「persona4 the ANIMATION」
第十六話の感想です。
※ネタバレします。
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☆第十六話
「Although the Case Was Closed」
の感想です。
少年探偵・白鐘直斗が自らマヨナカテレビの中へ
入っていって、色々暴露されたM的な話。
今回は、「連続殺人事件は解決した」という警察の見解に
異を唱える直斗が、自ら次の被害者になることで、
正当性を証明しようとする話でした。
その、囮としての行動を取る前に、
直斗は鳴上達に自分の推論を話して聞かせます。
連続殺人事件はまだ終わっていないこと。
モロキン殺害だけは美津雄の犯行であること。
鳴上達が事件に関わっていること。
それは犯人としてではなく、
正反対の助ける方向であるということ。
急にテレビに取り上げられた地元民が
被害者となること。
等々。
どれも正しい推理ばかり。
今まで「探偵」といいつつも、ぶらぶら田舎町を
散策してるだけなのかと思っていたら、
結構有能だったらしい直斗君。
で。
その有能探偵が「遊びじゃないんだ」と、
真剣に打った次の手が自分囮作戦。
テレビで取り上げられた地元民が被害者として
選ばれるなら、自分がその条件を満たせばいい。
そのために、テレビで「探偵王子」とか恥ずかしく
紹介される直斗。
ほう・・・。
なるほど・・・。
これは有能だ。
出来る子だ。
でもね。
貴方は一つ勘違いしている。
マヨナカテレビに自ら取り上げられようとするのは、
とんでもなく愚かな手だよ!
だって、あれだよ!?
人生最大の辱めを受けるといってもいいんだよ!?
絶対に後で思い出してジタバタするよ!?
消えない人生の汚点だよ!?
さあ、こいっ。
少年探偵の恥ずかしい姿!!
とか、ショタ風探偵の醜態に期待していたら、
何だかとても深刻な悩みが来てしまいました・・・。
いや、別に今までのが深刻じゃなかったというわけでは
ないんですけど。
ただ、なんか直斗のは笑える雰囲気じゃなかった・・・。
いや、別に今までのが笑えるというわけでもないんです
けど。
なんか・・・ごめん。
警察に協力しても、事件が終われば子供扱いで
都合よく使われるのが我慢できない直斗。
「大人の男」に憧れ、「子供の自分」が許せない直斗。
ここまでだったら、「それは嫌でも時間が解決するよ~」
と呑気に観てられたんですが、その後が。
「性別の差は、なお越えられない」
「そもそも男じゃないのに」
えっ・・・!?
はい・・・!?
あ・・・そうだったの・・・。
これは、ちょっと、どうにも、大変だね。
いや、でも、いいんじゃないかな。
少年でも少女でも私は受け入れられるよ!
可愛い女の子もかっこいい男の子でも
可愛い男の子でもかっこいい女の子でも
何でもいいよ!!何でも大好物!!
だから大丈夫!
・・・ごめんなさい。
醜態に期待しててごめんなさい。
何だか、自分の醜さが嫌になりました。
私の存在が世の中の汚点ですみません。
あーつらい。
そんな感じで。
直斗に対する自分の醜さと、完二のかっこよさが
ひしひしと胸に迫った回でした。