ薬師丸が

それに出会う。と。


そういう流れだったんですね?

あーなるほどー。

なんかすっきりした。

アハ体験みたいだね!?

あーそういうことだったのかー。


うん。

なんだかこれからが俄然楽しみになってきました。


落ちてきた「古都」は並行世界を旅してるのかな?

とか、

神社のなんたら所属ってどんな組織だ?

とか、

三兄弟は、この世界は、どうなるのか?

とか、色々と気になります。


あと、今は父親の「明恵」を継いだ薬師丸が、

彼だけは成長した姿で、

変わらない姿の友人と会っている場面が

何だか切なく胸に迫りました。

自分だけ不老不死という物語も切ないけれど、

自分だけ変化していくという物語も切ないですね。

彼の今後も大いに気になります。