「LAST EXILE 銀翼のファム」

第二十一話の感想です。


やっと最終話です。



※ネタバレします。


◎「LAST EXILE 銀翼のファム」

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☆第二十一話「Grand master」の感想です。


グランエグザイルの中で、

サーラを抱いたルスキニアと対峙するファムとジゼル。



最終話は、ファムとジゼルが全ての大本である

ルスキニアと会話する、それが主な内容でした。


多くの国を攻めて、

多くの人を殺害して、

トゥランを滅ぼしたり、

グラキエスを壊滅させたり、

サーラを攫ったりと、

悲しみや憎しみを撒き散らしながら進んできたルスキニア。


その彼が本当に願っていたのは・・・

いたのは・・・

えーと・・・・・・

本当に世界平和・・・だったの??


本人の言によるとそうなんでしょうが、

ちょっといまいち納得がいきませんでした。


いや、別に願っているのが「世界平和」なのはいいんです。

目的は世界平和でいいんです。

そうじゃなくて、そのための手法や現状が納得いかない

のです。


グランエグザイルは未完成の移民船。

主砲を一発撃つごとに壊れていく。

そのことはルスキニアも知っていて、

グランエグザイルが壊れた後のことをサドリに指示していた。

ということは、自らが敗北するのは計画のうちだったという

ことですよね・・・?


強大な力を持ってサーラを攫った自分が、

全ての敵になることで世界を一つにまとめよう。

自分対世界という構図を作って世界を一つにしよう。

そして世界がまとまった所で自分は去ろう。

そういう心づもりだった・・・んですかね?


でも・・・。

そうはいっても、所詮その場しのぎの味方では、

すぐにまた敵同士になり、争いは終わらないだろうし、

大体、今までアデスが非道な手を使って国々を併合して

きたことによって、軋轢が更に生まれてきていると

思うんですが・・・。


アデスと他の国々の関係も険悪だろうし、

ミリアとグラキエス、特にディアンとの関係もそうだし、

アデス国内も割れているだろうし、

問題は山積みです。


これを一つにまとめ続けるとなると、ルスキニアが早々に

敗北してはならないような気がするんですが・・・。

いつまでも敵として存在し続け投げればならないような

気がするんですが・・・。

それは真の世界平和ではないけれど・・・。


うーん・・・。

何だかいまいちしっくりこないなあ・・・。


まー・・・でもー・・・・・・

いっか!

世界は平和になったみたいだし!!


あの世界の人達、ルスキニアに勝ったことで

全てを水に流せたんですかね?

今までの遺恨も全て忘れられたんですかね?

何か・・・凄いな・・・。


いや、でも、世界平和は成し遂げられたし、

サーラは割とその中心でロリ教も世界中に

布教できたようだし、

ファム念願のグランレースも開催出来たし、

皆ハッピーで良かったと思います。

うん、良かった!



そんな感じで。

突っ込み所や納得いかない部分も多々ありましたが、

それでもその世界に魅せられ、大空の風を感じられる、

良い雰囲気を伝えてくれた作品だったと思います。

私は好きでした。