「PSYCHO-PASS」第二十一話の感想です。
昨日も書いたけど、
最近、槙島さんの虜・・・。
ああ、本屋に行きたい。
※ネタバレします。
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☆第二十一話「血の褒賞」の感想です。
北陸の穀倉地帯にウイルスを撒き、
日本のシステムを崩壊に導こうとする
槙島の単独バイオテロ。
それを阻止し、槙島を自らの手で裁こうと後を追う狡噛。
そして、更にその後を追う朱達、公安一係。
それぞれがそれぞれの目的と意思を持ち、
北陸に集結した。
日本とシビュラを崩壊させようとする槙島。
槙島を止めるため私刑という形で裁こうとする狡噛。
槙島のテロも止め、更に狡噛の殺人も止め、
日本も狡噛も救おうとする朱。
全員が北陸のプラントに集結したため、
それぞれの思いが更にはっきりと対比されて見え、
とても引き付けられました。
どきどきわくわくしました。
槙島が日本を崩壊させてしまうのか。
狡噛がテロを阻止するために槙島を殺してしまうのか。
朱が狡噛を救うために槙島を生け捕りにするのか。
果たしてどの道が先に待っているのか。
どんな未来になるのか。
どの道を選択しても何か問題が残るような選択肢ばかり。
この中で、どうやってどんな終わりになるのか。
先がとても気になります。
あー。
でも。
自分で書いておいてなんですが、
選択肢その1、槙島が日本を崩壊させるエンド、
これは流石にないと思います(笑)
変形した形で成功とかはあるかもしれませんが、
流石に単独バイオテロ成功。日本崩壊。シビュラ崩壊。
こうして日本は終わった。終わり。
とかいうのは、ちょっとね・・・(笑)
それにしても。
この間からずっとずっとずっと思ってたけど、
やっぱりこの世界の日本の食糧事情は大問題ですよね。
単一品種にだけ食糧を頼り、
しかもそれのみで食糧自給率99%達成。
生産は北陸の人口ゼロ地帯で完全自動化。
管理するプラントは北陸全体で一つだけ。
おまけにセキュリティは旧式。
さらにそのうえ、麦を守る善玉ウイルスは
麦を全滅させる悪のウイルスに簡単に変えられる。
これはもうバイオテロでも何でも起こしてください
っていうね、もうメッセージじゃないかとね・・・・・・。
「押すなよ、絶対押すなよ!」みたいなね・・・・・・。
シビュラなんかよりよほど大問題ですよ!!
誰か何とかしようと思わなかったの!?
台風とかきたら一発じゃないですか!?
台風にも水害にも夏の暑さにも虫にも病気にも
その他ありとあらゆるものに絶対負けない強い麦!
かもしれないけど、
それは逆に体に入れるのが怖いよ!!
何か別の生き物に進化しちゃいそうだよ!!
変☆身☆ハイパー麦人間!!
・・・まあ、いいけど。
話の本筋とテーマにそこまで関係ないから
突っ込むような野暮なことは・・・したくないけど気にはなる。
でも、まあ、いいや。
それはともかく。
今回も朱さんの漢らしさがマックスでハイパーで
スーパーミラクルに爆発してました。
狡噛さんの行動を読み、牽制し、的確に行動する。
六合塚さんも言っていましたが、
「甘そうなお嬢ちゃんだと思っていたけれど、
完全に間違っていた。
貴女になら命を預けられる。
そして結婚してください、常守さん」
まさにそんな感じでした。
ちょっと幻聴混じってるけど、まさにそんな感じ。
一話から想像もつかないほど成長し、
刑事として漢として一人前に、いやそれ以上になりました。
素晴らしいです。
本当に素晴らしいです。
一方、その新人の裏で消耗するのみだった先輩は・・・。
先輩は・・・
宜野座さあああん!
征陸さあああああん!!
今回は、バイオテロよりも狡噛の私刑よりも
朱の漢らしさよりも、そのほかの何よりも
この二人の物語が心に突き刺さりました。
他のことはわりとどうでもよかった。
この親子の物語が胸にきた。
皆そうだったと思うけど。
槙島を追ってプラントを回る宜野座と征陸。
コンテナの積みあがる倉庫内を巡っていた時、
宜野座が罠にかかり、コンテナの下敷きになってしまう。
慌てて助けようとする征陸だが、そこに槙島が襲い掛かり、
揉みあいへ。
征陸が何とか抑え込むも、槙島が宜野座に向かって
火のついた爆弾を放り投げる。
「絶対に放すな!あんたは刑事だ!」
と叫ぶ宜野座。
爆発寸前の爆弾。
征陸は、声を上げながら爆弾に突進し、別の方向へ投げ、
爆風に倒れ・・・。
あああ、オヤジ!
きっと息子は、今まで父親は仕事のために
母と自分を捨てたと思っていたんだろうけれど、
でも最後の最後に仕事を捨てて息子を助けるのに
必死になるオヤジ!
土壇場で息子の命を自分の命を犠牲にして助けるオヤジ!
死の間際に「やっぱり似てるな」というオヤジぃぃぃ!!
うわあああん。
息子は息子で今になって少し素直になるし!
「狡噛の方に期待をしてて俺にはしてないだろ」と
言ってみたりする息子!
「執行官は人間の屑だ」的なことを言っていたのに、
ここにきて「あんたは刑事だろ!」と叫ぶ息子!
父親の体を揺すりながら、
「親父、親父いいい!何でだ・・・何で・・・
遅すぎるだろうがああああ!!」
と絶叫する息子!
あああああ、もう駄目だ!
胸が痛いよおおお!!
しかも、宜野座はコンテナから抜け出す時に
片腕を失って、これからは多分義手。
父親と同じ左腕が義手。
それでもって、もしかしたらこの衝撃で完全に
サイコパスが振り切れて、父親と同じ執行官に
なったりしたらもう・・・
ああああああ!
辛いよおおお!!
狡噛、そこの槙島を撃ち晒せ!!
と、この時ばかりは私も槙島さんを憎悪しましたよ。
まーでも、好きだけど。
「孤独に耐えられなかっただけだ」と言われて
「この社会で孤独でない人間なんて誰がいる?」
と即座に返す槙島さん、好きだけど。
でも、密かに気になっていた不器用親子の関係を、
未来を完全に破壊した槙島さんに、
流石にちょっと犯罪係数が上昇しました。
それくらい心にきました。
そんな二十一話でした。
あー、でもでも私はやっぱり槙島さんが好き♡
そんな二十一話でした。