「夏目友人帳 参」第六話の感想です。
※ネタバレします。要注意。
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☆第六話「人ならぬもの」の感想です。
何者かに傷つけられた妖怪から
「妖怪を襲い、血を集めている者がいる。助けて欲しい」
と請われた夏目。
最初は関わるまいと決めたが、どうしても心が動き、
関わっていってしまう。
そんな六話でした。
今回は妖怪ではなく、人間が「敵」の話ですね。
二期の時にもチラチラ名前が出ていた、
祓い屋の的場一門当主・的場静司さんが初登場です。
長髪、眼帯、番傘のお洒落さんです。
痛いとか言うな。
意味があるんだ。
長髪にも。眼帯にも。
・・・あれ?晴天に堂々と差している番傘の意味は??
な、的場静司さんです。
妖怪を捕まえるために妖怪を餌にするような、
この作品ではちょっと異質な冷酷さを持つ的場さん。
これまでにない程はっきりとした悪意を持つ彼に対して、
夏目はどうするのか。
その過程に夏目の成長が多々垣間見えます。
まだ話の前半だった今回でも、その成長は見えていました。
初期の頃は、妖怪とも人間とも出来るだけ関わらないように
していた夏目。
それが今は、「性分だ」と言い切って妖怪のために
積極的に動いていき、名取の協力を素直に受ける。
・・・変わったよね、夏目。
強くなったよね。
偉いね。
凄いね。
お菓子食べるかい?
・・・どうしても夏目の成長を見ていると、
近所のおばちゃん気分になってしまいます。
それはともかく。
切なさはないけれど、夏目の成長に何だか心が
温かくなる六話でした。
さて。
それから。
来たよ。
来た来た。
名取さーん!
待ってたよー!この色男!!
名取さんが出てくるとテンションが上がります。
だって名取さんだし。
キラキラしてるし。
知らないうちにCDとか出してやがるみたいだし。
何だあれ。
何だあのポスター(笑)
でも、名取さんで一番テンションがあがる部分は
あれです。
苦労性な所。
今回も祓い屋大手の的場さんから「邪魔をするな」と
わざわざ釘を刺されたにも関わらず、夏目のために
無理矢理割り込んできた名取さん。
おまけに「名取の友人だから手を出すなと伝えろ」とか
堂々と名乗っちゃってるし。
あんたさあ・・・。
そんなだから・・・な扱いを受けるんだぞ!
それでもって夏目を助けてやりたいけど夏目が嫌がるからと、
いつも妖怪に対して封印なんかの温い方法を取らざるを
得ない名取さん。
別に妖怪を殺したいわけではないだろうけれど、
封印が大変な時でも封印を選ばざるを得ないんだろうと
思うと・・・大変よね。
でも、それほど夏目に気を遣って生きているわりには、
未だに友人帳のことも打ち明けられないまま。
おまけにこれだよ。
名取「いつも手伝ってもらっているからね。
今回はこちらが手伝おう」
夏目「名取さん・・・・・・。
タダで!?タダでいいんですよね!?」
名取「え・・・・・・ああ・・・うん・・・」
いまいち「友人」扱いじゃない名取さん。
知り合いの祓い屋レベル。
可哀想に(笑)
でもそんな可哀想な名取さんが私は大好きです。