「PSYACHO-PASS」第十四話の感想です。



※ネタバレします。



◎「PSYCHO-PASS」

PSYCHO-PASS 缶バッジ 槙島聖護/ブロッコリー
¥630
Amazon.co.jp


☆第十四話「甘い毒」の感想です。


ついに公安に面が割れた槙島。

そして、彼は動き出す。




ついに公安に面が割れてしまった槙島さん。

しかし、それで焦るということはなく、

これを契機に何か大きなことをやり始めたようです。


まず起こしたのはいくつかの犯罪。

犯罪係数が高い人間たちを集め、

特殊なヘルメットを渡して、個々に犯罪を犯させる。


薬局を襲撃して薬物を奪ったり、

道端で女性を殺したり、

現金輸送車を襲ったり、

集められた彼らの犯罪の内容はばらばら。


しかし、一つ、共通点があって。

それはどれも正々堂々と行われました。

薬局には正面から普通に入り、

女性を殺したのは衆人環視の中。

現金輸送車も車の行きかう道端で。

どれも、人の目も、機械の目も、そしてシビュラの目も

ある所で、堂々と行われました。


そして、誰も彼らを止めませんでした。

人も。

ドローンも。

シビュラも。


彼らのサイコパスは常に正常値で、

目の前で今まさに犯罪が起きていても、

誰も何もしませんでした。







・・・って。
・・・あのさあ。



ポンコツなのはシビュラだけじゃないの?

人もなの?


いや。

いやいや。

いやいやいや。

いくらシビュラシステムが行き届いていて、

他人を疑う必要がなくなったからといって、

目の前で人が殺されようとしてたら

流石に通報ぐらいはするでしょうよ・・・。


じゃなかったら、

何のために公安や監視官や執行官なんてものが

存在してるのよ・・・。


シビュラで監視してても万全じゃないから

公安が存在するんじゃないの?

事件が起こってしまうから

解決する機関が存在するんじゃないの?

皆、誰も、「犯罪なんて起こりようがない」と思ってるなら、

何のために朱達はいるのさ!


・・・変な世界だ。


危機感があるのかないのか。

シビュラを信じてるのか疑ってるのか。


まあ、私の生きている世界には幸いなことに

ポンコツシビュラさんが存在しないので

あの世界の感覚が分からないだけかもしれませんが・・・。


しかし、それにしても。

あれはないわ(笑)


で。

やっぱり「これはないわ~」って思っている槙島さんが、

あの世界の変革をしようとし始めた・・・っていう展開

なんですかね?


槙島はあの世界をもっと正常・・・

正常過ぎて異常な正常を壊して正常に・・・

正常の中に異常が解放された正常を求めて・・・

異常な思考もある正常でない状態が正常であるからにして・・・

えー・・・

よくわからないけど、

とにかくもっと普通の世界に戻そうとしているって

ことですかね?

シビュラに全て判断を委ねるのではなく、

人が人として判断できるような世の中に。

まあ、でもそうなったら、

槙島さんは真っ先にブタ箱行きだと思いますがね!


いや、でも私は槙島さんの思想自体には賛成しますよ。

犯罪は駄目ですけどね。

でも、その目指すところには賛成します。

正常なだけが存在する世界ってのは逆に怖いですし。

いや、ていうか、その前にシビュラは別に正常なものだけを

正常と判断できるわけじゃないみたいですし。

正常を異常と判断したり、

異常を正常と判断したりするポンコツなわけですし。

システムだけが絶対で、それがおかしくてもおかしいと

言えない世界はおかしいですし、そもそもシステムが

なくても、正常だけしか存在しない許されない世界と

いうのは怖いですし、それにそれにあのね・・・


槙島さんの格闘術に惚れた!!


最後の槙島さんの野郎達をぶちのめす姿に惚れた!!


槙島先生!!

私は貴方についていきます~♡



えー・・・。

そんなわけで。

私のサイコパスは完全に振り切れた。

そんな十四話でした。


いや。

でも本当は槙島先生についていける気がしない。

槙島先生、多分本当のサイコパスだし・・・。