「緋色の欠片」一期終了後の感想です。
※ネタバレします。
◎「緋色の欠片」
- ねぇ/藤田麻衣子
- ¥1,200
- Amazon.co.jp
両親の海外転勤を機に、季封村の祖母宅に
越してきた春日珠紀。
越してきた早々彼女は、自分がその村に代々続く
「玉依姫」であり、「鬼斬丸」という刀の封印を守るのが
使命であると知らされる。
そして彼女は、「玉依姫」を守護する役目を負っている
五人と、鬼斬丸の封印を解こうとする敵と戦うことに
なるのだが・・・。
十月から二期決定!いえーい!
とか言ってる場合じゃないですよ!
二期なくちゃ困りますよ!
一期で終わったら最悪ですよ!
だって。
珠紀が季封村に越してきて、
自分が「玉依姫」であると知る。
↓
「玉依姫」は「鬼斬丸」の封印を守らなければならない。
↓
珠紀は「玉依姫」を守護する「守護五家」の守護者五人と
封印を守ろうとする。
↓
「鬼斬丸」の封印を解こうとする敵「ロゴス」が攻めてくる。
↓
戦闘
↓
こてんぱんに負ける。
↓
反省
↓
戦闘
↓
赤子の手を捻るがごとく負ける。
↓
反省
↓
戦闘
↓
話にならないほど負ける。
↓
以下繰り返し
↓
最終的に「鬼斬丸」の封印は破られたけれど、
刀はババ様の手にあるから、ま、いっか!
という、ハッピーエンドな雰囲気で締める。
よくない!
よくないよ!?
ちっともハッピーじゃないよ!?
結局、一度も勝ったことないよ!?
主人公達がロゴスに負けただけの話だよ!?
負け続けただけの話だよ!?
どうなってんの!?
・・・。
まあ、逆に斬新で面白いでしょ?と言われば、
ええそうですねと答えてしまいそうな自分がいる。
いるけど、二期がないと困りますよね。
二期では少しは守護者達の活躍が見られるのでしょうか。
それともまた・・・いや、流石にないですよね。
ま、でも、また同じことの繰り返しでもそれはそれで・・・。
いやいや。それはまずいか。
しかし・・・。
そんな葛藤を呼び起こさせる不思議な作品でした。
あと、いつもエンディングの後にある、守護者五人が
甘い言葉を囁いてくるおまけが拷問でした。
とにかく二期を待っています。
あ、そうだ。
ところで。
色々なことを隠してそうなババ様ですが、
彼女が珠紀に珠依姫の座を譲った理由を少し考えて
みました。
多分、これだと思います。
拓磨「化け物が体の中でうずいてる。
こいつはもうすぐ目を覚ます・・・!」
ババ様「そんなことさせないよ。
私、玉依姫だもの」
拓磨「うおおおおお(鬼として半覚醒?)」
ババ様「(後ろから抱きついて)拓磨、元に戻って。
お願い。皆も待ってるから・・・!」
拓磨「分かった。もう大丈夫だ。ありがとう、ババ様」
そっと手を握り合う二人。
・・・これは色々とまずい。
そうババ様は思われたのではないでしょうか。
・・・。
とにかく二期を待ってます。