やっと・・・

これでやっと夏アニメの感想は全て終わりです。


「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」

最終話まで観た後の感想です。





※ネタバレします。要注意。





◎「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」

マジLOVE1000%/ST☆RISH
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プリンス達がキラキラ舞い踊るオープニング。

入学式で空中を走って退場する学園長。

人混みの中、アイドルが空から歌いながら

降ってくる幻覚を見たから作曲家を志す主人公。


何もかもが衝撃的な一話で、

これは更なるショックが期待出来る!と

常に笑う準備をしながら観続けました。


が。


最終回まで観てみると、

意外としっかり乙女ゲームでした。


いや、爆笑シーンは沢山ありました。

御曹司二人の有り得ない和洋折衷間取りとか、

那月の殺人クッキングとか、

HAYATO様のライブ大惨事事件とか、

あと、プリンス達の告白大会(主にダム様ラブレター)とか。

色々な場面で度胆を抜かれました。


でも、それだけではなく、

シリアスも乙女的シーンも意外としっかりあって、

笑うだけのつもりが、しんみりしたりドキドキ・・・は・・・・・・

したかどうか分からないけど、かっこいいなあと思ったり、

予想していたより色々な方面で楽しめました。


特にHAYATO関連は、序盤と終盤で全く印象が違って

面白かったです。


「お~はやっほ~!!」とか「なんだこいつ」という

ネタキャラ印象から、「無理にテンション上げて可哀想に」

という憐みの目へ、そして自分の本当の夢のために

無理して生活しているシリアス場面でほろりと・・・

HAYATO様は笑いも切なさも提供してくれる、

すごいプリンスだったと思います。

でも「お~はやっほ~」から卒業したと思ったら、

次は「マジLOVE1000%」で、HAYATO様的には

どうだったのか、本心がちょっと気になります。


まあ、春歌がいればどうでもいいのかな!

憧れのHAYATO様を射止めるだけでなく、

他のプリンス達も全て射止めて、

「全員で頑張ろう!」ハーレムを作っちゃった

春ちゃんは魔性の女だね!!

目の色も人間じゃないし!


あ、そういえば、春歌のシリアス展開も最後近辺で

ありましたね。

ST☆RISHはデビューさせるけど、春歌はプロとして

通用しないので外す、という展開です。

この物語、最大のトラブル・・・のはずです。

でも、多分、視聴者は誰も「困難な問題だ」とは

思ってなかったんじゃないかな。

だって、

既に「マジLOVE1000%」作曲してたし!


学園長が冷静にプロの作ったインパクトある楽曲

でなければ売れないと力説すればするほど、

それだけの曲を作れるのかとアマチュアの春歌に

迫れば迫るほど


「マジLOVE1000%」を作曲した春歌を外そうと

している学園長が非常識に見える、


そんな不可思議なクライマックスでした。


言っていることは学園長が正しいのに、

やっていることは学園長が間違ってる。

不思議なクライマックスでした。


あと、最大のプリンスはおばあちゃんでした。

不思議なクライマックスでした。


何故か家の前で歌っていたプリンス達は、

こいつら実家にまで集団ストーカーかよ、

と思いました。

不思議なクライマックスでした。



まーでも、最終的には全て学園長の計画通り!で、

ST☆RISHも春歌も鮮烈デビューし、

最後の待ってましたとばかりのライブは爽快でした。

絶対に来ると思っていて、勿論来たあのライブ。

一話で衝撃を撒き散らしたあのライブ。

あのライブで「これで終わり!」とばかりに爽やかに

〆られたら、もうこっちも爽やかに「良かった!」

と言うしかないじゃないですか!


良かったです。

笑えて、乙女心をくすぐられて、時に切なく、

最後は派手に。

花火のように煌めいて爽やかな作品でした。




あ、そうだ。

あと、毎回キャラクターが歌う場面が物凄く凝っていて、

ちょっとした動きや表情に感動を覚えました。

あれを愛っていうのかな・・・。

凄く格好良かったです。