「有頂天家族」

第一話~第三話の感想です。


この作品は継続して感想を書こうかな~・・・??

と思ったりもしてます。

が、無理な気もしてます。

面白いけど、感想をどうやって書いたらいいのか

分からない・・・。



※ネタバレします。


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☆第一話「納涼床の女神」の感想です。


京都には人間と狸と天狗が暮らしていて、

主人公の狸は女子高生に化けたりして、

師匠である天狗の世話を焼いて、

預けられた恋文を矢で放って、

その相手は人間だけれど飛べる女性・・・??


まだまだ分からないことばかりで

頭の中は疑問符だらけです。


けれど、

いかにも普通のことであるかのように

人間と狸と天狗が同じ地に生活していたり、

背景はまだ全くみえないながらも

何かしらの因縁を感じさせる会話が飛び交ったり、

癖のありそうなキャラ達が生きてる様子に

心を惹かれました。


ていうかもう。


場所が京都で、

人間と人外が同居していて、

というこの時点で、

もう、これは、観なければならないだろう!

個人的好みから言って!!


と、非常にテンションが上がりました。


あー、京都!京都いいなあ!!

そんで妖怪とか住んでるともっといい!

いや、京都にはいるに違いない!

絶対いるよ!

だって京都だもん!



そんな感じで。

妄想爆発しまくりで、先がとても楽しみな一話でした。




☆第二話「母と雷神様」の感想です。


狸の下鴨矢三郎の家族について、

色々と分かってきた二話。



今回は下鴨家の面々について、

詳細が分かってきました。


といっても、

下鴨家は狸の一家なので全員狸なのですが。

・・・あ、いや、一匹はどうかな。

とにかく元は全員狸なのですが、

物凄く個性に富んだ狸達だと分かりました。


母は宝塚ファンで、人前では常に男役のように振る舞い、

「黒服の王子」と呼ばれている。


長男・矢一郎は生真面目だけれど、

パニックに陥るとどうしようもない。


次男・矢二郎はカエル。


三男・矢三郎は阿呆。


四男・矢四郎はショタっ子可愛い。


・・・おっと、つい欲望がだだ漏れた。


それはともかく。

非常に個性に溢れていて、溢れ過ぎていて、

そのとんでもなさに観ている間中

ずっと圧倒されまくりでした。

多分、口が半開きでした。


だって、

お母さまの

「僕に日陰の暮らしは出来そうにもない。

どこにいても噂になってしまう(哀愁)」

からの

「昨日また弁天様と会ったのかい?

またそんな危ないことをして」

への声と口調の変化。とか、
カエル兄さんの、

元は狸だったけれどカエルから元に戻れなくなったが

別に狸に戻る気はなかったから願ったり叶ったりと

諦めた。とか、

どういう反応をすればいいのか分からないの、あたし。


でも、なんだか面白いです。

私は好きです、この作品。

多分、好きです。

観ているとぽかーんとするけど、好きです。


あ、そういえば。

今回、人格者・・・じゃないや、狸格者だったお父様の

総一郎さんの死因が狸鍋だと明かされましたね。

しかも、弁天様のいる金曜倶楽部で召し上がられたとか。


え、えー・・・。

弁天様ってそういうことする人なんだ?

なんか、こう、明るいようなえぐいような。

なんだろう・・・。

やっぱりどんな反応をすればいいか分からないわ。

でも、気になるわ。


しかし狸鍋って今時食べる人いるのかな・・・。

臭いとか聞いたことあるけど・・・。




☆第三話「薬師坊の奥座敷」の感想です。


五山の送り火の日に出す納涼船を、

矢三郎が弁天様に借りに行く話。



京都の夏の風物詩、五山の送り火。

その日には狸も空に納涼船を浮かべ、

どんちゃん騒ぎをするのがお約束。

しかし、矢一郎が納涼船の手配に失敗した。

そこで矢三郎が代わりに納涼船の手配に奔走する。


・・・という、まとめるとこれだけの話なんです。


もっとまとめると、

「矢三郎が弁天に奥座敷を借りに行く」

これだけの話なんです。


何も派手なことはしていなし、

何か危機があったり急展開があるわけじゃない。

なのに、どうしてなのか。

こう・・・引き寄せられるし、心が捕らえられる。

最後にはじんわり感動することもある。


なんでだろう。

なんでかなあ。

分からないけれど、

何故か最後の方で胸が切なくなりました。


キャラとキャラ達の関係性と微妙な機微・・・なのかしら。

雰囲気に浸れるというか・・・。

うーん、分からん。


でも、今回もとても楽しめました。

あー、京都行きたい!


あと、弁天様の色香にやられました。

ちょくちょく出てくる狸鍋の話やら、

天狗のお師匠様をたぶらかして放置する手管。

どう考えても背筋の凍るような悪女。

なのですが、実際に会ってしまうと魅了される。

それがもう痛いほど伝わってきました。


「いけない狸だわ。反省なさい」

と言って、流し目でつうっと扇を顔に滑らせられたら・・・

私だって惚れますがな、そりゃ!


うひょー弁天様、悪女堪らないですぅ!



そんな感じで。

相変わらず京都に行きたいし、

弁天様が恐ろしい三話でした。