「魔法少女まどか☆マギカ」第九話の感想です。



※ネタバレします。要注意。



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☆第九話「そんなの、あたしが許さない」の感想です。


ソウルジェムが黒く濁り切り、グリーフシードへ。

さやかは魔女になった。

諦めきれない杏子とまどかは、

異形の化け物になったさやかに必死に声をかけ、

彼女を元に戻そうとするが・・・。




という、九話。


おお、なんて心の痛む展開だ。

とても、

とてもわくわくする。

・・・ごめん、きゅっぷい♡


いや、しかし、魔女になったさやかの姿が悲痛でした。

悲痛で、素敵でした。


悲しみと怒りで魔女になったさやか。

背景に、楽譜とヴァイオリン奏者達と電車を引き連れて、

中央で剣を振り回し、悲鳴を上げる魔女となったさやか・・・。

限界まで心に溜めこんだ彼女の苦しみが、

これでもかと現れた姿。


そして、最後に見えた魚の下半身。

あれは・・・人魚姫・・・ですかね?


あー。なるほど。

あーあー。なるほど。


辛いわっ!!

辛すぎるわっ!!

人魚姫って昔から納得いかないんだ、辛すぎて!!

でも、この心の痛みが堪らないのっ・・・!!


マゾかしら。

あたし、マゾかしら。


そんなことはどうでもよくて。


さやかの苦しみが痛いほど伝わってくるので、

そこにまた杏子とまどかが必死に喰い込んでいくのが

痛々しくて堪りませんでした。

特に杏子。

完全にさやかに感情移入してしまっていて、

ああ、危ない危ない・・・と思ったら、あれです。

何という・・・最後まで似た者同士・・・。


そして、今回のことで、魔法少女は

ほむら一人になってしまったようです。


・・・あれ?

魔法少女ってそんなに数少ないの?

だってマミさんがぱっくぱっくされた時に、

「マミの縄張りを狙って他の魔法少女が沢山来る」

みたいなニュアンスでキュゥべえ様しゃべってたじゃん!

杏子しか来てないよ?

え?

何?

あれも嘘!?

もー、キュゥべえったら、いっつも調子良いことばっかり

言うんだから~。

もうあたし、キュゥべえちゃんの言うこと、

ぜぇ~ったい信じないんだからね!


えーと。

そんなキュゥべえさんの目的も今回さっくり明かされ、

いよいよまどかが魔法少女へと追い込まれていっています。

ほむら一人ではワルプルギスに対抗出来ない。

まどかが魔法少女にならないとね☆

宇宙のエネルギーが枯渇していってる。

まどかが魔法少女にならないとね☆

みたいな感じで、とにかくとにかく勧誘に必死なキュゥべえさん。


しかし、言いたい。

宇宙を救おうとしてるキュゥべえさんに言いたい。

さり気なく、とてつもないテクノロジーを持った

地球外生物だとカミングアウトしたキュゥべえさんに言いたい。


キュゥべえ「全てはこの宇宙の寿命を延ばすためなんだ」

       「宇宙全体のエネルギーは目減りしていく一方なんだ」

       「僕達の文明は知的生命体の感情を、

        エネルギーに変換するテクノロジーを発明した」

       

       「ところが生憎、当の僕らが感情というものを

        持ち合わせていなかった」


馬鹿じゃないの?


宇宙が弱っていく。

よし、宇宙のエネルギーを増やそう。

そのためのテクノロジーを発明したよ。

あ、でもエネルギー源を持ち合わせてなかった、てへ☆

アホかっ!!


・・・キュゥべえ様達のことだから、自分達が被害を被らない

ために、わざわざそういう技術を開発した気もする。

でも、この広い宇宙を探しまわって、

エネルギー源となる種族を見つけて、

魔法少女と一人一人契約して、

魔女になるまで待って・・・。

とても非効率的・・・。

やっぱ・・・ちょっと馬・・・天然なのかな、キュゥべえ一族。