「夏目友人帳 参」第四話の感想です。

短く。適当に。


※ネタバレします。要注意。



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☆第四話「幼き日々に」の感想です。


親戚中をたらい回しにされていた頃の幼い夏目と、

そんな夏目を脅かすのが趣味だった妖怪の話。




同じ年頃の子供に虐められて傷つく夏目。

その様子を「なんと醜い」と眺めつつ、

更に脅かしては喜んでいる妖怪。

毎日毎日。

わざわざ追いかけてまで。


こいつ・・・とんだサド妖怪だ・・・。

恐ろしい奴・・・。


と思っていたら、

後半の夏目がもっと恐ろしかったです。


「お前・・・何だか甘い匂いがするね」


笑顔で抱きしめる幼少の夏目。

それまでは一切見せたことのない可愛らしい笑顔で。

うげー、何だこのタラシテク。


そしてまた現在も。


「よかった。まだここにいてくれた」

「元気そうでよかった」

「今なら貴女の優しさが分かる気がするんだ」


畳み掛けるように優しい声音で言う夏目。

おまけに言い終えた後、優しい笑顔全開。

うげー、超絶タラシ!

人間関係は自信なくても、

妖怪なら3秒で落とせる男・夏目貴志!


実際、あの妖怪は夏目が小学生だった時に別れてから、

高校生になるまでの期間、一度も会わなかったのに、

ずっとずっと夏目のことを覚えて考えてましたからね。

「忘れたことはなかったのだ」とか言ってましたからね。


幼少の短期間の触れ合いで、

その後十年ほど(?)忘れられない思い出を

作らせる夏目。

怖いわ~。

怖いわ、夏目~。



そんな夏目の妖怪だけに発揮されるタラシテクに

慄いた四話でした。


あ、小さい頃の夏目が、真冬でもないのに

もらったコートを毎日着てるのが切なかったです。

あと、ニャンコ先生はラーメン屋でどうやって

ラーメンを食べる気だ。

まさか箸で・・・。