最近読み終わった「99%の誘拐」と、

ずっと前に読んだ「そして扉が閉ざされた」の感想を適当に。


何だかここ何日か体調が悪いです。

だるくて起きられない時が多いし、

頭も働かない・・・いや、それはいつもか・・・。

どうでもいいけどアニメ感想がますます進まない・・・。

うぐ・・・。

◎「99%の誘拐」

99%の誘拐 (講談社文庫)/岡嶋 二人
¥730
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会社を立て直すために掻き集めた五千万円。

その大切な資金を、息子を誘拐されたことで

身代金として差し出すことになり、失意のまま死んだ父。

それから20年後。

25歳になった息子・生駒慎吾が、今度は逆に誘拐犯となり、

たった一人で完全犯罪を狙う。



ような・・・話?


一回スピードに乗ったら後は止まらず、

ぐいぐい読み進められる作品でした。

緊迫感と疾走感が堪らないです。


自分一人で完全な誘拐をやり遂げようとする

生駒慎吾のキャラクターも素敵でした。

復讐劇のはずですが、そのわりに深い心理描写はされず、

淡々と物事を進めていく姿が魅力的でした。


こういう頭が切れて、冷静冷徹に、孤独に、

ひたすら目標に向かう悪人は大好きです!


・・・いや、悪人と簡単に言ってしまえるキャラじゃないですけど。


で、その慎吾が、一人きりで誘拐を達成する手段として

活用しているのがハイテクなのですが・・・。


正直、私にはさっぱりでした!

機械のことなんて全く分からんぜよ!!

理解する気もないぜよ!!


・・・そんな状態なので、色々と分かっていない部分があると

思います・・・。

ただ、この作品はかなり昔に書かれたもので、

まだパソコンやネットが一般的でない時代の物だと思うのですが、

今読んでみてもその技術の使い方に、何となく納得させられる

迫力がありました。

実現不可能と言われたりもしているようですが、

読んでいると出来そうな気になってきてしまいます。



とにかく。

細かいことは分かりませんが、

そのスピードとスリルに魅了されてしまえば、

最後まで一気に引っ張られてしまう作品だと思いました。






そして、ついでに。


◎「そして扉が閉ざされた」

そして扉が閉ざされた (講談社文庫)/岡嶋 二人
¥600
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えーっと・・・。

かーなーりー前に読んだので、内容が朧気です・・・。


確か・・・

四人の男女が目覚めたら、地下の核シェルターに

閉じ込められていた。

恐らく犯人は、四人の友達(?)の母だろう。

四人と泊まりに行った先で自殺した女性の。

しかし、母親は何故こんなことを。

もしかして娘が自殺だと思っていないのでは。


というように、最初から異様な状況で話がスタートし、

徐々に娘の殺害の真相が明らかになっていく展開だった

と思います。


その過程で閉じ込めた母親は一切姿を現さず、

ただ四人が情報を出し合い、推理を重ねることによって

少しずつ事件の全貌が見えてくる。


やはりこれも緊迫した状況と、

スリリングさに引き込まれた覚えがあります。


「閉じ込められた密室で、人間関係がこじれつつ

過去の醜さまで徐々に露呈されるって最高!!」


とか思ってたような・・・記憶があるようなないような。