これからの予定を立て直すか否か・・・。


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※ネタバレします。要注意。


今回の終わりはこれでした。


「御木本・・・・・・・・・・・・・死す。」(帯の文句)


だから、何故、帯でネタバレをする!!


しかも、毎回結構大きいネタバレ。

「こうなることが前から分かってた展開でしょ?」と

言われればそうかもしれないとは思うけれど、

でも分かりきっていたとしても、この辺りは読み進めて

知りたいです。

他の人はそうじゃないのかな?

・・・まあ、帯を見て手に取りたくはなるかもしれないけど。

けどさ・・・。でもさ・・・。


それはさておき。


今回は一巻全部「ECO詐欺」の続きでした。

けど内容は、ほぼマフィアや詐欺師同士の抗争。

北京、上海、マカオ、台湾。

色々な都市を舞台に、「龍井集団」や「江湖老」「虎林幇」

などのマフィアが登場。

御木本を追ったり、共にビジネスをしようとしたり、匿ったり

様々に動きます。

そして御木本を追い詰める黒崎。

裏ではマフィアと桂木の微妙な関係があったりして、

両者の関係の改善に黒崎が利用され・・・・・

って、これ詐欺漫画じゃなかったっけ?(笑)


いや、詐欺っぽい所もありましたけどね。

少しは。

御木本の事業の中身に絡めてとか、

黒崎が御木本を追い詰める方法とか。

まあ・・・少しは(笑)


ところで黒崎君ですが。

今回、やっと御木本を追い詰めました。

日本で資金調達のための詐欺会社を潰し、

上海でトラブルを起こさせ、

マカオで取引を破談させ、

台湾でついに身一つにまで御木本を追い詰めた黒崎君。

非常にネチネチしております。

納豆も足元に及ばない粘着力。

スッポンも怖気づく吸着力。

喰いついたら離さない。

地獄の淵まで離さない。


そこまでして喰らいつき、自分の命すらかけて

ついに家族の敵を、死の間際まで追い込んだ黒崎君。

今こそ積年の恨みを晴らす時。


黒崎「いまなら思い出せるだろ、

    おれのことも親父のことも・・・・・・」


御木本に自分の痛みを少しでも分からせようとするのか、

語りかけた黒崎君。

しかし。


御木本「おまえがこんな手段で私を破滅させたのは、

     父親の無念を晴らすためではない」

    「貴様自身の私怨と、桂木のためだ!!」

  

黒崎「・・・・・・ちがう」

   「ちがう!」


御木本「日本に帰ったらよろしく言っておいてくれ」

    「いまのおまえの、父親に・・・・・・」


逆に精神を痛めつけられて終わりました。

おまけに人を「殺した」という事実も罪悪感も

これから背負っていかねばなりません。

ついでに御木本に「お前が俺を裏切った奴らを

葬ってくれるだろうから恐怖も後悔もない」と

何だか微妙に勝ち逃げような言い方をされました。


黒崎君、泣くな。



そんな巻でした。

とにかくエコと聞いたら詐欺を疑え、と。

そういうことですね!