最終回まで観終わった後の感想です。



※ネタバレします。要注意。



◎「ぬらりひょんの孫」


ぬらりひょんの孫 第1巻 [DVD]/福山潤 平野綾 堀江由衣 櫻井孝宏 杉田智和 大塚周夫
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妖怪の総大将・ぬらりひょんを祖父に持つリクオ。

半分は妖怪、半分は人間のリクオは、

妖怪一家奴良組を継いで、三代目となるか迷う。

迷う。

とても迷う。

そうこうしているうちに組の者が反乱を起こすほど迷う。

やっと三代目を継ぐと宣言した時、もう四国から新たな敵が・・・

つーか、玉章さん、結局何しに来たの?







そんな話だったどうか・・・。



前半は、牛鬼反乱の話が、主な割合を占めていたと思います。

ただでさえ半分人間のうえ、意識は完全に人間のリクオに、

危機感を持った牛鬼が反乱を起こす話です。



まあ・・・組を継ぐべき存在が、

夜はノリノリで「三代目だー」と言いきったのに、

昼は「知らないよ、継がないよ」とか訳わかんないこと言ってたら、

不安に思うのも仕方ないと思います。

でも、だからって「謀反じゃー」っていきなりくるのはどうか・・・。

ただでさえ三代目候補が意味分からないのに、

守りとして重要な位置にいるらしい幹部が謀反って・・・。

組を守りたいのか、それとも滅ぼしたいのか。

ちょっとハタ迷惑な牛鬼さんだったと思います。



そして、それよりもっとハタ迷惑だったのが、

後半の玉章さん。



わざわざ四国から大人数を引き連れてやってきて、

奴良組に喧嘩を売ってきた玉章さん。

「自分が妖怪の総大将になるんだ」と息巻いていた・・・

のはいいんですが、

何故か味方をバッサバッサと斬り倒す!

奴良組の連中との総力戦・・・の直前に、

何故か味方の数を減らす!

おまけに戦闘最中にも斬って斬って斬りまくる!

味方を!



いやいや。

その刀が恨みを吸収して強くなるのは知ってますよ。

それはよく分かってます。

疑問なのは、

何故目の前の敵を斬って恨みを吸収するんじゃなくて、

味方を斬ろうと思ったのか!?

ってことです。

斬るんなら敵を斬った方がいいと思うんだけど・・・。



それでもって、リクオにやられてボロボロになった後、

止めに入った父親にかかっていく玉章さん。

どうも「父親を超える」という普遍的な問題に

悩んでいたらしい玉章さん。

本人が意識していたかどうかは知らないけど。

それは分からないけど、何ていうか・・・

そういうのは家でやってくれ?

わざわざ四国から関東までやってきて、

沢山の妖怪を巻き込むのは止めてくれ?

奴良組に無駄な喧嘩を吹っ掛けるのは止めてくれ?

自分を慕ってくれた仲間を犠牲にするのは止めてくれ?

あんたがそんなんだから、総集編が

「哀れな犬神少年の不幸な人生紹介ムービー」

になるんだよ!



と、思いました。


本当に玉章さんは一体何しに来たんでしょうね・・・?