「LAST EXILE 銀翼のファム」

第十六話の感想です。



※ネタバレします。



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☆第十六話「Automaton」の感想です。


ルスキニア率いるアデス連邦軍と、

ヴァサント率いる反ルスキニア統合軍の初戦。

場所は要塞ボレアース。

今後の行方も左右するであろうボレアースを巡り、

両軍が衝突する。




アデス連邦軍と反ルスキニア統合軍の初の戦闘でした。

といっても、アデス連邦軍の大将であるルスキニアさんは

今ちょっと家出中ですが・・・。


で、今回、アデス側はソルーシュとオーランが

中心になって戦いを進めていました。


学生時代からの友人らしいソルーシュとオーラン。

ただ性格は昔から正反対のようで、

軽くてどこか自国を冷めた目で眺めているソルーシュと

真面目一辺倒で自国の理想を疑わないオーランは、

互いに互いを羨ましいと思いつつ友人関係を築いてきた

ようです。


でも、性格は違えど二人は親友といってもいい間柄・・・に

見えました。

多分、そうだったでしょう。今回までは。

・・・いや、今もそうかもしれないけど。


親友で旧友の二人。

しかし、今回は大きく道を違えてしまいました。


心理的には距離を置きつつもルスキニアに従うことを

迷っていないソルーシュと、

アウグスタに武器を向けることを躊躇うオーラン。


オーラン(俺が・・・アウグスタを撃つのか。撃てるのか?)


戦闘が開始されても迷いの中にあるオーラン。

そうですよね!

撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけですもんね!

ロリ教の敬虔な信者オーランにロリ様を撃ったり、

ましてやロリ様に撃たれたりなんてできませんものね!


とか何とか思っている間に、さくっと裏切るオーラン。


何にも心酔やら信頼やらしないだろうソルーシュは、

ただ淡々と仕事をこなしています。


そこへ、背後から、撃ちこむオーラン・・・。


ソルーシュー!

あんたが昔「生温かい目で背中を見守ってる」と言った

親友が、今まさにあんたの背中に強烈な砲弾を撃ち

こんでるよー!!


しかし、流石は常に客観的なソルーシュ。

オーランの裏切りにも笑顔で


「それが君の選んだ道か」

「何故だろうな。いつかこんな日が来るような気が、

ずっとしていたよ」


と呟いて、最期の生き様を魅せます。


アウグスタの艦に特攻し、崖にぶつかり大爆発。

アウグスタを称えつつ!


ソルーシュー!!

あんた、本当は芯は熱い男だよー!

ソルーシュー!!




こうして、今回の初戦は統合軍側の勝利で終わりました。

ソルーシュとオーランの友人関係も終了しました。


うう・・・ソルーシュ。

チャラそうだけどいい奴そうだったのに。

ルスキニアさんのお酒をくすねてたけど・・・。



ところで。

この非常時にルスキニアさんは何してるんでしょうね。

リリアーナ王女とらぶらぶ?しつつ、謎ポエムを

口ずさんでましたけど・・・。


あと、大人の事情に振り回され、お菓子とゲームで

誤魔化されつつ戦いの場で泣くしかできないサーラが

不憫でなりませんでした。