「ディプロトドンディア・マクロプス」。
読み終わったので、感想というかなんというか。
※ネタバレします。
◎「ディプロトドンティア・マクロプス」
- ディプロトドンティア・マクロプス (講談社文庫)/我孫子 武丸
- ¥520
- Amazon.co.jp
ある流行らない探偵に人探しの依頼が舞い込む。
遺伝子研究の第一人者として有名な大学教授。
その大学教授が失踪したから探して欲しいという
娘からの依頼だ。
と、同時に何故か
「動物園のカンガルーが消えたから探して欲しい」
という少女の依頼も受ける。
カンガルーはさておき、
教授探しの依頼に取りかかる探偵。
捜査開始一日目の夜、探偵は何者かに襲われた。
遺伝子研究で有名な大学教授の突然の失踪。
同時に、その助手も密かに失踪していた。
誰かが彼らを誘拐したのか?
そして、
捜査開始とほぼ同時に何者かに襲われる探偵。
まだ一日目なのに。
彼らは何者か。
何故、こんなにも早く動いたのか。
大学教授失踪(誘拐?)の見えない理由。
その裏に見え隠れする謎の組織。
謎が。
ミステリーが。
きっとカンガルーと結びついて解ける・・・!
と、思っていたら。
いや、
まあ、
確かに色々と結びついたけど。
カンガルーも大活躍だったけど。
何でこんなことに!?
私は前知識が何もなく、
完全にミステリーのつもりで読んでいたので、
大変に驚き笑い呆然としました。
何で、こんなことに・・・?
途中から物語があさっての方向に
走りだし・・・いや、飛び跳ねだしたので、
もうどうすればいいのか分かりませんでした。
何で、どうして、こんなことに・・・!?
けれど、
何故か最後まで一緒に疾走してしまう。
そんな不思議な物語でした。
何でどうして何がどうなってこんなことに・・・??
今でもよく分かりませんが、
何故か心に印象を残す作品でした。
愉快というか呆然というか。
何だったのだろう、一体・・・???
ていうか。
この作品、紹介では「ハードボイルド」って書かれてる
らしいですけど・・・。
これって・・・ハードボイルドなの・・・??