「ジョジョの奇妙な冒険」

第一話~第四話の感想、

あと第五話の感想も少しです。



※ネタバレします。



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☆第一話「侵略者ディオ」の感想です。


名前は勿論聞いたことがあるけれど、

実は読んだことがなかったこの作品。

アニメになったこの機会に是非触れてみようと思って

一話を観たら・・・

観たら・・・


あーーーー!!

この、ムカツクわ!

ディオ、腹立つ、腹立つ、腹立つー!!


となりました。


貧乏と腐った親に苦しめられて育ったディオが、

裕福に親に愛されて育ったジョジョを、

陥れようと、成り変わろうと、全てを奪おうと行動する。

この古典的だけれど腹が立つ、そして引き付けられる

設定。


ああ、面白いですね!

今更私が言う間でもなく皆知ってると思いますが、

面白いですね!


続きがとても気になります。

そして今も腹が立っています。

あーディオ、むかつく。

でも、これからの展開次第によっては

お気に入りになる気もしないでもない・・・。

あーしかし腹立つわ、あいつ。

犬の幽霊に毎晩夢枕に立たれればいいのに。



そんな感じで。

とても続きが気になる一話でした。

あ。

あと、今まで聞いたことはあってもどういう流れで

出たものか分からない台詞。そういう台詞が

一話で幾つも出てきて、それも面白かったです。





☆第二話「過去からの手紙」の感想です。


あれから七年・・・。


七年!?


十二歳位だったジョジョとディオが急に大学生になり、

初対面から全面対決の様相を呈していた二人が

急に仲良くスポーツに勤しんでいたので、

今回の冒頭はだいぶ戸惑いました。


七年の間に何がどうなって仲良くなったのさ。

この人達、記憶になにか問題が・・・。

と思ったら、

実は腹の中ではお互いについて色々と思う所が

あったようで安心しました。

だよね。

色々あったけど今は親友さ!はは!とかないよね。


しかし、七年の間ジョジョは何やってたんでしょうね。

いくらディオが表面的には善人を装っていたとしても、

最初に会った時にあんなことをやられたら

「こんなにいいやつなのに疑念が拭えない」

とかぼんやりと思っているだけなんて

出来ないと思うんですけど。

初対面から愛犬を蹴り飛ばされて、

友達に自分の悪口を吹きこまれて、

初めての恋人のファーストキスを奪われ、

愛犬を生きたまま焼かれたけど、

「あいついい奴なのに何か疑念が・・・」

とか思えないと思うんですけど!

どーなんですか、ジョジョさん!


まーでも、ジョジョは紳士だからなー。

疑わしくても人を悪人とは思いたくないのかな。


しかし。

そんな紳士で根っから善人のジョジョにも

ついにディオに対する疑念を確信に変える時が。

ディオがジョジョの父親、そして過去には実の父親にも

毒を持っていたという疑い、そして事実が明るみに。


これはディオにはピンチ。


そのピンチに追い込まれる間(ジョジョが証拠を掴む間)、

ディオが何をしてたかというと。

酒をかっくらって、仮面と吸血鬼(?)の研究を

成り行き的に達成(?)

ディオはディオでジョジョを殺す気なのに、

よく分からない仮面で完全犯罪を狙うつもりで

あとは適当に酒を飲んでフラフラしてるだけって

どうなのよ(笑)

三日もあるしもっと何かやることあるんじゃ・・・。

まあ、いいか。


そんなことより、ディオが酒を飲んで

「これでは自分の屑のような父親と同じだ」と

忌々しく思っている場面がちょっと心に刺さりました。


その後の吸血鬼(?)との戦いの場面は

笑っちゃったけど。

水平に吹っ飛んでいくディオ(笑)



えーと・・・。

書いているうちに何を書こうとしていたのか

すっかり忘れました。

水平に飛行するディオを思い出して笑ってたら、

何を書こうとしていたのか思い出せなくなりました。

今、私何を書こうとしてたんだっけ・・・?

はて・・・?


とにかく。

ディオが完全なる悪人だと確信したジョジョと、

ジョジョを殺す気で仮面の秘密も知ったディオが、

これからどんな対決を魅せてくれるのか楽しみです。





☆第三話「ディオとの青春」の感想です。


ついにディオの恐ろしい企みの証拠を握ったジョジョ。

事実を明らかにし、彼を追い詰める。

が、その時、ディオの反撃に会い、父が犠牲に。

そしてディオは石仮面の力で人間ではない化物へと

変化する。

犠牲になる人々。

その犠牲をこれ以上増やさぬため、

そして父の仇を取るため、ジョジョはディオと対峙する。

燃え盛る屋敷の中で死闘を繰り広げる二人・・・。


って、感じだったけど。

え?

何?

これ、最終回?

三話にしてクライマックス?


ちょっと待ってちょっと待って。

あまりにも早すぎる。

ちょっと今回を冷静に振り返ろう。


少年期から因縁があった二人の全面対決。

その中での父の無念の死。

そして燃え盛る屋敷の中での命を賭けた戦闘。


あ、やっぱ最終回じゃん!

