「ヨルムンガンド」第一話~第三話の感想です。



※ネタバレします。


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☆第一話「ガンメタル・キャリコロード」の感想です。


両親を殺した「武器」を憎む少年兵・ヨナ。

その彼が雇われたのは、「世界平和のため」に武器を売る、

武器商人・ココ・ヘクマティアルの私兵部隊だった。




武器を憎んでいるのに手放せない。

世界平和のために武器を売る。


こういう矛盾のある設定は好きな方ですが・・・

なんだろう、いまいち好きと思えないような。


武器とか軍とか戦争とかに拒否反応が出る方だからかなー

と思ったんですが(いやまあ戦争が好きって人は

そうそういないと思うんですが)、でもよく考えると

「ガンスリンガーガール」なんかは大好きなんですよね。

あれは戦争とはちょっと違うかもしれないけど。


うーん・・・。

何だろうなあ・・・。


殺し合いに哀愁や葛藤を感じないからかしら・・・。

あくまでビジネスのために人を殺し、武器を運び、

戦争の火種を撒いている。

そのことに躊躇いも後悔も何もない。

だってビジネスだから。


それが受け付けないのかもしれません。


うーん・・・。

でも、これからの話の転がり方で印象は変わってくるかも

しれません。



あ、銃撃戦はかっこよかったです。

ココの乱暴な交渉術も嫌いではないです。

あとやっぱりヨナが、寡黙で冷静で大人なようでいて

子供の部分もありつつミステリアスなショタっていうのは、

可愛くも可哀想でその二つの(以下省略)





☆第二話「PULSAR」の感想です。


依頼先が予想外の戦闘地域になっていたのを

確認したココ。
依頼者は追加注文を提案してきたが、

ココは旨味がないとみてすぐに逃げ出そうとする。

が、商売敵の他社社長や、依頼者によって、

どんどんと状況は逃げ辛い方向へ向かう。




今回は、ココ達一行が、パイプラインを巡る

孤立した泥沼の戦闘地域から逃げ出す話でした。


ココ、競合他社の社長、それから依頼者のポルック少佐。

この三者の駆け引きが見所だったと思います。


戦闘が灰色のまま長引く予兆を感じ、更に依頼者には

金がないとみて、すぐに逃げ出そうとするココ。

そのココに依頼者との追加契約を促すことで面倒な

後始末を押し付け、自分達は逃げようとする他社の社長。

パイプラインの利権を自分の物とするために、更なる

武器を欲し、護衛という建前で監視をココと社長につける

依頼者。


いかに相手を自分の思う通りに動かすか。

その騙し合い、心理的な駆け引きが興味深かったです。



でも。

何となくやっぱり感情的についていけない部分が

あるなーとかなんとか・・・。

私の好みと雰囲気があまり合わないような・・・。

でもでも駆け引きは面白いんだよねー。

雰囲気は見てると辛くなるけど・・・。


うーん・・・。

まだしばらく観てみます。

多分。

つまらないんじゃないんだけど。

面白いと思うんだけど辛いんだ。





☆第三話

 「ムジカ・エクス・マキーナ phase.1」
 の感想です。


銃の音を音楽に例え、

銃撃戦を「演奏」と呼び、

自分達を「アーティスト」と自称する、

殺し屋二人組の「オーケストラ」。

その殺し屋にココが狙われた。

ああ、治安が良いはずのドバイの街が悲惨なことに・・・。




そんな三話でした。

この話は前後編で、三話は前編なのだと思います。


うーんと。

で。

とりあえず皆頭がイカレてるなと、そう思いました。

今更だけど。


パンツ履いてない殺し屋少女に、

百合百合デートに、

殺害対象にまず話しかける殺し屋に、

銃を撃ちながら降ってくる少年に、

車が立った!


何の話だ(笑)


何だか今回は、全体的にイカレ浮かれムードの銃撃戦で、

皆頭がぽーんしてる感じでよく分からなかったのですが、

一つだけ共感できることがありました。


チナツ「あの子可愛いから(殺したら)勿体ない!」


ですよねー!!

チナツさんとは話が合いそうな気がする!

パンツ履いてないけど!!



ていうか。

流石にあんな街中で警官相手にもドンパチしたら

まずくないのかなー・・・。

と、ちょっと思ったりもしたんだけど・・・。

演奏だから、いいのかな!?

アートの形は自由だもんね!?