最終回まで観終わった後の感想DEATH☆
※ネタバレします。要注意。
◎「黒執事Ⅱ」
- 黒執事 II 1 【完全生産限定版】 [DVD]/櫻井孝宏,水樹奈々
- ¥6,090
- Amazon.co.jp
いやー、良かった。
素晴らしいハッピーエンドだった。
アロイスはハンナによって愛を知り、
愛する者達と永遠の時の中へ。
ハッピーエンド。
良かったね、アロイス。
そして。
シエルは魂を喰われることなく、
セバスチャンは、永久に就職先を確保。
世間はどんなに厳しい不況でも、
決して職を失わない!
これぞ悪魔の執事!!
ハッピー・・・・・・
セバスチャン、ドンマイDEATH☆
あー。
何というか。
これを書いている今が最終回を観終わった直後なんですが、
ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか
どうもよく分かりません。
ハッピーのような、そうでもないような。
しかし、アンハッピーかというと救いもあるような。
どっちだろう。
とにかくはっきりしているのは、
セバスチャンにとっては
一期の初回以前からの努力が綺麗綺麗に水の泡
という最悪のエンドだったということだけです。
永遠に餌の下僕。
これって人間に例えると、
家畜や野菜を時間と手間をかけ、
「お願い、美味しく育ってー」とプライドを投げ出し
土下座すらしつつ丹精込めて育てたけれど、
いざ食べるという段になったら、
「実は永久にお前は食材の下僕だよ、ウケる」
と食材が言い出したということでしょ?
・・・まあ、ドンマイとしか。
セバスチャンそろそろ空腹で暴れ出したりしないのかな。
大丈夫かな。
いきなり
「キエー!!坊ちゃん、これは紅茶なんて入ってませんが、
入ってますよー!見える、至高の紅茶!!ふははは!!」
とか言って踊りだしたりしないかな。
セバスチャン、気を確かに!!
・・・などと、妄想でセバスチャンの心配をしてしまうほど、
セバスチャンにとってはバッドエンドでした。
シエルにとってはどうなんだろう?
もう死を覚悟した身だったからどうでもいいのかな・・・。
逆にアロイスにとってはとても救いのあるエンドで
良かったと思います。
しかし、最初っからハンナと契約しときゃよかったのに。
クロードは・・・・・・最後まで観終わると、
事態を掻き回しただけで特に何も成し遂げず、
最後の方は一人空回り気味に死んだ。
ぶっちゃけ今考えると、一人浮いた存在の気が
しなくもない。
そんな印象で・・・どさくさにハッピーに巻き込まれてたので、
まあ・・・ハッピーでいいんじゃん?
そんな適当なイメージでした。
・・・うーん・・・。
多分二期は、
ハッピーなアンハッピーエンド、
そんな話だったのだと思います。
状況的には最悪でも、心情的には幸せで救いも感じました。
たまにユーモアも混ぜつつのシリアスで、
一期の続きもちゃんと描いていて、
それなりに決着も着きました。
セバスチャンとシエルも死ぬことなく・・・
けれど、何だろう、このもやもやは。
最後まで観て、どこかですっきりしつつも、
また別のどこかでもやもやしています。
何故でしょう。
時間を置けば何となく腑に落ちるのかもしれません。
ま、時間をどれだけ置いても、
セバスチャンはシエルの執事(無報酬)ですけどね!
頑張れ!ボランティア執事!!