「新世界より」第六話感想です。



※ネタバレします。



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☆第六話「逃避行」の感想です。


土蜘蛛・・・外来種バケネズミの攻撃から

なんとか逃げのびた早季と覚。

しかし、その過程で土砂崩れに遭い、

生き埋めになってしまう。

密閉空間でなすすべもなく座り込む二人。

その時、早季はミノシロモドキの幻覚を見、

また過去に覚のマントラを見たことを思い出した。

そして早季は覚にマントラを再度授ける儀式をする。




早季の見た幻覚。

あのミノシロモドキは何なのでしょう。

ただの生きた図書館じゃないのかしら・・・。


それから早季の行ったマントラを授ける儀式(真似)。

あの儀式も何なのでしょう。

以前に見た時も疑問だったんですが、

一回呪力を取り上げてから再度呪力を返還してますよね。

結局、呪力は本人に戻るのに、一回取り上げて封印する

意味って何なのでしょう。

何を封印するの・・・?

仏に帰依する意味って・・・?

マントラを与えるのは・・・?

攻撃性を封印するため?

本当にそれだけ・・・?

というか、早季の見よう見まねで呪力が戻るって

どういうことなの・・・??


色々と不思議なことばかりですが、

とにかく覚には呪力が戻りました。


で。

ここから覚の独壇場。

でもないけど。


呪力が戻ったからにはこっちのもんだぜ!

とばかりに外来種のバケネズミに攻撃をしかける覚。


覚「こっちから攻撃をかける。

  奴らを全滅させない限り、安全とはいえない」


覚「呪力は守りにはむかない。

  攻撃に使ってこそ生きるんだ」


覚「ふっ・・・馬鹿め(にやにや)」


覚「ふっ・・・怖がってやんの(にやにや)

 でもこのままじゃ少し芸がないな(にやにやにや)」


・・・た、楽しそうだな、おい。

随分楽しそうに土蜘蛛を殺して回ってるな。


その後も何のかんの理由をつけて土蜘蛛を追まわし、

呪力で大量に殺戮していく覚。

何度も早季は逃げようと提案しますが、

彼は一向に聞き入れません。

ついには疲労で冷や汗をかき始め、

少し朦朧とした表情にもなりますが、でも絶対に引きません。

土蜘蛛を殺しつくすまで逃げないと前進する覚。


・・・あんたさあ、殺りたいだけなんでしょ!?

素直にいいなよ!

殺すのが楽しいんでしょ!?

つーか、隣で早季がドン引きしてますけど!?




そんな感じで。

今回はとにかく覚が妙な方向に覚醒しちゃいました。


あれは・・・何でしょうね。

早季が見よう見まねで適当な儀式でもって

呪力を返還した副作用ですかね?

攻撃性が封印されなかったとか??

というか、呪力って無意識に人を攻撃に駆り立てる作用が

あるのかしら?

あれだけ苦しそうでもまだ「殺りたいないぜ、ふへへ」的に

前進していく覚は、どう見ても普通には見えないんですが。

ていうか、どう見ても「神様」っていうより「悪魔様」。

あんなのが大量に生きてるあの世界、怖すぎ。

新世界どころか何個世界があっても滅亡しそう。


覚はこんなんだし、

在来のバケネズミも「安全」とか言いながら

敵ばかりの道に案内していくし、

早季のことも感づいたかもしれないし、

色々と不安要素ばかりでこれからがとても楽しみです。

もっとエグいことを見せてくれても構わないわよ。

ふへへ。