- 「有頂天家族」第七話の感想です。
感想はゆっくりいきます。
※ネタバレします。
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☆第七話「銭湯の掟」の感想です。
矢一郎、矢三郎、矢四郎が、
風呂嫌いの赤玉先生を銭湯に連れ出す話。
赤玉先生の駄目さ大爆発の前半でした。
偏屈で頑固で可愛くない老人の赤玉先生。
それでも天狗としての矜持は維持していて、
どこかにきっちりした芯を持っている・・・
というイメージを今までは持っていたんですが、
前回と今回でその印象に大幅に修正を加えました。
駄目だ、この天狗!
何かと面倒を見てくれる弟子に対し、
屁理屈と不満ばかりたれ、
何かといえば「弁天、弁天」。
自分の持つ宝物をほいほいと弁天にくれてやり、
その軽率さを咎められれば、
「喜ぶ姿が見たいから」と居直って憚らない。
その弁天との出会いは、元はといえば誘拐。
誘拐してきた人間に今でも執着している。
並々ならぬ執心を抱いている。
というか、もう恋慕。恋情。
ていうか劣情。下心、エロ心抱き過ぎ。
おまけに極度の風呂嫌いで、付き添いに
無理矢理に連れ出されなければ風呂に入らない。
で、一旦入れば、付き添いを無視して長風呂。
うわあ。
この駄目さ。
わりとドン引き。
おまけに今回なんて
自然に女湯に入って行こうとするし、
「弁天と風呂に入りたい」「弁天となら入る」
と何度も言うし・・・。
うわあ・・・。
このエロジジイ。色惚けジジイが。
うわあ・・・うわあ・・・。
と、ドン引きしていて、ふと思い出したんですが、
私、前回、今回の予告の部分を観ていた時に、
「次回はお風呂回か~・・・。
しかし、野郎の風呂など見てどうしろというのだ。
ええい、弁天様のお風呂回はいつだ!
弁天様の色香溢れるお風呂シーンを見せろ!」
と、思っていたような気が、するような、しないような・・・。
あー・・・。
赤玉先生と自分の残念さに慙愧の念を禁じ得ない。
ああ、本当に残念だ・・・。
嘆かわしい・・・嘆かわしいよ・・・。
・・・まあ、それはともかく。
「赤玉先生を風呂に入れる」というそれだけの話なのに、
今回も楽しいなあと思っていたら、
そこに夷川の金閣銀閣がやってきて、
もっと楽しいことになりました。
偽右衛門選挙のため、
自分の父親を新しい偽右衛門にするために、
ライバルである矢一郎を辞退させようと目論んで
銭湯に乗り込んできた金閣銀閣。
以前、トラに化けた矢一郎に尻を噛まれたため、
その辺りはしっかりと対策済み。
その対策とは・・・
「これこそが長浜在住の鍛冶職人が
渋々作った鉄のパンツだ」
馬鹿だ!
「無理に脱がそうとしても無駄さ。
自分でも簡単には脱げないんだから」
馬鹿だ!
「おかげで腹が冷え冷えで
兄さんも僕も大変な苦しみを味わっている」
馬鹿かわいい!!
金閣と銀閣、馬鹿かわいいよおおお!!
あまりの馬鹿かわいさに
画面の前でぐにゃぐにゃしてしまいました。
この二人、むかつくけど馬鹿かわいいんだよねえ。
イライラするけど、すぐ気持ちよくやられてくれるし(笑)
勿論、今回も。
そんな感じで。
今回も笑ったし、下鴨兄弟の交流や、
赤玉先生と矢三郎の密かな信頼関係や、
冒頭の美しい秋景色や、
その他の諸々に心を掴まれたし、
良かった良かった・・・
と思っていたら、
最後に凄い爆弾がきました。
父の死についての新情報。
総一郎が死んだのは、人間に簡単に捕まったのは、
総一郎が泥酔していたため。
そして、その時、一緒に酒を飲んでいたのは矢二郎。
「父上を死なせたのは、この俺だ」
えええ!?
そうだったんですが、矢二郎さん。
それでカエルで井戸に引きこもって・・・?
驚きました。
が、しかし、父上の死の真相は
これだけではないような気もします。
一体何があったんでしょう。
気になります。