「Fate/Zero」第六話の感想です。



※ネタバレします。要注意。


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☆第六話「謀略の夜」の感想です。


キャスターとセイバーの出会い。

そして、ケイネスとランサー、龍之介とキャスターの

在り様と、アーチャーと綺礼の密約。

これが主な内容でした。




マスターとサーヴァント。

サーヴァント同士。

マスター同士。


「聖杯戦争に参加する魔術師と、魔術師に召喚されて

戦う英霊」という基本は変わらなくても、そこには色々な

形があります。


本来なら命を賭けて戦う相手である、サーヴァント同士の

セイバーとキャスターの出会いも少し変わっていました。


キャスター「お迎えにあがりました」

セイバー「誰ですか」

キャスター「この顔をお忘れですか」

セイバー「初対面です」

キャスター「なんと!ジャンヌ!」

セイバー「人違いです」

キャスター「ご自分のことも分からないほど

       錯乱されておられる・・・!

       思い出させないと!!」

セイバー「・・・(話が通じない)」


単なるストーカー被害。

しかも人違い。


聖杯戦争とは関係ない所で無用な執着を持たれる

セイバーさん。可哀想だと思います。


でも、まあ、一応、聖杯戦争に参加する魔術師と英霊

とは言っても、龍之介とキャスターのコンビは独自の

路線をひた走っているからね・・・。仕方ないのかな・・・。

と思っていたら、

セイバー関係で少々亀裂の入りそうな二人。

もっと具体的に言うと、

「人殺しのやり方について見解の相違で

溝が生まれそうな二人」

運命の出会いと思われたマスターとサーヴァントにも

色々と事情があるのだと思うと、人間関係の難しさを

感じます。


この様に、マスターとサーヴァント、サーヴァント同士と

言っても、そこには様々な思惑や性格があり、

形は一つではありません。

それがこの作品の魅力の一つで、毎回毎回その部分も

楽しんで観ています。


今回は、この他にもケイネスとランサーのやり取り、

そしてアーチャーと綺礼のやり取りも楽しめました。


セイバーを仕留めなかったことで、ランサーを一方的に

責めるマスター・ケイネス。

そして、理不尽に責任を押し付けられても、

マスターへの忠誠心を決して忘れないランサー。


ランサーは常に誇りを重んじて動くので、

ケイネスから見ればイラつくこともあるでしょうが、

それでもランサーはサーヴァントとして優秀だと思います。

マスターに尊敬と忠誠を抱いているし。


それに比べて・・・。

アーチャーさんは・・・。


綺礼の部屋に勝手に上がりこみ、

綺礼の酒を勝手に飲み散らかし、

マスターである時臣の愚痴をぐちぐち言い、

のみならず常に見下し、

へーこらさせ、

ついでに同盟関係にある綺礼に堕落の道を唆す。

もっと俺と楽しめよ☆みたいな。


何しにきたんだよ、あんたは・・・。

もっとランサーを見習ったらどうなの・・・。

しっかし、

カジュアルな服装、かっこいいですね!!




溢れ出る笑いの要素と意外とラフな普段着に、

何だかアーチャーさんが気になってきたような

気もするような気もしないでもない・・・。

そんな六話でした。



まーでも、

この話で一番格好いいのはセイバーさんだけどね!!