「輪廻のラグランジェ」第一話~第二話の感想です。
※ネタバレします。
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☆第一話「ようこそ、鴨川へ!」の感想です。
ジャージ部の電波と、
宇宙人の電波が出会ったら、
同志になってロボが起動した。
そんな一話・・・?
冒頭から、いきなり主人公が制服を脱ぎだして、
ええーっと思ったら、
学校にいた女の子も制服を脱ぎだして、
ええーっと思ったら、
その制服が、持ち去られた主人公の制服で、
返しに来たという女の子に
ええーっと思ったら、
主人公が普通にお礼を言っていて、
ええーっと思ったら、
従姉妹のお姉さんがいきなり「パンツ脱げ」とか
言い出して、
ええーっと思ったら、
主人公が制服泥棒の女の子と普通に友達、
いや同志になっていて、
ええーっと思ったら、
女の子が宇宙人で、
ええーっと思ったら、
主人公がロボットで活躍しだして
ええーっと思いました。
何なんだ、一体(笑)
展開としては、
「ごく普通の日常を送っていた主人公が、
ある日突然ロボットに乗せられて戦うはめになる」
という、よくある普通の展開だったのですが、
とにかくキャラクター達が電波さんで
意味不明なノリについていくのが大変でした。
嫌いじゃないけど。
嫌いじゃないし、ある程度は好感触だけど。
けど。
初対面で、制服泥棒で、シャワーを覗いてくる女の子と
「同志!」とか言って普通に盛り上がれたうえに、
宇宙人だと告白されてもすんなり受け入れ、
いきなり乗れと言われたロボットにも「鴨川を案内する
ために乗るよ!」という意味の分からない理由で乗って
しまう主人公・まどかさんは、本当に電波だと思いました。
メンタルが強すぎるよ・・・。
何ですかね。
最近の主人公は戦いに飢えてるんですかね。
まどかといい、響といい・・・。
まーとにかく。
「ワレワレハ・・・」という、まどかのフリに、
「それよ」と言ってくれるランは、良い宇宙人だと
思いました。
☆第二話「鴨川スピリット」の感想です。
一話の時はノリノリでロボットに乗っていたかと
思ったら、二話では急に弱気になったまどかの話。
急に訳の分からないロボットに乗せられ、
突然戦いなんて無茶な世界に放り込まれたのに、
帰ってきたあと、
「勝ったよー♪まるっ♪」
とてもご機嫌なまどかさん・・・。
ああ、流石っすね・・・。
元気で明るいって素晴らしいっすね・・・。
状況がまるで掴めていない不安よりも、
命を落すかもしれないという恐怖よりも、
前向きさって重要ですよね・・・。
戦いとか死とか怖くないのかな、この子・・・。
私は何だかまどかに対して恐怖を覚え始めました・・・。
が、
当のまどかは、戦いが続くと知らされていなかったことや、
昔の記憶の真偽、果ては携帯の電波が最重要事項で、
恐怖とかどこ吹く風・・・。
ううっ・・・この子怖いよう・・・。
笑顔が怖いよう・・・。
しかし。
そんないつもどこでもどんな時でも笑顔のまどかが、
後半、初めて揺らぎを見せます。
戦いの最中、敵機に撃墜され、海に沈んだまどかの
ウォクス・アウラ。
その機体の中で、まどかは一人、考え込みます。
「しょうがないよね。初めから無茶なんだよ、
私がパイロットなんて・・・」
今、気付いたのかよ!
皆、多分最初からそう思ってたよ!
あ、いや。
でも、まどかは何もかも急だったから、
今になって思考が追いついてきたのかも・・・。
「私がこれに乗ることには、思ってた以上に
色んな人の色んな思いがあるみたいでさあ。
私としては出来る限りそれに応えたいし、
誰も裏切りたくないって思うんだけど・・・。
そうやって色々考えてたら、動かなくなっちゃった」
うんうん。
やっぱそうだよね。
後になって色々見えてきて考えちゃうことってあるよね。
そうだよね。
まどかも急で恐怖とか感じる暇もなかったんだよね。
だから、
だから・・・
だから何で戦闘中に呑気に携帯で会話出来るんだ、
この子は!?
反省会は家でやって!?
今、戦いの最中だから!?
敵がすぐそこでドンパチだから!?
もう、まどかが怖くて怖くて仕方ありません。
何なの、この子。
恐怖が欠落してるの?
怖いよう、怖いよう・・・。
ついでに響さんも怖いよう・・・。
あー。
でも、別にまどかは嫌いじゃないです。
話も嫌いではないです。
結構楽しんで観てはいます。
ただ、怖いだけです。
どうでもいいけど、早くランちゃんが活躍しないかなあ。