「絶園のテンペスト」第十話を観ました。
本当は感想を書く気なんてありませんでした。
気力も体力も時間もないし。
今も頭が朦朧としてるし。
でも、
(左門さんを)観ちゃったので、
(左門さんが)仕方ないので、
(左門さんのせいで)少しだけ。
日本語がおかしかったらごめんなさい。
あー。
そういえば、
一月開始アニメチェックは終わったんですが、
まだまとめてません。
続々と最終回を迎えた秋アニメも観たりしてますが、
まだ感想書いてません。
継続して感想を書いている作品も観ていますが、
感想を書いて放置したり、書いていなかったりしています。
そういえば漫画の新刊も買ったりはしていますが、
まだ読んでません。
・・・。
とにかくマイペースに!
世間の流れなんて完全無視で!
マイペース!マイペースって素敵な言葉ね!!
・・・という感じで、やっていきたいと思います。
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☆第十話感想っていうか・・・。
※ネタバレします。
第十話は、
葉風は既に死んでいる。
骨も樽もそこにある。
今、会話している葉風は、二年前の葉風だ。
このどうしようもない事実をどう吉野が覆すか。
というところから始まりました。
で。
吉野は、一つの推論を真広と左門にぶつけます。
曰く、
「葉風が死んでいるというのは誤りだ。
二年という時間の隔たりは心理的なトリック。
葉風は二年眠らされてから孤島に置き去りにされたため、
現在が二年前と錯覚しただけ。
彼女は現在も生きている。
戦意喪失が左門の目的。
骨はダミー」
それを自信満々で断言する吉野。
真広はそれを「苦しいし、証拠がない」と思いつつ、
しかし、吉野と左門のどちらにつく方が有益か
したたかに心中で計算します。
で。
でね。
ここで左門さんが。
うにゃあああ~の
ぐにゃあああ~の
がたがた~の
見事な動揺(笑)
心中では
「吉野の推論は間違っている!」
「二年の隔たりがあるのは事実!」
「葉風が死んでいるのも事実!」
「吉野は完全に間違っている!!」
と、思いつつも、
うにゃあああ~の
ぐにゃあああ~の
がたがたわなわなぶるぶるの
天晴な動揺(笑)
あのさ~。
間違った推論でも真広をその気にさせた方が勝ちだと
気付いて動揺するのはいいんだけどさ。
吉野の推論が流れを変えたと、
そしてもし真実に気付かれたら困ると
恐れるのはいいんだけどさ。
葉風が死んでいるのも、
葉風の世界とこちらとは二年の壁があるのも
完全に事実だという、
自分にどう考えても有利な条件が整ってるのに、
どうしてそこで動揺しまくるの!(笑)
左門(鎖部一族が三代に渡って試行を重ね、
ようやく編み出した!
姫様でさえそう簡単に考え付くものではない!
ましてや、魔法について碌に知らぬ少年になど!!)
と、ごごごごと青色オーラを放った直後、
吉野「いや、時間の檻自体錯覚なんだよ。
タイムパラドックスもない」
と聞いた瞬間、
かたーん!と刀を取り落とす左門!
こらこら。落とすな、落とすな。
そして、真広に「ん?」と動揺っぷりを見咎められて、
慌てて刀を拾う左門!
こらこら。拾うな、拾うな。
何ですか、その絵に描いたような、ありがちな、
しかし現実では見たことのない見事な動揺っぷりは!(笑)
もうね。
あのね。
左門さんの敗因は、
吉野が思いもつかない角度で流れを変えたからでも、
葉風が世界の理を味方につけているからでも、
真広が妹命!妹ラブ!世界より妹!シスコンは正義!
だからでもなくて、
左門さんがとても小心なガラスハートで、
ポーカーフェイスより顔芸が得意!
だからだと思うの。
ていうか、皆、思ってると思うの。
ただ左門さんが悠々と構えていれば、
吉野に堂々と推理が間違っていると指摘すれば、
真広も葉風も心を変えることはなかったと思うの。
そうなの。
そうなのよ。
そう、
でもそんな左門さんが、私はとても愛しい!
・・・そんな感じで。
とにかく自分の有利が揺らいでいないのに、
自らその立場を放棄するような動揺っぷりを披露する、
そんな左門さんが微笑ましくてならない十話でした。
ていうか。
左門さんのあの剣は、武器じゃなくて
左門さんの心の支え、心の杖として必要なんだね!
今回でよく分かった!
そんなところも微笑ましくてならない十話でした。