「薄桜鬼 黎明録」

第一話~第二話+第三話少しの感想です。



※ネタバレします。



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☆第一話「天武の暁」の感想です。


浪人に襲われて行き倒れていた井吹龍之介が、

上洛する芹沢鴨に拾われて犬になる話。




「黎明録」なので、恐らく新選組が京都に出てきた

直後から、京都で色々とある間の話・・・

だと思うんですけど、どうなんでしょう。

相変わらず新選組に対して知識がなくて分かりません。


とりあえず今回は、新選組は上洛直後のようで、

その上洛中に主人公の井吹が拾われたようでした。


山道かどこかで行き倒れ、金も食べ物もなく、

死にかけていた井吹龍之介。

芹沢に拾われ、気が付いたら壬生浪士組の

宿所にいた。

手当を受け、動けるようになるまで世話になった

井吹だが、あまり世話になるのもとすぐに出て

行こうとする。


が。


なんせ井吹自身が礼儀を知らず、

新選組の連中も血気盛んで、

恩人の芹沢に至っては

「ただ生きているだけで周りとぶつかる」(土方談)

人間なので、ただ礼を言って出ていくだけのことが

うまくいかない(笑)


こっちは

「いつ出てくんだ(多分居つくだろうけど)

いつ出てくんだ(多分居つくだろうけど)

まだ出て行かないのか(出て行かないのは知ってる)」

と思っているけれど、あっちこっちで小さな衝突を

起こすだけで、どうしても出ていくことが出来ない。


部屋を出て玄関に向かえば、その途中で

「礼も言えないのか、名前も名乗れないのか」

と殴られ、

恩人に礼を言いに行こうと顔を洗っていれば、

「井戸を独占するな」(でも自分は使う気配なし)

と刀を抜かれそうになり、

恩人が帰ってきたかと思えば、

恩人と土方さんが口論。


礼を言うだけのことがこんなに困難だとはね!


そしてようやっと芹沢さんに面会できたと思えば、

井吹自身の礼儀知らずの口のききようと、

それを上回る芹沢さんの毒舌加減で、

何故か犬として飼われることに・・・。


礼を言って出ていくっていうのは、

果てしなく困難なんですね!


そのことを学んだ一話でした。


まあ、井吹さんのあの態度と口の利き方は

どうかと思ったし、世話になったけど出ていくだけ

ってのもどうかと思いましたが、

それにしても新選組ってのは面倒な所ですね。

いちいち喧嘩しないと何も始まらない!


芹沢さんに至っては、人を犬扱いしたり虫扱いしたり、

いちいち嫌がらせを言ったり殴ったり蹴ったりしない

と始まらない!


・・・つくづく面倒な所・・・人達だと思いました。


あー、それにしても平助君は

相変わらず可愛いなあ!





☆第二話「導かれし運命」の感想です。

斉藤一が浪士組に加わったり、

浪士組が何の後ろ盾もないまま

京都で活動を始めたりした話。





斉藤さんが合流しました。

斉藤さんって左利きだったんですね。

だからなんだって話ですが。

知らなかったから。


井吹龍之介は相変わらず芹沢さんに犬扱いされ、

毎日おつかいをさせられてます。

芹沢さんのための雑用の日々です。


「俺より先に寝るな!」

「俺より先に起きてろ!」

「酒買ってこい!」

「煙草買ってこい!」

「肩を揉め!」



なんだか龍之介は横暴亭主につかまった

妻のようですね。


そんな横暴亭主な芹沢さんに対しては、

龍之介だけでなく、近藤さん達も

溝を深める毎日のようです。


毎日毎日酒を飲んでは色町へ行き、

毒舌ばかりで、自分勝手。

でもツテは彼しか持っていないようで、

とにかく浪士組を何とかしてもらわなければいけない。


そんな時に、上様が入洛されるということで、

自主的に警護に出ると張り切る近藤さん。

とそこで、芹沢さん。


「あのような無能、警護するに及ばぬ」


これにはいつも朗らかな近藤さんも

怒りの表情。


うーん・・・。

何で芹沢さんてこういう感じなのかな。

人との会話が苦手なのかな。

本当は素直にお喋りしたいけど、

口を開くと暴言が出て来ちゃうの。

本当はもっと仲良くしたいけど、

つい手や足が出ちゃうの。

ツンデレのデレ抜きなの、許してねてへぺろ★

みたいな。


熱心についてきている人もある程度はいるようだし、

ツテもあるようだし、頭も切れるんだろうし、

色々と持ち物は多いのに、性格だけが残念。

うーん・・・それはそれで大変だよねえ。


芹沢さんは嫌いだけど嫌いじゃありません。

何だか不思議な感じです。

とても興味深いです。

これから先の描かれ方が気になります。



ところで。

自主的に上様の警護に出かけた浪士組ですが・・・。

道路脇に押しかけた見物客の前に出ることが出来ず、

後ろから見るだけ。

裏道を走って上様の駕籠を追いかけるだけ。

遠くに見える駕籠を熱くみつめ、


近藤さん「将軍があそこに・・・おわす!!」


ただのファンだよ!

それは警護じゃなくて、ただの追っかけだよ!!


はやく近藤さんが大物になれるといいなと・・・

そう思いました。



あー、そして今回も平助君が可愛かった。




あまり書くつもりがなかったけど、

第三話の感想を少し。


☆第三話「群狼の掟」の感想を少し。


芹沢の働きかけにより、壬生浪士組は

京都守護職である会津藩主の御預かりとなった。

しかし、ますます気を引き締めて浪士組を導く

役割があるはずの芹沢は、奔放な生活を

改める様子もない・・・。




芹沢さんって本当に不思議な人だなーと

そう思った三話でした。


色町に出かけたりしているのは

毎度のことらしいのでいいんですが、

何でそれに新八を誘ったのか分かりません。


いや、新八は舞妓さんとトラブルが起きた時に

即座に宥め役にまわっていたので、そういう意味で

役立つと思って誘ったのかもしれません。

が、

新八にくっついてきた他のメンバーはどうなんでしょう。


すごく・・・すごく雰囲気の悪い酒の席になっていたと

思うんですが・・・。


特に沖田。

冗談でも(沖田は冗談じゃなかったみたいだけど)

自分を斬るとか言ってくる人と飲みたいもんですかね。

芹沢さんは「沖田に斬るとか言われても怖くないし」

とか言っていたけど、出来れば気持ちよく飲みたい

ものじゃないですかね。

それどころか、ぎりぎりする沖田に更に

「斉藤は人を斬ってるな、迫力が違う」

みたいなことを言って余計ぎりぎりさせてたし。


雰囲気悪いなかで飲むのが好きなんですかね。

舞妓さんともトラブル起こしてね。

挙句の果てには土方さんを呼ばれてメッって

されたりね。

気分が悪すぎると思うんだけど、

あれが好きなのかな。

変な人・・・。



ところで。

斉藤さんは一体京都に来る前に

何をしてきたんでしょう・・・?

もう何人も斬ってるみたいですけど、

一体何が・・・。

漬物を巡って殺し合いを・・・??


あと、沖田が意外と子供だと思いました。

多分、大好きな近藤さんの役に立ちたくて

必死なんだと思うけど。

でも、あんなに背伸びしてる雰囲気だったっけ?

もうちょっと落ち着いてたような・・・??



えーと。

そんな感じで。

問題児だらけの浪士組をまとめるために、

鬼畜な局中法度を作り、

土方さんが鬼っぽくなってきた第三話でした。

土方さんって本当に苦労人ですね。

いつも眉間に皺寄ってるイメージがある。



あーそれにしても半目の平助君も可愛かった。