「神様はじめました」

第一話~第三話の感想です。




※ネタバレします。


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☆第一話「奈々生、神様になる」の感想です。


「お父さんが家出して、家が差し押さえられて、

路頭に迷ってたら、自分の家を譲ってくれる人がいて、

行ってみたらボロ神社で『お前は土地神だ』とか言われて、

何それって思ってたら、巴衛とかいういけ好かない妖怪が

『俺は認めん』とか勝手なことほざいて」

あーだこーだとやっていたらキスして神使の契約完了で、

やっほー家とイケメン奴隷(耳と尻尾つき)ゲットだぜ☆

・・・みたいな一話でした。



あー。

ああー。

なるほど、こういう風になるのか!


原作はある程度読んだことがあるのですが、

アニメになると聞いてもその様が想像できませんでした。

が、一話を観て何だか納得しました。

あー。

こうなるのか。

へー。


原作と違った印象の部分があり、

また原作と同じ印象の部分も当然あり、

違うけれど同じで新たな発見もあったりして、

面白いですね!


ていうか。

奈々生ちゃん、喋って動くと可愛いな!

ちょっと口が回り過ぎかと思うくらい喋ってたけど、

なんか可愛いな!

あと、巴衛は妙にスカしてるな!

こんなにスカしたオーラ出してたっけ?

出してたかも。

でも何か違和感。

かっこつけちゃって、ぷっみたいな。



話は怒涛の導入部という感じで特に感想はありませんが、

雰囲気は明るくドタバタほんわか可愛らしくて、

なんだか・・・良かったです。

なんか・・・納得しました。

うまく言葉に出来ない。



というか、

二話はKURAMAさん出るみたいなんで、

期待してます。





☆第二話「神様、ねらわれる」の感想です。


神様をはじめて神社でだらだらしていた奈々生。

と、テレビで自分の通う高校に人気アイドルの

KURAMA(漆黒の堕天使)が転校してきたことを知り、

俄かに登校気分に!

KURAMAに釣られて学校に行こうとするが、

巴衛が許可を出さない。

どうしても学校に行きたいとゴネる奈々生に、

巴衛が出した条件は・・・

奈々生ちゃん、季節の花をあしらったお手製猫頭巾よ!



みたいな二話でした。

いや、ちょっと違うかも。


KURAMAさん登場回でした。


いやーいいですねー。

KURAMAさんが出てくると空気が変わりますねー。

なんたってビジュアル系アイドルですからねー。

出てくると、こう、空気がぱっと

くらやみーにひーかるー♪みたいなねー


って、なんだあのキャラソン!?(笑)


爆笑しました。

流石はKURAMA様(笑)

漫画の時でさえ異彩を放っていた(色物的に)彼が、

アニメでますます輝きを増すとは(色物的に)!

しかもあれですよ!?

普通に教室に入るだけなのにスモーク焚いて

キャラソンをバックに流すという阿呆な初登場の

場面のみならず、ダチョウ疾走時にまで

ノリノリでロックなキャラソンとは!

最高です。

最高ですよ、KURAMA様。

最高に馬鹿みたいです!!(褒め言葉)



そんな感じで。

私、鞍馬さん好きなので今回はおおいに楽しめました。



・・・で、えーと。

この作品は・・・なんというか少女漫画として王道な

パターンが多くて好きなんですけれど、でもその分、

私のとても好きな鈴木ジュリエッタ先生の笑いの

突き抜け加減が薄められてるような、そんな気が

前からしています。

いや、好きですけどね。

でも、なんか、ちょっと物足りない気がしてしまうと

いうか・・・。

なので、アニメでは今回のように馬鹿みたいに

突き抜けてくれるといいな~・・・なんて、

勝手に期待しています。





☆第三話「神様、縁をむすぶ」の感想です。


奈々生の縁結びの神としての初仕事。

それは妖怪である沼皇女と人間の男の子である

裏嶋小太郎、この二人の縁を結ぶことだった。




今回の話は少女漫画らしいほのぼのらぶでした。


ずっと片思いしていた男の子に、

妖怪と人間の壁を越えて会いたい、

禁忌と知っていてもこの想いを伝えたい。

そう願ういじらしい沼皇女が・・・


と書くとほのぼのらぶなんですけど、


ずっと昔に一瞬会っただけの、

若干八歳の男の子の泣き顔が忘れられなくて、

十年間ずっと会いたいと思い続けた年齢不詳の

妖怪の沼皇女が・・・


と書くとなんかね・・・。

本当にほのぼのしていいのかと思いますね。

しかも小太郎は当然のごとく覚えてないですからね・・・。


八歳の少年の、

しかも泣き顔が可愛かったから、

十年間ずっとずっと片思い・・・・・・。

うーん・・・。

沼皇女様、素晴らしいご趣味ですね!

嫌いじゃない!!


ああ、ちょっと切なく微笑ましい小さな恋物語を

こんな目でしか見られないなんて・・・

ごめんなさいね!

本当に!




・・・そんな感じでした。

どうでもいいけれど、巴衛は毎回毎回、

敵対した相手を食材にして料理しようとしてますけど、

そんな御飯を出された所で奈々生さん、

食べられないと思うんですけど・・・。

恐怖の食卓・・・。






追記。

一応、第四話も観たので。


四話は、白蛇の瑞希が登場する回でした。


学校で虐められていた白蛇を助けたら、

お礼に(?)勝手に婚約の印をつけられ、

なおかつ攫われた奈々生ちゃん。

連れられて行った先は、瑞希が神使を務める神社。

逃げ出そうとするものの帰り道が見つからない。

途方に暮れる奈々生。

そして彼女はある違和感に気付き・・・


というような内容でした。


あー。

瑞希の初登場回ってこんな話だったんですね。

何だろう。

漫画で読んだ時より感動しました。

瑞希の寂しそうな背中がぐっとくる・・・。

あと岡本さんの声がなんかいい。

なんか・・・なんかいい!

理由はよく分からないけど!


それにしても、

巴衛さんは奈々生ちゃんにもうすっかりやられてますね。

毎回吐く甘い言葉やきらきらーんな背景の場面も、

最近より一層甘甘しいです。

ああいう場面、「ああ。少女漫画だなあ」と思って

嬉し恥ずかしちょっと拷問気分になって楽しいんですが、

流石に今回はどうかと思いました。


だって。


あいつら主人を失って、現実逃避の幻も壊されて、

最後の心の拠り所まで取り上げられようとしてる

瑞希の前で、イッチャイチャしてるんだよ!?


「やめてー」

「それだけはー」

と最後の心の拠り所に縋ろうとする瑞希の前で、

がしっと抱き寄せたり、

「遅い・・・だーりん(とは言ってない)}と涙したり、

ずーーーーーっと離れなかったり、

自然に何事もないかのごとくお姫様抱っこ状態だったり、

「巴衛、もういいよ」のところなんて何だありゃあ!

手つきがやばい!


一人ぼっち過ぎて現実逃避して生きるだけの瑞希に、

公然とイチャイチャを見せつける!

こいつら鬼畜ですわー。


いや、しかし、

少女漫画っていい物ですね!

ぐへへ。



そんな感じで。

とにかくKURAMA様の机が気になって仕方なかった

回でした。

何の儀式の後だろう、あれは。