「お兄ちゃんのことなんか
ぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」
全話観終わった後の感想です。
※ネタバレします。要注意。
◎「お兄ちゃんのことなんか
ぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」
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今、観終わりました。
全話完走しました。
率直に言うと、
酷いアニメでした。
本当に酷いアニメでした。
何が酷いかって、何もかもです。
まず主人公が変態です。
エロなこと大好き。
趣味エロ本収集。
AGE探検隊(オールジャンルエロを追究する会)所属。
日常でのエロトラブルは脳内ハードディスクにすぐ保存。
実は血の繋がらない妹が気になっているけれど、
昔「お医者さんごっこ」をした幼馴染に恋人を自称されて
戸惑っている。
が、そうしたトラブルの最中、途中で委員長の黒パンストに
目覚める。
新たな属性を自然と身につけていく天性の変態。
そして、妹も変態です。
実は血の繋がらない兄が好き。
兄のエロい欲望に負けている姿が好き。
兄のエロへの執念ゆえに人としてのプライドを
かなぐり捨てた無様な姿が大好き。
兄の土下座などが大好物。
しばしばパンチラ等のサービスをしては、
兄を動揺させてほくそ笑む、謎の精神構造を持つ変態。
その兄と妹の間に割り込む「自称恋人」の幼馴染も変態です。
幼児だった時分に「お医者さんごっこ」と称して欲望を
ぶつけられたことを脅しの種に、主人公に「恋人」にするよう迫る。
が、全編に渡ってほぼ相手にされていない。
しかし、「自称恋人」を貫き続ける不毛な努力を継続。
望遠鏡と暗視スコープを駆使して、いついかなる時も
主人公の行動を監視するのが日課。
「恋人」を自称しつつも、していることは筋金入りの
ストーカーだが、自覚はないらしい狂気に満ちた変態。
また、途中から主人公を虜にする黒パンスト所持者の
委員長も変態です。
普段は模範的な委員長。
だが、一旦主人公にBL好きを知られてからは、
夜な夜なBL本を買いに主人公を走らせる鬼畜に変貌。
しかし、態度は一貫して穏やかで、ご褒美もくれるなど
うっかりすると騙されそうな詐欺師的変態。
主人公とヒロイン達はざっとこんな感じですが、
まだいます。
大物変態達が。
主人公の所属するAGE探検隊。
夜に街を徘徊しては捨てられたエロ本を回収する活動や、
秋葉原に繰り出してエロDVD等を仕入れたり、
メイド喫茶に足を運ぶ活動を定期的にしている。
そういった定期活動のみならず、先人達のお宝を
手に入れようと奮闘したりもする。
常に新しい分野を開拓しようというフロンティアスピリットに
溢れた変態集団。
落ち込んだ仲間にはそっとお宝を差しだしたりする
心温まる一面も。
これらが主な登場人物達です。
登場変態達、の方がいいだろうか。
何にしても、酷い。
今振り返ってみても、
多分いつ振り返ってみても、
とても酷い。
というか、酷い、以外の何を言えばいいんだ!!
そして、そんな人物達が何をしようと、
たとえ日常を普通に過ごそうと、話が酷くならないわけがなく、
毎回毎回
「あー今回も酷かったなー(笑)」
と、しみじみと笑いつつ日本を嘆く、そんなアニメでした。
とても安定感がありました。
酷さ的に!
その酷さが癖に・・・なる・・・かな??
うーん、でもまあ・・・別に嫌いじゃなかったです。
ただとても酷かっただけです。
とてもとても酷かっただけです。
あー酷かった(笑)
どうでもいいけど、妹の一番のライバルは他のヒロイン達
じゃなく、AGE探検隊だと思います。
特に隊長。
エロの道を常に真っ直ぐ見据え、しっかりとした足取りで
進む、男気溢れるエロ大魔神。
あいつは強敵だよ、きっと・・・。