「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」
第八話の感想です。
うたプリは感想を書くつもりじゃなかったのに、
何故か段々と書く予定に組み込まれている
気がする・・・。
※ネタバレします。
◎「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」
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☆第八話「星のファンタジア」の感想です。
久しぶりのオフで、
山にある会社の保養所に来たST☆RISHと春歌。
(と先輩たち)
ST☆RISHのメンバーは、
川遊びにバーベキューと休日を楽しむが、
春歌は納得のいく歌が作れなくて苦しんでいた。
自分の曲には何かが足りない・・・。
そんな時、ST☆RISHと春歌は思いがけず
保養所近くでセシルに出会う。
わーい。
ひさしぶりの休みだー。
山の保養所に来たよー。
さあ、遊ぶぞー。
山だから、川遊びに、釣りに、バーベキューにー・・・
あれ?
セシルじゃん。
ぐうぜーん!いつ来てたの?
馬鹿なっ!!
何でそんな山の中で偶然に出会う!!
ありえないでしょ!
会社の保養所だから?
いやいや、でもメンバーでもないセシルが、
まだまだ見習い以前のセシルが、
ただ今勉強中のセシルが、
今、この時、保養所にいるとかおかしいでしょ!
そんなに普通に受け入れるな!
教育係のカミュさんがいるから?
なら何で一緒に来ない!
やっぱ偶然なの!?
単なるありえない奇跡的な偶然なの!?
どういうこと!?
どういうことなの、教えてよ、ミューズ!!
・・・という感じで。
最初から笑わせてもらいましたが、
意外とじんわり良い話だった・・・・・・と思う八話でした。
良い話・・・というか、癒されました。
ST☆RISHの面々とセシルに。
そもそも。
元はといえば、
春歌を独占しようと争いを繰り返した挙句、
「ごめんなさい!誰も選べないの!」という
女神の御意思によって、
適当にひとまとめにされ、結成に至ったST☆RISH。
(少々偏ったまとめ)
そんな彼らも、今はそれなりに良い関係で
チームを築いているようですが、
私にはいまひとつその良好な様子が
想像できないでいました。
なので、今回、全員が揃って仲良くしている場面で、
ようやく「グループ」としての関係がうまく想像でき、
なんだか・・・心がほっこりしました。
休みでもぼっちでトレーニングに励もうとするトキヤを
みんなで引き止めて、
「グループにはチームワークが必要だぜ?」と
レンが柄にないことを言ってみんなが驚いたり。
(しかしトキヤさん、目が怖いです)
みんなで協力して料理を作ったり。
それを春歌に差し入れたり。
(ダム様のお母さんレベルが着々と上がっているような
気がします)
(あ、あと、あの差し入れには那月の地獄料理は
入ってないんでしょうねえ?
最初見た時は「春歌を殺す気か!」と思いましたよ)
春歌に曲をもらったセシルを
みんなでお祝いしたり。
セシルをからかいにいこうと盛り上がったり。
良い関係が築けているのだなあ・・・と、
そこかしこで感じられて、心が癒されました。
それからセシルも。
今まで「アイドルなんて興味ない」と
公言して憚らなかったセシル。
けれど、ST☆RISHと関わり、その姿を見ているうちに
段々と心が変わってきたようで。
今回、ついにその思いを春歌にぶつけました。
「自分は春歌を幸せにするためだけにいたかったけれど、
今はもっと多くの人を幸せにしたい。
アイドルになりたい」
と。
おお、ついにセシルがその気に!
最初は「春歌が、春歌が」と言って、
春歌の側にいることしか考えてなかったような、
色ボケ・・・あ、いや、恋にのみ情熱的なセシルが、
ついにアイドルとしての自覚に目覚めた!
この、最初は春歌しか目に入っていなかったセシルが、
段々とアイドルに惹かれ、
今では真剣に迷ったり悩んだりするようにまでなり、
そして、ついにははっきりと春歌に告げるようになる、
という姿が、
そして告げてからの満ち足りたような姿が、
なんだかとても清々しくて癒されました。
特にST☆RISHと合わせたあとのルンルンっぷりが
とても可愛らして可愛らしくて、
なんだもう、こいつ可愛いな!
しかし。
それはそれとして。
真面目な流れとは別に・・・いや、真面目な流れの
なかにも?ちょくちょく爆笑を挟んでくるセシルさんは
流石だと思いました。
「もう抑えきれないんです、この気持ち」
「貴女が大好き!」
「それなのに・・・」
「皆のあの笑顔が忘れられないのです」
「私・・・アイドルになりたい!」
なれば?
と、春歌ちゃんもさぞ驚いたことでしょう。
スカウトされて。
アイドル事務所に所属していて。
先輩からアイドルとしての教育も受けていて。
それなのに、今、
「アイドルになりたい!!」って・・・。
ていうか、もうなってるじゃん。
えーと・・・なれば?なってるよ?
そういえばこの間はテレビも出ましたしね?
もうなってるよ!!
と、春歌ちゃんもさぞ困惑したことでしょう。
私もしました。
そして爆笑しました。
セシルさん、最高(笑)
でも、その後、春歌が笑顔で
「アイドルになって欲しいと思ってました!」と
心から祝福する場面がちょっと泣ける感じでした。
「自分だけのプリンスじゃなくて
みんなのプリンスになりたい」
と言ったセシルに、
完全に一片の曇りもなく、心の底から祝福する春歌。
これっっっっぽっちも残念がってない。
なんて見事な振り方!
天使な笑顔で地獄に突き落す!
ああ・・・セシル。可哀想に。
しかし、笑いが抑え切れな・・・ごめんね、ごめんね、セシル。
えーと。
まだあるよ。
春歌の曲に歌詞をつけようとするセシル。
ミューズ様に祈って。
歌詞は自分で考えてよ!
春歌の曲に自分の歌詞をのせられるんだよ!?
なんでそこでミューズに聞くよ!
しかもきらきらしてからの鉛筆ころんだし!
そんでもって何故かはあはあしてるし。
大いなるポエジーだかなんだかだし。
もうおかしくっておかしくって。
セシル、最高(笑)
・・・そんな感じで。
もう思い出すと笑いが止められないんですが、
爆笑とともに、心が癒される場面がいくつもあり、
また爆笑が帰ってきて、楽しい八話でした。