本棚に新刊(世間的にはもう新刊じゃないけど)が
溜まっていく一方です。
なので、読めるときにぱっと読んで、
短く適当にでも感想を書くように・・・出来たら・・・いいな。
「金色のコルダ」16巻の感想です。
17巻の感想も書いてあるので、また近いうちに。多分。
※ネタバレします。要注意。
◎「金色のコルダ 16」
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月森の恩師・早乙女先生に、ヴァイオリンの指導を
頼みたい香穂子。
そのためにはコンクールで入賞しなければならない。
ほぼ素人の香穂子には厳しい条件。
それでも前向きにひたむきに努力する香穂子。
だが、コンクール前日に月森の出発が
明日だと知ってしまい、動揺する。
そんな16巻でした。
香穂子の道は、音楽も恋も動揺しまくりです。
落ち着かなさ過ぎて、夜に月森の家まで
訪ねていったりしちゃいます。
突然、何も言わずに訪ねていって、
夜に門の前でウロウロします。
香穂子さんや・・・それはあかん・・・。
そしてそこで月森から衝撃の告白を聞く香穂子。
「お前が好・・・」ではなく、
「明日、留学に出発する」という報告でした。
コンクール前日に最大級の動揺を引き起こされる香穂子。
ショックを受けたまま帰路に着くと、
土浦とばったり出会います。
何で皆、深夜徘徊してんの?
という疑問が頭を過ぎりましたが、
それはまあ置いておいて。
ここから香穂子の動揺、月森の動揺、
言葉でははっきりと意識していないけれど、
確実に定まっている二人の気持ちが描かれます。
初々しく、静かに情熱的で、読んでいて
嬉し恥ずかし恋心な気分になります。
どんな気分だか自分でも分かりませんが。
しかし、香穂子の、頭では理解していないけれど
音楽で理解している恋心は、何だか爽やかな熱さを
感じました。
いつでも音楽に、気持ちに、真っ直ぐでひたむきな
香穂子の姿は美しいと思います。
香穂子と月森の、音楽で理解しあう心は、
素晴らしいと思います。
何が言いたいかというと、
さっさとくっつけよ。
そんな16巻でした。
あと、土浦が・・・土浦が・・・泣いてもいいんだよ・・・。
そんな16巻でもありました。
香穂子を慰め、月森のフォローをし、
二人の自覚のない想いを把握しつつ
香穂子のために行動する土浦・・・。
酷いかませ臭・・・。
泣いてもいいんだよ、土浦。
そんな16巻でした。