「Steins;Gate」第二十二話の感想です。


何でこう文章力がないんだ。くそう。くそう。

※ネタバレします。要注意。



◎「Steins;Gate」

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☆第二十二話「存在了解のメルト」の感想です。


今のままのα世界線では、まゆりが死ぬ。

β世界線へ戻れば、紅莉栖が死ぬ。

そのことを岡部から聞いた紅莉栖。

何か手はないかと考えるが、方法はない。




そして紅莉栖は、岡部に「まゆりを助けて」と言います。

自分が死んだとしても、まゆりを助けてと言います。

当然、拒否する岡部。

またループを繰り返そうとしますが、

紅莉栖がそれを止め、岡部を説得します。



文字で書くと簡単な流れですが、

今までの丁寧な積み重ねと絶望的な状況が、

胸に迫る悲劇を作り出していました。

凄かったです。


今回は、ほぼ二人が言葉を交わしているだけ。

同じ話題を「どうにかしたい」「どうにもならない」と

繰り返すだけ。

そして諦めるだけ。


でも、これ以上ないほどの遣り切れなさ、

切なさが溢れていました。

選択出来ることの悲劇、

やり直せることの悲劇を感じました。


それから、岡部と紅莉栖の想いの強さ。

これも胸にきました。

特に紅莉栖のモノローグ。


「誰も自分のことを覚えていない世界で

ふとした瞬間に百回に一回でもいいから

私のことを思い出して」


そう願って去ろうとする紅莉栖の温かい想いが、

美しくて儚くて・・・そして辛くなりました。


そして無理に振り切ってマッドサイエンティストを

演じる岡部もまた・・・。


上手く書けませんが、

今までの細かな一つ一つが、重なり合って繋がりあって

活かされた、美しい悲劇だと思いました。



そして。

α世界線に戻った岡部は電話レンジを捨て、

これで世界も岡部の日常も全て元通りになりました。

岡部の記憶と心だけを残して・・・。

これから岡部は一人、紅莉栖との記憶を抱いて

生きていくのでしょう。

小さな好奇心から生まれた大きな代償。

それでも岡部は日常を生きていくのでしょう。


安堵と虚無感と悲しみの漂う、

そんな最終回でし・・・・・・え、違うの?


何故かエンディングの最後で鈴羽から電話が

来たんですけど。

なんか「第三次世界大戦が」どうとか言ってるん

ですけど。


え?

どういうこと??


・・・何かもう滅茶苦茶Dメールを使いまくって、

αでもβでもない世界線に到達するしかないんじゃないか。

そう思う終わり方でした(笑)