最終話まで観終わった後の感想です。
※ネタバレします。要注意。
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手に余る兵器を作ってしまうと、
後が大変だ。
処理する人間の身にもなれ。
・・・という話・・・じゃあないですね。
色々と感想が書き辛いですけれど、
私は好きでした。この作品。
難しくデリケートな題材が、13話という短さで、
割と綺麗にまとまっていたような気がします。
平和な未来のために、新型爆弾を作り、
惨劇をみせつけようとする高千穂勲。
その思想に最初賛同し、後に反対する葛。
勲と葛を一貫して止めようとする葵。
勲の精神だけを引き継いで、人々に悲劇の幻影を
見せ、未来に希望を託す雪菜。
それぞれの考えと動きに色々と物思わされ、
最後は悲劇の予感と儚い希望を匂わせて終わる。
興味深い作品だったと思います。
ただ・・・キャラクターのエピソード?動き?が
若干・・・と思った所もあったようななかったような。
何が言いたいかっていうと、
結局、最後は皆どうなったんだよ!!?
ってことです。
葵と葛はどうなったんですか?
葵は生きてるんですか?
葛は何をしてるんですか?
預言者はどうなったんですか?
そして。
記憶喪失にされちゃった桜井さんは
どうしてるんですかー!!?
桜井さん。
あのタヌキ。
思想には大反対だけど、あまりのタヌキっぷりに
ドキドキさせてくれた桜井さん。
でも小者だった桜井さん。
そんでもって「どこだここ?」状態にさせられた桜井さん。
ああ、辛い。
結局タヌキは他人に化かされて終わったんだよ・・・!
とか、そんな瑣末なことはどうでもいいと言われれば
そうですねと思いますが。
あ、
後、葵と静音の馬鹿・・・ごほっ、意外と熱いカップルは
どうなったんでしょう。
葵「必ず戻る。今度こそ待っていてくれ」
静音「うん」
その後。
静音、自ら望んで記憶喪失に。
葵、「信用しろ」と言いつつ行方不明に。
どっちも約束守る気ないよね?
というアホアホカッポーはどうなったんでしょう!?
ちょっと気になります。
・・・まあ、そういうキャラクターのエピソードより、
人間のどうしようもなさについてひしひしと感じ、
それを楽しむ作品だったと思うので、いいんですけどね。
人間って結局自分に降りかからないと分からないよね
と、しみじみと頷けたので、いいんですけどね。
でも、ちょっと気になる・・・。
桜井さんのタヌキ・・・は今はキツネなんだろうか、
イタチなんだろうか・・・。
うん。
心底どうでもいいことだって分かってはいるよ・・・。