「セイクリッドセブン」最終回後の感想です。
秋アニメも、のろのろ観たり感想書いたりを
始めていますが、夏アニメがまだ終わらない・・・。
※ネタバレします。要注意。
◎「セイクリッドセブン」
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人とは異なる力を持つ高校生・丹童子アルマ。
制御出来ない異能の力で人を傷つけた過去から
臆病になった彼は、人と距離を取り、
孤独に生きてきた。
しかし、ある日、藍羽ルリという少女が現れ、
彼に力を貸して欲しいと頼む。
その日から、アルマの中で何かが変わり始めた。
で。
孤独だったアルマさんが、次第に他人に心を開き、
必要とされたことから力を使いこなし、
自分を受け入れ、他人も受け入れて、
人を守りたいという意思を持つようになる。
という成長物語・・・だったと思います。
でも。
アルマさんは初回から普通に良い人で、
力のせいで人と関われなかっただけなので、
あまり「成長したなー」とは思いませんでした。
普通に最初から、根は素直で良い子だったよね。
暴走する力がなければ、自分で力を使いこなせれば、
きっと何もなくても「皆を守る!」とか言い出してたよね。
うん。
ただ、ちょっと力が暴走するからいけなかっただけで。
力をコントロール出来れば何も問題はなかった。
状況がちょっと悪かっただけだった。
あー。いや。
でも、アルマ自身から見れば、「自分を受け入れられない」
状態から、「自分を受け入れられる」状態へと変化出来た
のは、やっぱり大きな成長かもしれない。
傍目には成長が分かり辛かったけど。
なにはともあれ、自分や他人を受け入れられるようになり、
友達も増え、いつの間にやらラブラブな彼女までゲット
しちゃったアルマさんは、初回から最終回までの間に
王道で良い変化を遂げたと思いました。
ちょっと分かり辛かったけど、良い成長物語でした。
それに比べて・・・ラスボスの研美さんは・・・。
最初の方は、ちょっと胡散臭いけどやり手の所長かな、
という雰囲気だったのに、回数を重ねる度にあれよあれよ
と転がり落ちてあんなことに・・・。
いつの間にやら「セイクリッドの力で神になる!」とか
言い出しちゃってさあ・・・。
「アルマもルリもナイトもみーんな食べてやるー!」
みたいなさあ・・・。
「負ける気がしない!」と言った直後に「想定外だ」と
あっさり敗北しちゃったりさあ・・・。
おまけに風貌が完全に怪獣的な何かになっててさあ。
どう見ても神じゃないし。
というか。
研美さんは神になって何がしたかったんでしょう。
あんな姿で、あんな力で、神になったとして、
一体何をどうすれば満足したというのでしょう。
何とかして隔離か退治されるだけな気がするんだけど。
そして、驚くことにこの研美さん、27歳。
27歳で、せいくりっどのちからでかみになる!
ああ・・・・・・。
いや、少年の心を持ち続けるっていうのは大切だよ。
研美は方向を間違えただけだ。
そうだ。きっとそうだ。
そんな大人に成長したアルマさんと、
子供の心のままの研美の対比もまた、
悲しくも清々しい作品でした。
まあ、これは嘘ですが。
研美さんはどうでもよく(最後の狂気は良かったけど)、
アルマさんの成長、というか、内側と周囲の変化が、
微笑ましい気分になれる作品でした。
ルリとのラブラブもニヤニヤしました。
バトルシーンもよく動いて、楽しめました。
あ。
そうだ。
最後に重要なことが一つ。
劉 翡翠ちゃんは女の子だと信じてる!