「BRAVE10」
第一話~第二話の感想です。
※ネタバレします。
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☆第一話「運命のふたり」の感想です。
ひたすら迷惑な振り回し少女・伊佐那海と、
ひたすらお人好しな振り回され青年・霧隠才蔵の、
出会いと才蔵ペット化までの物語・・・??
えーと・・・。
第一話は・・・
神社を焼かれ、謎の刺客に追われつつ、
命からがら逃げてきた出雲の巫女・伊佐那海。
彼女は、真田幸村を頼りに信州上田まで
逃げ延びる途中だった。
その道中、刺客に襲われた所を、
偶然居合わせた霧隠才蔵が助ける。
そして・・・
そこから怒涛の伊佐那海の振り回し攻撃!
才蔵、嫌々ながらも、持前のヘタレ根性で
振り回され続け、一話終了時点には
しっかり伊佐那海のペットに!!
というような内容でした。
だったと思います。
とにかく伊佐那海が振り回し、
才蔵が振り回され続けた一話で、
途中から笑いが止まりませんでした。
最初の出会いからしてアレでしたからね。
全くの初対面で、全っ然、何も、縁もゆかりもない
道端で会っただけの人に
「(追手から)助けてくれないの?」
と助けられる気満々の伊佐那海さん。
何で助けてくれると思ったの?
と、逆にこっちが聞きたいくらいですが、
行きがかり上、助けることになる才蔵。
で。
見事に刺客を撃退したら、お礼も言わずに
「そんな強いんだったら、女の子一人守るくらい
お手の物でしょ?」
と、これからも守られる気満々の伊佐那海さん。
図々しい(笑)
当然、才蔵が拒否したら、
「男だったら助けてやろうとか思わないの!?
情けない!」
と、今、正に助けられた直後だというのに、
命の恩人に向かってこの言い様。
記憶が失われてるのか、この子。そのうえ、お礼としてそばを一杯奢るから信州上田まで
護衛しろと、よく分からない提案をし出す伊佐那海さん。
あれ?お礼って・・・もう既にやってもらったことに
対してするものじゃないの?
で、もう既に伊佐那海は助けてもらってるから、
その対価ってことだよね?
え?何でこれから先の予定まで入ってるの?
おまけに命の対価がそば一杯!?
正気か!?
と思った直後、才蔵がしっかりそばを奢られていて、
何かもうこらえきれませんでした。
才蔵は、そのままずるずると引きずられるようにして
上田城へ、幸村の手のひらの上へと、連れられて
いっちゃうし、何なの、あんたも!
ヘタレなの!?ペットなの!?
と思っていたら、
最後、
「伊佐那海にそば一杯の借りがあるから
これからも命を守るのが当然だ」
という雰囲気に包まれて流される才蔵さん。
そして伊佐那海さんの有難いお言葉。
「頼んだよ、才蔵♡」
ああ、ペットなのか。
そうなんだな。
そう納得して一話が終わり、
何だかもう笑い続けて少し疲れました。
あー、何だこれ(笑)
でも、多分こういう作品って、
観ているとどんどん愛着が湧いてくると思うので、
私も才蔵さんと共に引きずられていきたいと思います。
☆第二話「闇と光」の感想です。
駄目だ。
これ、面白い。
ていうか、おかしい。
笑い過ぎて、お腹が痛い!!
あー駄目だ。
何だこれ。
お腹痛いよ、お腹痛いよ。
順調に「愛着が湧いて逆にハマるよね」という
道を歩んでいます、「BRAVE10」、第二話。
今回も突っ込み所満載で絶好調でした。
えーと・・・。
何だっけ?
もう突っ込み所ばかり目について
話の筋がよく思い出せないんですが・・・。
あ、そうだ。
今回は、
真田の領地にうわばみが出没するとの噂を受けて、
真田の忍と才蔵(と何故か伊佐那海)が
調査に出掛けます。
そして、森の中でうわばみに襲われた才蔵と伊佐那海。
何とか退治したはいいけれど、うわばみには呪が
施されていて、最期の瞬間にハリウッド映画ばりの
大爆発を起こします。
才蔵と伊佐那海、爆発の余波であわや生き埋めか。
第二話にしてもう心中か。
と思ったその時、結構すぐに問題を解決する二人。
一方その頃、一番に守らなければならないはずの
真田の城は敵に襲われていた。
とか何とかいう面白い展開でしたね。確か。
噂レベルの脅威であるうわばみを撃退したと思ったら、
本丸である城が落とされかけていた。
このストーリーだけでも大爆笑だったんですが、
この作品の恐ろしいところは、話の筋だけとか
そんなもんじゃなく何から何まで笑えて仕方ない
ところだと思います。
巫女の舞がカンフーのようだったり、
蛇が爆発したり、
体から蛇が出てきたり、
蛇の毒にやられたはずがさっきよりも元気だったり、
血が噴き出して死んだと思ったのに元気だったり、
もう何から何まで意味が分からない。
おまけに今回もヒロインの伊佐那海さんが
絶好調の狂気ぶり。
この間会ったばかりの「友達」とも言い難い才蔵が
幼馴染と会話していたら「浮気者!」と殴りかかる
謎の初っ端から、
何の力もなく、むしろ足手まといなのに
「才蔵が守ってくれるから」とうわばみ退治に同行し、
「蛇が駄目なの」(何で来たの)と、予告通りしっかり
足手まといになる中盤、
それから敵に襲われてまた才蔵を働かせ、
才蔵が倒れたら「酷い」と叫んで敵に殴られる終盤まで、
もう何から何まで狂っていて笑えました。
伊佐那海は女に嫌われるタイプ。
恐らくそういうタイプだと思うし、実際一話の時点では
かなりイライラしました。
が、二話のぶっ飛び様を観ていたら、何だかとても
好きになってきました。
特に最後の殴られる所。
主人公が倒されて、狙われていたヒロインが
気絶させられて連れ去られそうになる。
この展開自体はよく見るような気がしますが、
気絶させられる時に首筋やらお腹ではなく、
こめかみの辺りを裏拳でガッツリ殴られるというのは
伊佐那海さんならではと思いました。
ヒロインなのに。
顔が大事なのに。
何だろう。
何だか敵もイラッときたのかな。
そう思ったらもう可愛くて可愛くて。
伊佐那海さん、最高だよね。
そんな感じで。
伊佐那海さんも
順調に躾されてる才蔵も
訳の分からない話の筋も
部分部分の謎の演出(?)も
何もかもが素晴らしく最高で愛せる。
私も才蔵と一緒に調教されてきたような二話でした。