「緋色の欠片 第一章」「緋色の欠片 第二章」、
全二十六話(だったかな?)視聴後の感想です。
※ネタバレします。
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☆全話視聴後感想
第一章と第二章を合わせて全二十六話(多分)。
その間、色々なことがありました。
まずは、主人公の珠紀が何も知らずに季封村を訪れ。
そして、イケメン守護者たちに会い。
祖母に「玉依姫」を継いで「鬼斬丸」を守れと
無茶ぶりされ。
しかし、その割には玉依姫や鬼斬丸に関しては
何も教えられず放置され。
右も左も何もかも分からないのに、
守護者達からは「玉依姫」としてどうなのと見下され。
そして、鬼斬丸を狙う敵である「ロゴス」の襲来。
珠紀は、何も分からないまま戦いの中へ・・・。
それから・・・
戦い・・・
敗北・・・
戦い・・・
敗北・・・
戦い・・・
敗北・・・
の、終わりなき敗北の連鎖。
どうなのよ、これ。
どうなってんの、これ?
主人公達、一回も勝ってないじゃん!!
と思っているうちに第一章が終わり。
いやいや~。
流石に第二章では勝てるでしょ。
後半だしね!後半!!
という期待を持って臨んだ第二章では。
守護者の一人・犬飼慎司が裏切っていると判明・・・
したら、何故か唐突に慎司を止めに行ったはずの
大蛇さんが裏切り。
残った守護者たちと珠紀は何だかごたごたと荒れ。
そうこうしているうちに、
何でか珠紀と拓磨が愛の逃避行♡
「愛してる」「私も愛してる」
って、貴方たち、いつの間にそんなに盛り上がる関係に!?
若い二人の暴走にはついていけませんわ~。
ところで、敵は何してんの?
と、ふとその存在を思い出したら、
敵は敵で内部分裂でごたごたしっぱなし。
ていうか、今の敵はどう考えてもババ様だよねえ。
敵も味方も内部でごたごた。
味方の敵は味方で敵の敵も敵で、
味方の敵の敵の味方の敵は・・・???
あー、もうわかんないや。
どうにでもなってー。
なんて私が何かに覚醒しそうになったら、
最終回近くでようやく珠紀覚醒。
鬼霧丸を手にして神と自称する、
どう見ても出来そこない巨神兵的な、
アレな感じのドライと対決して勝利。
ん?
勝利?
・・・勝利!
やっと勝利が!!
やったー!
勝ったー!!
やっとやっとやーっと勝ったぞー!!!
これでやっと珠紀達一行の、
玉依姫と守護者としてのプライドが守られる!
ような気がする!
あ。
しかし。
ドライは滅したけれど、
根本の問題は解決されてなかった。
そう。
全ての根源。
これがあるがためにババ様も苦しみ、
前世の珠紀も命を捨て、守護者たちも振り回され、
ロゴスの人々も苦しんだ。世界も危険に晒された。
全ての原因、鬼斬丸。
これをどうにかしないとまた不幸の連鎖が起こる。
世界も崩壊の恐怖から解放されない。
珠紀や守護者たちもいつ危険に晒されるか・・・。
でも、今までの長い歴史の中で、無数の憎しみと悲しみと
多くの人の命を吸った、強大な力の鬼斬丸。
誰も完全には操れず、
歴代の玉依姫も守護するのが精一杯。
これをどうこうするなんて・・・
珠紀「お願い、消えて」
鬼斬丸、消滅。
・・・え?
・・・・・・ん?
え、もう終わったの・・・?
は・・・はやいね。
すごいね・・・。
何だったんだ、今までの皆の苦労は・・・。
・・・。
そんなこんなで。
何だかハッピーエンドでようございました。
珠紀と拓磨もラブラブでようございました。
珠紀も大分初回から成長したようでようございました。
何だか分からないけど、
良かった良かった!
そんな話でした。
うーん。
何だろう。
今振り返ると、何だか終始ごたごたぐちゃぐちゃしていた
ような気がします。
「この人達、何やってるんだろう・・・」
「この人達、何がしたいんだろう・・・」
と、始終思っていたような気がします。
しかし。
そのごたごたが途中から愉快だったような
逆に楽しかったような気が、しなくもない。
そんな感じでした(笑)
決して嫌いではなかったです。
嫌いではなかったけど・・・ずっとごたごたしてたよね。
や、嫌いではなかったけど。
あ。
ただ、いつも最後についているあの拷問は
ちょっと嫌でした。
背中にぞぞぞっと悪寒が走る!
しかし、
最後の最後までそれをやりきる心意気には
「負けたよ・・・!あたいの負けさ・・・!!」
と思いました。