「新世界より」第十一話の感想です。
体調が悪いので少しだけ。
※ネタバレします。
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☆第十一話「冬の遠雷」の感想です。
「良」という男子。
彼は、
早季達と同じ班で、
早季達と友達で、
ずっと一緒に過ごしてきて、
覚と付き合ったり、
けれど本当はずっと早季を好きだったり、
あの夏季キャンプにも一緒に行っていた。
そんな彼に早季は違和感を覚える。
瞬が業魔化して消えた。
その後。
瞬の記憶は皆から消され、
代わりに「良」という男子がそのポジションに配置された。
ということのようです。
ずっと過ごしてきた記憶も、
大切な思い出も、
隠してきた想いさえも、
全てが瞬ではなく良と結び付けられている。
怖い世界です。
記憶も感情も誰かの思いのまま。
誰が何故何のためにこんな世界を創ったんでしょう。
疑問を持ったり、不出来だったり、何か一線を越えてしまうと、
すぐに存在を消されてしまう。
優良で疑問を持たない者だけが生きることを許される。
そうまでして維持されるあの世界とは何なのでしょう。
何を守ろうとしているのでしょう。
何だか背中に嫌な寒気を覚えさせるような、
不気味な十一話でし・・・
いや。
何だか心にうきうきわくわくもっと残酷さを頂戴!な、
とても楽しい十一話でした。
ちょっと体調がすぐれなくて短くしか書けずに苛々しますが、
こういう裏が見えない不気味さはとても好みなので、
愉快でならない十一話でした。