「未来日記」第二十三話の感想です。



※ネタバレします。



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☆第二十三話「契約不履行」の感想です。


次代の神を決める12人のサバイバルゲーム。

生き残ったのは雪輝と由乃の二人だけ。

襲撃者を全て始末した二人は、

由乃の家で世界崩壊まで仲良く暮らす。

・・・はずだった。

が。




ついに由乃のひた隠しにしてきた秘密が

明かされた回でした。


「由乃は自分を好きでいてくれる」。

そう思う雪輝。

でも、一方では秋瀬や他の友人達が死に際に残した

「由乃は嘘をついている」「由乃は雪輝を殺す気だ」という

メッセージが心に引っ掛かって離れない。


で、雪輝は聞いてみたわけですね、由乃に。

「どうして死んだ人が生き返るなんて嘘をついたの?」と。


その瞬間、突如由乃が殺人鬼モードに!

アップダウンの激しい子だ!

ていうか、どうやって雪輝に知られないように

布団に斧を忍ばせてたんだ!

マジックか!

ユッキー、じゃーん斧ですよ?ビックリした?うふふ。

じゃあ死んでね♡

本当に心底ビックリするわ!!


いや、それはどうでもいい。

肝心なのは由乃の秘密だ。

で、訳も分からずに逃げ回る雪輝に、何故かムルムルが

過去のことを教えてくれたというわけです。


今の世界は二周目の世界。

一周目は由乃が神になり終わった。

しかし、一周目で死亡した雪輝を、自分が神になっても

生き返らせることは不可能と知って絶望した由乃。

神の力を使い、時間と空間を過去に巻き戻す。

で・・・。

巻き戻すということは、現在の自分と過去の自分が

二人存在するということになるので・・・。

まあ、その、邪魔な過去の自分をサクッと葬ってやったと、

そういうことですね・・・。


ほう。

これで由乃の「本物の死体」が庭に埋まっていた謎が

解決しましたね。

由乃は二人いた。

一人がもう一人を殺した。

だから庭に本物の死体があった、と。


確かに由乃は二人もいらないですもんねー。

雪輝と幸せになりたいがためにサクサク殺人に走る

人間が二人もいたら本当に怖いですしね。

本人も自分を「殺すしか能のない女」って言ってましたし。

それが二人もいるなんて怖すぎる。

一人でも十分怖いというのに。

ていうか、もうこの時点では過去の由乃も人殺し

ですしねー。殺人鬼として覚醒済みですしねー。

殺人鬼由乃様が二人・・・よりは一人の方が・・・。


と、私は思ってしまったんですが、

何故か激高する雪輝君。

自分と結婚の約束をしたのは死んだ方の由乃なのに。

ということらしいんですが・・・。


んー?

でも今の由乃も過去の雪輝に結婚するって言ってくれた

由乃でしょ?

ていうか、今まで命を張って守ってくれたのはこの由乃でしょ?

雪輝のためにバンバン人殺しをしてくれたのはこの由乃。

雪輝が「好きになりたい」という心の働きを持った対象は

この由乃。

・・・何か問題が?


そう思う私は壊れているのかもしれません。

が、この作品自体も由乃も大幅に壊れてるので、

別に良いのではないかと思います。


おかしいのは雪輝です。

どうして怒るのですか。

どうして由乃を愛せなくなったみたいな目なんですか。

何で由乃と殺し合うみたいな雰囲気で次に続くんですか。


自分だって自分のためにバンバン人を殺してきたんだし、

もう今更と思って目の前の由乃と幸せになればいーじゃん!


わけがわからないよ!!



そんな感じで、非常に不可解で、しかし次回が気になる

終わり方でした。