どう考えてもこの展開、最終回じゃん!

燃え盛る屋敷の中でとか最終回以外にありえない!


・・・でも、最終回じゃないらしいです。逆に驚きました。

あ、いや、本当に最終回だったらそれはそれで驚くけど(笑)



いやいや、しかし。

本当に最終回のような三話でした。

ジョジョがディオを完全に追い詰め、

ディオが人間を止め、

死闘の末にディオが死んだ・・・と見せかけて、という流れ。

何かもう映画の最後の方の30分間という雰囲気で、

最初から最後まで盛り上がりっぱなしでした。

緊迫した雰囲気。

勢いのある戦闘。

ジョジョの善人性とディオの悪人性の対決。

これらが物凄い勢いでもって眼前に突きつけられ、

流れていき、否応なく引き込まれました。

観終わったあと、「ああ、観たなー」という気分になりました。

ああ、良い最終回だった。


・・・やっぱ最終回じゃないの?これ??



そんな感じで。

どうしても最終回を観終わった気分になってしまうんですが、

どうやらまだ続くようなので、人間を止めて奇声を上げる

ようになった面白いディオさんに期待したいと思います。

段々ディオが好きになってきた。


ていうか。

子安さん、凄かったですね。






☆第四話「波紋疾走(オーバードライブ)」の感想です。


決着がついたかに見えたジョジョとディオの因縁。

しかし、ディオはまだ死んではいなかった。

燃え落ちた屋敷から逃げ延びたディオは、

暗闇にまぎれて仲間を作り、

石仮面の力で世界を支配しようと画策する。

一方、ジョジョはディオの企みを阻止しようとする

波紋の使い手・ツェペリと出会った。




石仮面の力で世界を支配してやるぜ!


ディオに世界は支配させない!

波紋の力で対抗だ!


あー、段々とジャンプっぽい雰囲気に。

バトル展開が見えてきました。

「震えるぞハート!

燃え尽きるほどヒート!!」

って、こういう展開で言うんですね。

ほほう、そうなんだ。


それはともかく。


呼吸って万能ですね!!


今回はこれにびっくりした(笑)

呼吸を使えば複雑骨折もたちどころに治り、

カエルを通過して岩も砕け、

枯れた木に花も咲き、

ゾンビと戦うことも出来る!

波紋の波は太陽の波!

すごい。

一体どうなってるんだろう。


ていうか。

こんなこと言ったらいけないのかもしれないけど、

正直、結構、滅茶苦茶言ってるよね(笑)


でも、吸血鬼が他人の血のエネルギーで

スーパーパワーを出すから、

こちらは自分の体内の血液のエネルギーで

スーパーパワーを出して対抗する。

というのは、なんとなく強引に納得させられました。

「ジョジョ、十字架を掲げるんだー!!」

とか

「にんにくの口臭(昨晩は焼肉)で攻撃だー!!」

とかじゃあバトルになりませんものね。

血液のエネルギーかあ。

なるほど。




兎にも角にも。

本格的なディオとの対決はこれからなので、

波紋の戦闘を楽しみにしてます。

ていうか、ディオの出番が少ないとテンションが

あまり上がらないわ、私・・・。

嫌だわ、これが恋かしら。

とかいうほどディオに好意はありませんが、

なんか彼の振り切れっぷりが癖になってきました。

早くもっとなんかやらかしてくれないかしら。

わくわく。





☆第五話「暗黒の騎士達」の感想です。


あまり書くつもりがなかったので短く。


五話は、ジョジョ達がディオが潜伏しているという

田舎町へ赴き、ディオやその部下と戦闘に入る話でした。


ディオの部下。

それは伝説の騎士・タルカスとブラフォード。

メアリ・スチュアートに絶対の忠誠と忠心を抱く彼らは、

メアリを救うために命を投げ出した。

が、それは政敵エリザベス一世の罠。

タルカスとブラフォードが処刑台で知らされたのは、

もう既に処刑され、惨めに土に転がされている

メアリの姿だった。


ああ、なんと悲劇!


からの、


何百年もの眠りから無理矢理起こされて、

どこの誰かも知らない小僧の世界征服のために

下僕として使われる現在。


ああ、なんと悲劇・・・。



なんだかすごくタルカスさんとブラフォードさんに

同情してしまいました。

可哀想な二人・・・。





追記。

一応、六話も観ました。


タルカスさんが、ジョジョとブラフォードが戦っている間、

ずっと待っててくれたり、指先一つで殺せそうなポコを

「傷は浅い」状態で許してくれたり、なんか親切な人

だなと思いました。

それだけに不憫でした。

前回のディオの操り人形として生き返ってからに続き、

今度は友人のブラフォードの鎧を粉々に・・・。

あれってきっと我に返ったらすごく後悔するんでしょう。

・・・可哀想に。

てか、ディオはどこ行ったの。