「緋色の欠片」一期終了後の感想です。



※ネタバレします。



◎「緋色の欠片」

ねぇ/藤田麻衣子
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両親の海外転勤を機に、季封村の祖母宅に

越してきた春日珠紀。

越してきた早々彼女は、自分がその村に代々続く

「玉依姫」であり、「鬼斬丸」という刀の封印を守るのが

使命であると知らされる。

そして彼女は、「玉依姫」を守護する役目を負っている

五人と、鬼斬丸の封印を解こうとする敵と戦うことに

なるのだが・・・。




十月から二期決定!いえーい!

とか言ってる場合じゃないですよ!

二期なくちゃ困りますよ!

一期で終わったら最悪ですよ!


だって。



珠紀が季封村に越してきて、

自分が「玉依姫」であると知る。

「玉依姫」は「鬼斬丸」の封印を守らなければならない。

珠紀は「玉依姫」を守護する「守護五家」の守護者五人と

封印を守ろうとする。

「鬼斬丸」の封印を解こうとする敵「ロゴス」が攻めてくる。

戦闘

こてんぱんに負ける。

反省

戦闘

赤子の手を捻るがごとく負ける。

反省

戦闘

話にならないほど負ける。

以下繰り返し

最終的に「鬼斬丸」の封印は破られたけれど、

刀はババ様の手にあるから、ま、いっか!

という、ハッピーエンドな雰囲気で締める。


よくない!

よくないよ!?

ちっともハッピーじゃないよ!?

結局、一度も勝ったことないよ!?

主人公達がロゴスに負けただけの話だよ!?

負け続けただけの話だよ!?

どうなってんの!?


・・・。

まあ、逆に斬新で面白いでしょ?と言われば、

ええそうですねと答えてしまいそうな自分がいる。


いるけど、二期がないと困りますよね。


二期では少しは守護者達の活躍が見られるのでしょうか。

それともまた・・・いや、流石にないですよね。

ま、でも、また同じことの繰り返しでもそれはそれで・・・。

いやいや。それはまずいか。

しかし・・・。



そんな葛藤を呼び起こさせる不思議な作品でした。

あと、いつもエンディングの後にある、守護者五人が

甘い言葉を囁いてくるおまけが拷問でした。


とにかく二期を待っています。



あ、そうだ。

ところで。

色々なことを隠してそうなババ様ですが、

彼女が珠紀に珠依姫の座を譲った理由を少し考えて

みました。


多分、これだと思います。


拓磨「化け物が体の中でうずいてる。

   こいつはもうすぐ目を覚ます・・・!」


ババ様「そんなことさせないよ。

     私、玉依姫だもの」



拓磨「うおおおおお(鬼として半覚醒?)」


ババ様「(後ろから抱きついて)拓磨、元に戻って。

     お願い。皆も待ってるから・・・!」


拓磨「分かった。もう大丈夫だ。ありがとう、ババ様」

   そっと手を握り合う二人。


・・・これは色々とまずい。

そうババ様は思われたのではないでしょうか。


・・・。

とにかく二期を待ってます。