「モーレツ宇宙海賊」全二十六話、終了後の感想です。
これで一応、春アニメの感想は終わり・・・あ。
いや、まだ「坂道のアポロン」を観ている途中です。
でも、なかなか観終わりそうにないので、
やはり一応、これで春アニメの感想は
一旦終わりにします。
観終わって余裕があったら「坂道のアポロン」も
感想を書きたいと思いますが・・・どうかなあ。
とても質の高いアニメでとても好きで
出来れば感想も書きたいんですが、
しっかり観たいと思うとなかなか観る時がなくて・・・。
うーん・・・。
まあ、その時の状況で。
次からは夏アニメの一話辺りの感想を始める
予定です。
※ネタバレします。
◎「モーレツ宇宙海賊」
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海明星に暮らす、ごく普通の女子高生・加藤茉莉香。
高校に通い、バイトをし、友達とはしゃぎと、
本当にごくごく普通の生活を送っていた彼女だが、
ある日、急に来訪した二人から宇宙海賊船・弁天丸
の船長を継いでくれと言われ、日常が一変する。
宇宙海賊船船長として勉強をし、
仕事であるショーなどをこなし、
同時に女子高生としての生活も続ける茉莉香。
そして、茉莉香は海賊として、自分自身として、
大きく成長していくのだった。
いい話でした。
一見地味だけれど、
丁寧・・・というか真面目で、
安定した作品だったと思います。
タイトルのイメージとは百八十度真逆。
とても地味で真面目で優等生で、そして時々熱い。
そんな、いつ観ても安心できる作品でした。
良かったです。
茉莉香の女子高生としての日常。
茉莉香の海賊船船長としての成長の様子。
高校のヨット部員達との交流。
海賊船のクルー達との交流。
仕事で会った人々との関係。
それらを通じての茉莉香の心情の変化。
何もかもが丁寧に描かれ、
茉莉香が海賊として、女子高生として、自分として、
一つずつ階段を上っていく様子が分かり、
最終回では茉莉香の堂々とした海賊ぶりに
こちらまで胸が熱くなりました。
こういう「一歩ずつ成長してきた」と実感する作品は、
最近では珍しかったかもしれません。
いいですね、こういうのも。
ただ・・・ちょっと分からない、何となく理解出来ない、
腑に落ちない?という部分もありました。
海賊船の戦闘における細かな手順の様子・・・
というか、戦ってるのは分かるけど、今何をやっている
のか分からない!という状態になったり(これは私が
機械に興味がなくて敵だと思っているからかもしれま
せんが)、
黄金の幽霊船の事件で、セレニティが過去どうで、
現在はどうで、結局事件で何がどう変わり、
どういう流れになったのか、
とか、
海賊ってショーやってるだけで海賊と名乗っていいの?
海賊ってヨット部にも出来るほど楽勝なの?
とか、
その疑問をぶつけただろう最終回付近のグランドクロス
との戦いでの茉莉香の答え
「何故私が海賊なのか?
それは私が加藤茉莉香だから!」
「それじゃあ答えになってない?
だって問題にもなってないんだもん」
の意味が不明だとか、
何だかなんとなーく感覚的に理解が出来ないよという
部分が多々ありました。
何だろうなあ・・・。
大体分かるけれど、よくよく考えるとなんとなく消化
できない部分が残るなあ・・・という気持ちになるというか、
なんとなーく自分の中で収まりがつかないというか・・・。
でも、面白かったんですけどね。
派手な部分や衝撃的な展開はないけれど、
こつこつ積み上げて真摯に向き合って、
それで時々とても熱くなる。
なにより茉莉香が一人前になるのを一緒に眺められる。
そんな素敵な作品だったと思います。
ていうか。
途中でケインが壊れた!別人格が!!と思ったら、
本当に別人で、ケインには申し訳ない誤解をしたと
思いました。
ピチピチの女子高生が上司で、担任もやったし、
部活の面倒もみたのに、普段は命令されるだけで
いい思いがなくて鬱憤溜まって壊れたぜ!
とか思ってて、ごめんね!
あ。
劇場版があるらしいのでまだ完全な終わりでは
ないようです。