最近読んだ漫画の感想を適当に。


眠くて日本語が変だったらごめんなさい。



◎「サイボーイ ‐改造少年‐」

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全2巻。


麗南高校の人気を二分するイケメン、

九条清澄と鷺野真木。

常に女子たちに「格好いい」と騒がれる二人だが、

九条には秘密があった。

それは過去の自分。

高校に入るまでの九条は、無口で陰気で友達もゼロ、

周囲からは「キモイ」と罵られる、趣味が読書、特技が勉強、

本が友達の、非常に暗い人間だったのだ。




で。

その暗かった頃、好きな女子に告白して

「は?お前と話してたのなんてボランティアだっつーの」

という抜身のナイフのような言葉をもらった九条。

「これからは変わってやる!かっこいいと言われてやる!」

と心機一転、かっこよさを追求するようになります。


かっこよくなるためにプライドも捨て、学年一のイケメンと

名高かった真木に頭を下げ「自分をかっこよくしてくれ」と

頼み込みます。

そして真木の指導の下、持前のガリ勉能力を生かし、

努力努力でかっこよさを手に入れた九条。


高校では晴れて「学校一のイケメン二人」のうちの一人の

称号を得ます。

毎日毎日「かっこいい」と言われた回数を陰でノートにつけ

(正の字で)、一人悦に入る九条君(笑)


しかし、気を抜くとすぐに地の根暗気質が出るので

要注意です。


・・・そんな九条君の、真のかっこよさ追求の物語でした。



西形先生の他の作品では「スイートブラック」、

「ヴィーナス綺想曲」を読んだことがあります。

その時から、とてもオーラのあるイケメン、

というか「美形」を描く方だと思っていました。


本当は、個人的にはこういう絵柄の美形には

あまり心を動かされない方です。

けれど、西形先生の美形はとにかくオーラが

強すぎて降参でした。

色気というのか存在感というのか、とにかくオーラが違う。

本来はあまり好みではないはずの私でも

「うげえええ、かっこいいいい」となるほどの雰囲気が

漂っているのです。


それが。


その、好みではないはずの所までも迸る美形オーラで

有無を言わさず魅了してくるイケメンが。


この作品では根暗、ガリ勉、アホ素直、いい子!

そして根暗!根暗!&根暗!!


ツボでした・・・。


とにかく根本の思考が「根暗でハブられていた自分」なので、

たまに出てくるイケメン扱いの自分に対する動揺が

面白くて仕方がなかったです。


クラス全員誘われるクリスマスパーティーに

自分も呼んでもらえるんだ・・・!とわくわくしたり、

バレンタインにチョコを渡すことを仄めかされたら

「ぬか喜びかもしれないから期待しちゃダメだ」と

自分を戒めたり、

実際にもらえたら「こんな自分がチョコをもらえる日が

来るなんてー!!」と崩壊した顔で喜んだり、

もう顔がオーラのある美形なだけに

面白くて面白くてしょうがなかったです。


そんな、外見だけはイケメンに変身したけれど、

いまいち内面は変わり切れない九条君。

その彼が、本当のイケメンとは何かを考え、

目指していく様は、笑えて楽しく、そしてかっこいいと

思いました。





あ。

あと親友の真木が本当に本当にイケメンでした。

外も内も完全にイケメン。

ずるいわ。

それから「学校中の女子のハートを掴んで、

学校全体を牛耳ろうと目論む組織・イケメン会」の

アホさ加減が大好きでした。