「夏目友人帳 参」第一話~第二話の感想です。


第三話以降は、余裕があったら、

短く適当に書ければ・・・と思っています。

余裕がないときは諦めます。


そういえば、外に出られなくて

新刊がいつまで経っても買えません。

そして買ってもいつ読めるか分かりません。

うーん・・・。

※ネタバレします。要注意。



◎「夏目友人帳 参」

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☆第一話「妖しきものの名」の感想です。


相変わらず妖怪と触れ合い、振り回され、

心を動かされる夏目貴志の日常、の話。でした。




あー。

久しぶりな、このゆったりとした雰囲気。

強い感動ではないけれど、ほろりと沁みるこの雰囲気。

いいですね。

夏ですね(?)


と、何故か夏を感じました。

別に夏の話ばかりではないのに何故・・・。


それはともかく。

今回は、夏目がおデート♡に勤しむ話でした。

夏目にもついに春が来たのか・・・。


道端で倒れているのを助けたのが縁で、

人探しを手伝うことになった夏目。

「明日もここで待っているよ♡」と約束したのに、

彼女は翌日が待ちきれずに訪ねてきてしまいます。

彼女「来ちゃった♡」

夜に忍んでこられるなんて、夏目も隅におけません。

そして翌日、髪に花を飾って待っている彼女。

少しでもお洒落したい乙女心。

夏目、このっこのっ、色男っ。

二人で歩いて歩いて、花の咲く道を歩いて、彼女の家へ。

いやん、青春っ。

妖怪おばばと。


そんなわけで、おばばの探していたのは

夏目の祖母・レイコさんでした。


「なんでデートし始めたんだろ、夏目・・・春だな・・・」

などと思いつつ、

おばばとの触れ合いをぼんやり眺めていたのですが、

レイコさんの記憶で少し切なくなりました。


人間にも妖怪にも馴染めなかったレイコさん。

やっと人間で普通に話せる人が出来たと思ったのに、

社に案内された時、どう思ったのかと思うと・・・。

うっ・・・レイコさん・・・。

そして、おばばも急に訪ねて来なくなったレイコを

ずっと探して探して探していたのかと思うと・・・。

うっ・・・おばば・・・。

すれ違いが切ない・・・。


でも、こうして孫の代で収拾がついてよかったと思います。

レイコの記憶は夏目に届いたし、

夏目はレイコについておばばに伝えられたし。

少しは救いになったのではないでしょうか。

夏目もウキウキ♪初☆デート♡出来たしね。


ただ、本格的に救われなかったのは茶碗が・・・。

可愛かったのに・・・。

ニャンコ先生がちゃんと用心棒として働いていたら

こんなことには・・・。


そう。

問題はニャンコだよ!!

まーた丸くなったような気がするんだけど、ニャンコ先生。

つーかね、ひっきりなしに飲んだり食べたりしてるよね。

アイスとかお菓子とか食べ放題。

あのね。

走る茶碗が床下に住み着いてるくらい、なんでもないと思うの。

棒アイスを手で持って食べたり、菓子の袋を勝手に開けて

食べたり、寝ながら新聞読んだりするニャンコがいるのに

比べたら!

ニャンコ先生、少しは正体隠す努力してー。

食べる量も制限してー。

あと、ちゃんと働いてー。


でもやっぱりニャンコ先生がデブデブ動いてるのは可愛い。

そう思った一話でした。





☆第二話「浮春の郷」の感想です。


夏目の友人で、妖怪の気配を感じることの出来る田沼。

その田沼の家である寺に、妖怪が出る話でした。




「浮春の郷」という、現実世界とは稀にしか交わらない異界、

という設定がとても魅力的でした。

こういうのは無条件でわくわくしてしまいます。

いいなあ、異界。


でも。


今回は、その異界からうっかり出てしまって帰れなくなり、

瘴気を発するようになってしまった妖怪が、

帰り道を探して彷徨っているという話だったのですが・・・。

ですが・・・。


あの妖怪、浮春の郷に帰ったところで受け入れてもらえるの

でしょうか・・・。


花の枝を手折った位で永久追放になる世界ですよね・・・。

花を手折るどころか枯らしそうな瘴気出てるのに・・・。

大丈夫かな。

また現実に追い出されたりしないかな。

「帰ってくるな」みたいな・・・。


なんて、暗い方面にしか考えられませんでした。

ごめん。

心が淀んでいてごめん。

常にマイナス方向で生きていてごめん。

ハッピーな想像は一生懸命考えても難しいけど、

辛い想像なら息をするように自然に出来るの・・・。


まあ、兎にも角にも、

あの妖怪は帰れたし、

田沼は留守してる間に夏目が問題を解決してくれたし、

夏目は田沼と友情を深められて、

みんなハッピーで良かった・・・良かったんだよ、うん。

大丈夫だよ。

多分・・・。


そんな二話でした。


それにしても。

またしても役に立たなかったニャンコ先生。

通りかかった三篠の方が役に立つってどうよ。