「Fate/Zero」第十三話の感想です。
※ネタバレします。
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☆第十三話「禁断の狂宴」の感想です。
仲良く街に出掛けるウェイバーとライダー。
仲良く殺戮の宴を開こうとする龍之介とキャスター。
この二組の名コンビの話が、一期最終話の主な
内容でした。
出会いの運命って素晴らしい!!
ウェイバーとライダーを観ていてそう思いました。
最初は「自分の力を他人に認めさせたい」という
卑近な名誉欲のためだけに聖杯戦争に参加した
ウェイバー。
しかし、ライダーと行動し、その人となりや価値観を
知っていくうちに、次第に変化が現れます。
小さな欲から、一人の人間としての成長へ。
今回は、その変化がまた一歩進んだように見えました。
人柄、器、野望、生き様。
全てが大きく、敵わないように見えるライダーに、
自分の小ささを思い知らされ、焦りと苛立ちを感じる
ウェイバー。
その苛立ちをライダーにぶつけてしまったウェイバーは
しかし、ライダーでも未だ叶わぬ夢があると知り、
彼もまた小さな人間に過ぎないと悟ります。
いや、悟ったかどうかはあの描写だけでは
分かりません。
けれど、小さくて馬鹿な自分という人間と
小さくて馬鹿なイスカンダルという人間で
大きな夢を追う未来の姿。それが、あの瞬間、
ウェイバーには見えたのではないでしょうか。
一歩一歩成長していくウェイバーと、
その成長を大きな心で見守るライダー。
人と人の出会いという運命の素晴らしさを感じました。
そして。
運命の出会いって素晴らしい!!
龍之介とキャスターを観ていてそう思いました。
最初はたった一人でちまちまと連続殺人を犯して
いた龍之介。
しかし、聖杯戦争でキャスターと知り合ってから、
もっと大きな絶望と狂気を世間に、そして神に
振り撒けるようになりました。
キャスターもまた龍之介の宗教観に感銘を受け、
「神へのツッコミ役」として「汚れ役として極上の
エンターテイナーになる」という、新たな道を
目指し始めました。
互いの価値観を認め合い、尊敬し合い、
共に手を取って同じ目標のために進める二人。
運命の出会いの素晴らしさを感じました。
二組とも良いコンビだと思います。
とても良いコンビだと思います。
人と人との出会い、認め合いって素晴らしいですね。
ただ後者は殺人大好き狂人コンビだけどね!
でも素晴らしい!
人という字は人と人が支え合って、人を殺して
絶望を振りまく算段をするような・・・
そんな感じだったかどうかは忘れましたが、
とにかく人と人の繋がりは美しいと思いました。
龍之介とキャスターの趣味が社会に反するもので
なければ、その強い絆をもっと称えられるのに、
頭がおかしかったばっかりに完全悪で可哀想な二人・・・。
えーと。
とにかく素晴らしい二組の話で一期が締めくくられ、
何だか清々しい気持ちになりました。
セイバーは・・・影が薄い。
二期では活躍するだろうか・・・。